この項目は書きかけです。
また、これらは複数のCardWirthエンジンを扱いたい上級者向け情報を含んでいます。
一般プレイヤーの方は意識する必要はありません。

シナリオの挙動に関わるバグやマイナー仕様まとめ

ここにおけるバグと仕様は暗黒騎士の主観です。Reboot側との見解の相違により仕様の混乱を承知でこのような判断となっています。ご迷惑をおかけしますがご了承下さい。

Py Lite 5 Py 5(Reboot) 内容
上限値を超える
不正値の扱い
×認めない CWのデータ構造上は最大値10を超える数字を扱える。
バイナリ改造シナリオで使われたものに暫定対処。
AI仕様/
魔法無効化状態
○自動選択する △PCのみ自動選択しない CWの戦闘AI(自動選択)は
効果目標が魔法無効化状態かどうかを加味しない。
AI仕様/
召喚獣消去の有効判定
○付帯能力所持で有効 ×召喚獣でなければ無効 CWの戦闘AI(自動選択)は
実際には消去できない付帯能力であっても有効と判定してカードを使用する。Rebootでは召喚獣を所持していなければ無効と判定するため、状況によって発動しない召喚獣がある。
「カード交換」のすり替え △エネミーのみ アイテム一番目の名前が「カード交換」の場合、ラウンド開始時にアクションカード「カード交換」が配布されない。
セーブ再開時
背景更新
○行う ×行わない Rebootでは極力復元するとのこと。
この仕様差により表示が乱れるシナリオがクラシック形式・WSN形式で双方存在してしまっているため、PyLiteではクラシック形式では背景更新を行い、WSN形式の2以降では行わない。
効果音再生時の1フレームウェイト ○行う ×行わない CWでは効果音再生時に1フレームのウェイト入っている。Rebootでは連続で効果音を鳴らす場合、実質一度しか再生されないため、連続で効果音を再生する演出全般が正常に動作していない。
1.30
以前
規格外適性 × バイナリで規格外の値に指定することで、レベル・残り体力等を参照可能。1.50では非対応。PyLite5.1で概ね対応。
MPEG動画再生 1.50/NEXTでは再生非対応。
1.28
以降
貼り紙突入バグ × CTRL+左右やホイール(1.50)で貼り紙を移動すると
条件を満たさないシナリオに入れてしまう。
F9によるゴシップ等の残留 △オプション化 ×対応しない CWのF9では一部の情報が巻き戻らない。
これを利用したシナリオ(少数)と不具合が起こるシナリオ(多数)が双方存在するためオプション化。
AI仕様/
回復の重複
○絶対に選択されない △選択されにくくなる CW1.28以降の戦闘AIは自陣営で既に回復目標に選ばれた対象を
重複して選択しない。(回復召喚獣全般の挙動に大きく影響)
AI仕様/
中毒・麻痺緩和の重複
○絶対に選択されない × CW1.28以降の戦闘AIは自陣営で既に中毒・麻痺緩和の目標に
選ばれた対象を重複して選択しない。
(血清の法・解毒剤・コカの葉・ウンディーネ等の挙動に影響)
AI仕様/
精神・正常状態の重複
○絶対に選択されない × CW1.28以降の戦闘AIは自陣営で既に精神正常状態の目標に
選ばれた対象を重複して選択しない。
(葡萄酒・静心の法・フォウ等の挙動に影響)
AI仕様/
意識不明に対する
回復選択ボーナス
○最大体力 △17~最大体力 CWの計算式では最大体力が一桁の対象はほとんど回復対象にならない。
同名ファイルのすり替え △部分対応
一部効果音、Definn
△部分対応
一部効果音
CW1.28以降ではシナリオにDataフォルダのものと
同名の背景・効果音・MIDIを置くことですり替える事が出来る。
全滅0人帰還バグ ×正常にゲームオーバー パーティ全員を対象消去して敗北イベントで帰還させるとシナリオのNPCと荷物袋だけを帰還させることが可能。
1.50 キーコード所持分岐条件 ○※1 「アイテム」で「戦闘中の手札」も判定対象になる。
変数"="バグ × 変数名に「=」が含まれているとその変数はセーブされない(初期化)。
シナリオ中でセーブ&中断を行ったかが検知できる。※2
戦闘開始イベントバグ ×正常に遷移 アクションカードが不正にアイテムとして残る。
この状態でセーブするとセーブデータが正常にロード出来なくなり、有益な挙動ではないと思われるため対応しない。
同行キャストの再加入 ×初期化 1.50ではシナリオ中キャストを離脱→再加入させた時、状態が変わらない※3


