マニュアル
特にインストールや(シナリオやスキン以外の)ファイル操作は必要ありません。
基本的にはRebootと同じなので細かい点は
攻略wikiを見て下さい。
遊び方(完全新規向け)
ざっくり言うとキャラクターを作って、好きなシナリオを遊ぶゲーム(+作成エディタ)です。
CardWirthはシナリオ追加型RPGなので、シナリオがないと始まりません。
別途
ダウンロードして、Scenarioフォルダに入れておいて下さい。
おすすめシナリオ集
初心者ガイド
ファイル操作が必要な場所
CardWirthPyLite
├─Data\Face\Common 顔画像(画像フォルダへのショートカットでも可)を入れる。D&Dでも可。
├─Data\Skin スキンを入れる。
├─Scenario シナリオ・シナリオフォルダへのショートカットを入れる。(設定で変更可能)
├─ScreenShot PrtScrキーで撮影したスクリーンショットが保存されます。
└─Yado ここにセーブデータが保存されます。
追加表示・キー操作
- 荷物袋/カード置き場の整列(ソート)は常時表示される。
- キャラクター情報ダイアログで種族があるスキンなら別のスキンで作った種族でも表示する。
- 宿・シナリオ・宿帳・アルバム・編集各ダイアログでDELETEキーでの削除が出来るように。
- 編集各ダイアログで称号などの項目の移動操作が可能。(CTRL+↑↓/HOME/END)
- シナリオ選択のツリー表示で右クリックに対応(5.1以降)
全般のショートカット |
ENTER ESCAPE/BACK |
決定・キャンセル |
CTRL+ENTER |
カード情報を見る |
SHIFT+ENTER |
戦闘開始(5.1以降) |
CTRL+SHIFT+ ESCAPE/BACK |
イベント中、ゲームの終了(5.1以降) |
DELETE |
宿/シナリオ選択・・・選択中の宿/シナリオを削除 宿帳/アルバム・・・選択中のキャラクターを削除 カード操作・・・選択しているカードをゴミ箱に送る 戦闘行動・・・「カード交換」を選択して閉じる(5.1以降) |
数字キー(5.1以降) |
メイン画面・・・1~6でキャラクター選択、9・0でメニューカード移動 カード操作・・・0~9でカード選択(0は10番目を選択) |
F1 |
各選択ダイアログの一覧表示モードを切替(5.1以降) |
F8 |
宿・・・スキン同梱テキストを開く シナリオ・・・シナリオ同梱テキストを開く 宿帳/冒険の再開・・・キャラクター情報を開く カード・・・カード情報ダイアログを開く(5.1以降) |
END |
最後にあるカードを選択して実行・閉じる(5.1以降) |
SHIFT+F9 |
優先的な緊急避難(5.0以降) |
CTRL+D |
ユーティリティモード切替(4.4以降) |
PgUp(4.0以降) PgDn(4.0以降) |
ページめくり テーブル・キャンプモード時、メニューカードの選択 |
宿帳ダイアログのショートカット |
CTRL+A |
拡張メニューを開く(5.1以降) |
CTRL+N |
キャラクターの新規作成 |
CTRL+R or X |
キャラクターの自動作成(5.1以降) |
シナリオ選択ダイアログのショートカット |
CTRL+C |
通常表示時、解説のコピー 一覧表示時、シナリオ名のコピー |
ALT+C(3.0以降) |
一覧表示時、シナリオリストのコピー |
CTRL+I |
シナリオのインストール |
CTRL+N |
新規フォルダを作成 |
CTRL+M |
シナリオ/フォルダの移動 |
CTRL+R |
シナリオ/フォルダの名前の変更 |
CTRL+Q(5.1以降) |
シナリオのCAB圧縮 |
DELETE CTRL+DELETE |
シナリオ/フォルダの削除 |
ENTER |
検索を実行(検索入力欄に文字がある時) |
BACK |
戻る(一つ上のフォルダへ) |
追加されたオプション
オプション名 |
デフォルト |
備考 |
カード名やタイトルを縁取りする |
有効 |
Pyではシナリオタイトル等の縁取りがオフに出来ないため |
CardWirth1.28由来のF9仕様を再現する |
無効 |
有効にするとゴシップと終了印がF9で残るようになる (利用シナリオが少数存在) |
CardWirth1.50の変数=バグを再現する |
有効 |
名前に「=」を含むステップ・フラグが 中断やセーブで保持されなくなる(利用シナリオが少数存在) |
ホイールでカード選択と選択肢の フォーカス移動を行う |
有効 |
メイン画面でのフォーカス移動の無効オプション ログ表示有効の場合はログ表示優先 |
ステータスバーに情報カードの所有枚数を表示 |
有効 |
情報カードを1枚でも所持しているときに表示される通知 |
荷物袋にあるカードのキャラクターごとの私有を許可 |
無効 |
パーソナルの有効化設定 |
基本的には、パーソナルやF9バグを使いたい時以外はデフォルト設定で問題ないと思います。
ゲームパッド(コントローラー)を使いたい
