AtCoder (アットコーダー)
概要
日本発の
競技プログラミングのコンテストサービス
無料で利用できる。登録にはメールアドレスが必要
登録に最低限必要な設定は、ユーザID、ニックネーム、パスワード、メールアドレス。
国籍や誕生年なども任意に設定できる
主な特徴
- 開催日時が土日の21時からのことが多い
- 問題文は日本語で書かれている(最近のコンテストは英語の問題文も同時に用意されていることが多い)
- 公式による解説が存在している
- 問題は高いレーティングの人が作って応募したものから採用されるらしい(採用されたら作問の謝礼金も貰えるらしい)
登録方法やチュートリアルのページなど
※よくある質問やルールはコンテストページの下部にリンクがあり、コンテストごとに微妙に違ったりするので要チェック
※使用できる
プログラミング言語の種類やバージョン情報などは「よくある質問」や「ルール」のページに記載があったりする
公式解説
尚、解説PDFは各コンテストページに存在する
テストケースのデータ
レーティングシステム
競技プログラマーとしての強さを表すのがレーティング(rating)という数値である
AtCoderの場合はレーティングの値によって色や級段位が対応したりする
コンテストごとにコンテストの順位に基づいたパフォーマンス(そのコンテストのみでの強さ)の値が計算される
そのパフォーマンス値を参考にレーティングの増減の変化量が計算されるらしい
レーティングは0からスタートするので自分の強さを示すレーティング値になるまでは10回以上コンテストに参加しなければならない
(AtCoderに登録して始めたばかりのころは低いレーティング値になってしまうのはしばらくの我慢)
レーティングが変化するコンテストはratedコンテストと呼ばれ
基本的には公式コンテストのABC,ARC,AGCの3つのコンテストが該当する
(たまに企業コンテストでratedなコンテストがあったりする)
とても高いレーティングになると色を選べるらしい
コンテストの種類
AtCoder Beginner Contest 通称 ABC
プログラミング初心者から
競技プログラミング初心者までを対象としたratedコンテスト
(※ratingが1200未満の人のratngが変化する)
ARCと同時開催のときはどちらに出場するか選ぶ必要がある
過去問で練習するなら難易度設定が新方式になったABC042以降のがよいらしい
過去問のABC001~ABC041は旧AtCoderのコンテストで難易度設定が現在のものと多少違うので注意が必要
AtCoder Regular Contest 通称 ARC
競技プログラミング脱初心者から中級者までを対象としたratedコンテスト
(※ratingが2800未満の人のratngが変化する)
ABCと同時開催なのでどちらに出場するか選ぶ必要がある
過去問で練習するなら難易度設定が新方式になったARC058以降のがよいらしい
過去問のARC001~ARC057は旧AtCoderのコンテストで難易度設定が現在のものと多少違うので注意が必要
AtCoder Grand Contest 通称 AGC
practice contest
AtCoder Typical Contest 通称 ATC
AtCoder Typical DP Contest 通称 TDPC
chokudai contest / Chokudai SpeedRun Contest
AtCoder Language Test
JOIの過去問題の問題集
JOI(日本情報オリンピック)の過去問が掲載されてるらしい
企業主催のプログラミングコンテスト
色んな企業がAtCoderのコンテストシステムを利用してコンテストを開催する
賞金や賞品のあるコンテストが多い
予選と本戦が分かれれてるコンテストもあり、本戦進出者は会場へパソコン持込でやるやらしい
たまにratedなコンテストも存在する
企業コンテストの目的はだいたいが新卒学生の確保なのでヒッキーの我々にはあまり縁がない
例:
他にも Yahoo!JAPANやドワンゴなど色々な企業がコンテスト開催してる
野良コン
学生はAtCoderのコンテストシステムを無料で借りて独自のコンテストを開けるらしい
例:
AtCoder利用に便利な外部サービス
どれも個人がボランティアで提供してるサービス
AtCoder Problems
AtCoder Scores
AtCoder Virtual Contest
AtCoder Calculator
AtCoder Performances
AtCoder Rating Estimator
AtCoder利用に便利なツール
ローカルに自動でテストケースダウンロードしてくれるツールや
AtCoderのウェブサイトを加工して色々なデータを表示してくれるブラウザ拡張機能
などが存在するらしい
非公式API
AtCoderの公開情報を取得できる非公式の個人提供のWebAPI
(それぞれ許可をもらってから使ったほうがいいかもしれない)
AtCoderの歴史?
- 最初期は@wikiと同じ会社の@freaksによって@coderとして運営されていたらしい?
(imosさんがアルバイトでジャッジサーバーに関わっていたらしい?)
- その後、2012年にchokudaiさんらによってAtCoder社として別会社として正式に誕生したらしい
- 2016年7月半ばくらいにレーティングシステムが正式に導入され(?)、問題の難易度設定に点数ルールがついて、英語問題文対応もした
現在は6人でAtCoderは運営されてるらしい
社長にchokudaiさん、副社長にakenshoさん
社員に問題担当のrng_58さん、snukeさん、etc...(他2名は把握してません)
chokudaiさんrng_58さんsnukeさんの3人ともレッドコーダーで世界と戦える強さ
rng_58さんは世界一になったことも
役立ちそう(?)な情報リンク
※2017年以前の記事は旧AtCoderについての情報になるので最近のAtCoderの事情とはやや違うかもしれないです
最終更新:2018年01月24日 07:58