仕様の再変更で現在ではReboot/LiteともにCW仕様と同一になっているもの
内容
1.28 キャラ情報ダイアログの規格外画像の表示位置 CWは左上寄せ。Reboot2.0以降の仕様では横に広い画像でもセンター表示できるが、CW仕様に合わせて作られた規格外サイズのテンプレート素材が逆にズレてしまうためLiteでは変更していなかった。
Rebootでは3.0以降オプション制に変更されたため、Lite3.0以降で仕様を合流。
AI仕様/
選択済みリスト
異なる陣営同士で回復が重複するかどうか。
CWでは味方/味方召喚獣/敵/敵召喚獣/同行キャスト/同行召喚獣
それぞれが別のリストを持つ。
Rebootでは区別せず、行動順が早い者から行動を決定していた。5.0で合流。
1.50 テキストセルでの特殊文字・変数固定タイミング Pyでは背景再構築コンテントで変数の変更がテキストに即時反映されるため、#tをテキスト入力欄として代替するシナリオ等で不具合が生じていた。3.0以降はクラシック形式に限り固定されるようになったが、この挙動差を利用しているWSN形式シナリオが既に存在しているため、WSN0-3では仕様として即時反映される。WSN4でシナリオ機能としてオプション化。

※1
RebootではWSN2でKC所持分岐条件「戦闘中の手札」を新設し、クラシックのシナリオと宿を読みこむ際に「全てorアイテム」の場合は自動で有効になるように仕様を上書きしています。このためにPyLiteで「1.50シナリオで入手した使用時イベントでキーコード所持分岐アイテムorすべてを使用しているカード」の挙動はReboot2.0以降に宿を移動した際には不正な挙動となる場合があります(実際に顕在化するケースは少ない)問題が生じた場合は、デバッグモードで更新/配布し直して下さい。
また、1.50/NEXT/PyLiteでは戦闘中にアイテムだけを判定するには、行動不能か手札消去状態にする必要があります。

1.50,NEXT 「スキル」「アイテム(戦闘手札含む)」「召喚獣」=「すべて」
PyReboot1 「スキル」「アイテム(戦闘手札含まない)」「召喚獣」=「すべて」
PyReboot2以降 「スキル」「アイテム(戦闘手札含まない)」「戦闘手札(アイテム含む)」「召喚獣」=「すべて」
PyLite 「スキル」「アイテム(戦闘手札含む)」「戦闘手札(アイテム含まない)」「召喚獣」=「すべて」

※2
但しこのバグを再現することによって、シナリオを中断またはセーブ後再開するとギミックの状態が初期化されてしまうシナリオも存在します。「セーブしないと進行しないシナリオ」と「セーブすると不具合がでるシナリオ」では前者を進行できるようにする方がプレイヤーには利益が大きいという判断でLiteではデフォルト挙動にしています。

※3
1.50以降、同行キャストはランダム選択分岐で選択状態にでき、クーポンの付与剥奪やカード配布、効果コンテントを使う事が可能です。
Pyと1.50とではキャストを連れ込んだ際の挙動が大きく異なります。
Py/PyLite 1.50/NEXT
シナリオ中の離脱→再加入 状態変化・クーポン変更維持 状態変化・クーポン変更初期化
連れ込み 変更維持(クーポン・所持手札) 初期化
初期体力 維持(基本体力+補正%として再計算) レベル変動で基本体力に初期化
初期称号の@EP 維持(4.0以降) 初期化
同行中の対象消去 対象消去は行われないが、
戦闘中は行動しなくなる(4.0時点)
正常に対象消去される(5.0以降)
対象消去は行われないが、
戦闘中行動しなくなる/ランダム選択不可(NEXTのみ)


PyLiteで再現を保留中の問題
  • 「デフォルト効果音のすり替え」のうち、クリック音とカード効果音を差し替えるシナリオ
  • 1.50以降「行動キャンセル」に効果が変更された「逃走配布モーション」を使用するバイナリ改変カード
  • 規格外適性の持続時間はCardWirth1.28では「手札に入った時点orロード時」だが、PyLiteでは「即時反映」
これらは将来的にCardWirth仕様に変更される場合があります。

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最終更新:2024年07月21日 09:59