ライブラリの都合ですべてのパッドに対処するのは不可能と思われるため、
JoyToKeyなどのバインドツールを推奨しています。
キーボードショートカットをお好みで割り振ってください。
おすすめの割り当て例 (5.1以降) |
決定ボタン |
ENTER |
キャンセルボタン |
ESC or BACK |
選択ボタン |
SPACE/TAB |
L/Rボタン |
PgUp/PgDn |
L2/R2(LT/RT) |
SHIFT/CTRL |
十字キー |
方向キー |
フォント関係
項目名を若干変更・一部廃止(カード値札、スピン、スライダー、リスト)しているのでデフォルト設定を記載します。
項目 |
デフォルト |
サイズ |
備考 |
メッセージ |
[等幅明朝] |
22太 |
メイン画面のメッセージ。 |
選択肢 |
[UI用] |
14太 |
メッセージの選択肢。 |
カード名 |
[UI用] |
12太拡 |
メニューと各技能/アイテム/召喚カード名。 |
キャストカード名 |
[UI用] |
12太拡 |
PCと敵キャストのカード名。 |
キャストレベル |
[等幅明朝] |
33太斜 |
キャストカードのレベル。 |
カード残り回数 |
[等幅明朝] |
16太 |
アイテムや召喚獣の残り使用回数。 |
所持カード枚数 |
[UI用] |
18 |
カード移動時にPCの上に表示。 |
状態値 |
[等幅明朝] |
12太字 |
状態異常や召喚獣アイコンの上に表示される数値。 |
メッセージログ頁 |
[等幅明朝] |
24 |
右上に表示されるページ数。 |
ステータスパネル |
Times New Roman |
15太斜 |
Sp・Round表示 パーティ情報の所持金、レベル調整の数値。 |
ステータスボタン |
[可変幅ゴシック] |
12太 |
キャンプ・テーブル、戦闘開始・逃げるなど。 |
ボタン解説の表題 |
[UI用] |
12太 |
カーソルを合わせると表示される解説のタイトル。 |
ボタン解説 |
[UI用] |
12 |
カーソルを合わせると表示される解説。 |
撮影情報 |
[UI用] |
18太字 |
スクリーンショット情報。 |
貼紙タイトル |
[可変幅明朝] |
-太 |
宿選択・シナリオ/フォルダのタイトル。 |
貼紙の対象レベル |
[等幅明朝] |
-太斜 |
シナリオの対象レベル。 |
パネルタイトル1 |
[可変幅明朝] |
-太 |
キャラ情報の見出し、カード情報の見出し。 |
パネルタイトル2 |
[UI用] |
- |
新規登録DLGの解説、カード情報のシナリオ/作者名。 |
ダイアログテキスト1 |
[UI用] |
-太 |
確認DLG、パーティ情報。 |
ダイアログテキスト2 |
[UI用] |
- |
新規登録DLG「親となる冒険者が~」 |
英文タイトル1 |
Times New Roman |
-太字 |
各選択DLGの英数字、 所有カードCap枚数、荷物袋のページ数。 |
英文タイトル2 |
Lucida Handwriting |
-太斜 |
新規登録1P目タイトル、2P目father/mother。 |
登録タイトル |
[可変幅ゴシック] |
-太斜 |
新規登録DLGの血縁・素質・特性。 |
ダイアログリスト※ |
[等幅明朝] |
-太 |
宿の所属冒険者リスト シナリオの解説文/シナリオリスト。 |
名前入力欄※ |
[等幅明朝] |
- |
各種名前入力、宿帳のPC名。 |
データ解説文※ |
[等幅ゴシック] |
- |
カードの解説文、PCデザイン変更解説入力欄。 |
キャラクタ解説文※ |
[等幅明朝] |
-太 |
キャラ情報と宿帳の【history】クーポン名。 |
キャラクタ情報1 |
Times New Roman |
-太斜 |
キャラ情報のLevel(max)、EP。 |
キャラクタ情報2 |
[可変幅明朝] |
-太 |
キャラ情報の名前・年代・性別。 |
キャラクタ登録 |
Lucida Handwriting |
-太字 |
新規登録DLG 1P目タイトル以外、 PCデザイン変更DLG。 |
ボタン |
[可変幅ゴシック] |
-太 |
「閉じる」や「中止」等。 |
コンボボックス |
[UI用] |
- |
カードの送り先、ソート条件。 |
ツリー・リスト |
[等幅ゴシック] |
- |
張り紙の一覧表示、ブックマークリスト。 |
タブ |
[可変幅ゴシック] |
-太 |
キャラ情報のタブ。 |
メニュー |
[UI用] |
- |
ブックマークの編集メニュー。 |
青文字はCardWirthで指定されているフォントですが、「Lucida Handwriting」は現在のWindowsには同梱されていない(Windows98やオフィス200X系にプリインストールされていた)ため、インストールされていない場合はOSのフォント設定依存となります。
音響・サウンドフォント
1.50とMIDIファイルの音色が違う、同じにしたい
CardWirth 1.50に同梱されている「default.sf2」またはPy-Reboot付属の「005.6mg_Aspirin_Stereo_V1.2_Bank」を
設定>音響から指定すれば同じ音色になります。これらは同一のサウンドフォントで、
Sf2Midi.comで配布されていたものです。
複数のサウンドフォントがある場合、上にあるものが優先で有効になります。
必要のないフォントはチェックを外すか削除して下さい。
ユーティリティモード(PyLite4.4以降)
従来のCardWirthでは、デバグ専用宿とゲーム専用宿が完全に分離しており、ゲーム専用宿ではシナリオで問題が起きた場合に修正したり、称号操作を行うにはデバグ機能を一部だけ開放した、「ユーティリティモード」を使って操作します。
Py系エンジンではこれを「デバッグモード」として統合し、常に使用可能になっていますが、PyLiteではデバッグ機能はプレイヤーが極力触れなくていいようにすべきと考え、従来の制限した形への再分離を進めています。
ユーティリティモード
- 拠点の拡張メニューか、セーブ可能な状況下でCtrl+Dから切り替え可能
- シナリオ開始時・戦闘時には自動で解除される
- 一部のデバッグ操作を利用できる
- 拠点内とシナリオのキャンプ中、デバッガとゴミ箱を表示
- 設定に関係なく、プレミアカードの破棄が可能※売却は不可
- キャラクター情報ダイアログの経歴クリックでクーポン操作
- カード操作ダイアログのカード検索対象に「キーコード」を追加
- シナリオ選択ダイアログで「エディタで開く」ボタンを表示
デバッグモード(デバグ宿)
- すべてのデバッグ機能が利用できる
- キャラクターの簡易作成
- キャラクター情報で隠蔽クーポンを表示
- バトル中にデバッガを利用可能、エネミーが常時暴露状態
- 経験点に関係なく最大15までのレベル調節が可能(5.0以降)
- 拠点(宿)内に居る時、設定画面からのみ切替可能
- デバッグモードであるかどうかは拠点ごとに保存(システムゴシップ「@デバグモード」の所持で判断)
シナリオとスキン
シナリオ制作関連
以下の別ページを参照下さい。
CardWirthPyLite/CWXEditor-Classicについて
CardWirth 1.50仕様シナリオの制作情報
スキン関連
Py系エンジンでは"Data/Skin/"に「
スキン」を入れることで、設定画面からスキンを変更することが出来るようになります。
また、メイン画面にCardWirth 1.20/1.28/1.29/1.30/1.50や各バリアントエンジン、アレンジエンジンの実行ファイル(exe)をドラッグアンドドロップすることでスキンを自動生成することもできます。
PyLiteでは概ねPy-Rebootと同じものが使用・変換可能ですが、若干の仕様違いがあります。
FAQ
動作環境
PyLite 5.0時点推奨スペック |
CPU |
Intel Core i3以上/AMD Ryzen5以上 ※2倍描画を使う場合、第8世代以降 |
必要メモリ |
32bitOS+4GB (推奨 64bitOS+16GB以上) |
必要ディスク容量 |
500MB~ (推奨 SSD 500GB以上) |
なお、カードワースはGDI描画(ソフトウェアレンダリング)のため、
一般的なPCゲームで言われるビデオカード(GPU)の交換については、効果はほとんどありません。
(Py系も現状はSDL1のラッパPygame1系を使用しており、SDL2に移行できていません)
ソフトウェアレンダリングではCPUパワーとストレージ(SSD、HDD)の読み込み速度の影響が大きく、
特に画面拡大や高倍率描画設定で快適にプレイしたい場合は、
CPUはコア数よりもシングルコア性能重視(Ghzが高いもの、Intel優位)がいいです。
他のCardWirth関連エンジンとの互換性
CardWirth 120/1.28/1.29/1.30/1.50、バリアント/NEXT1.60の宿は使える? シナリオは遊べる?
他のPy系エンジンと同様にCW120/1.28/1.29/1.30/1.50/バリアントの宿・シナリオに対応しています。
バグ挙動の再現などにより、PyLiteのみで動作する1.28-1.50仕様のシナリオが少数存在します。
「CardWirthNext1.60」については、現状シナリオの貼り紙選択での表示・移動・削除(PyLite4.0以降・
プレイは不可)と
エディタでの
無圧縮NEXT形式シナリオの読み込み(CWXEditor7以降の機能)、
エンジンのスキン化のみ可能です。宿は認識されません。
Py-Rebootのスキン・宿は使える? Py専用(WSN0~5)シナリオは遊べる?
使えます・遊べますが、以下の注意点があります。
スキン
- フォントのデフォルト設定が異なるため、フォントを変更しているスキンでは若干不整合が出る場合がある。
- カード操作ダイアログの大きさが異なるため、Rebootの独自規格にきっちり合わせたPAD.bmpを使用するスキンでは表示がズレる場合がある。
- シナリオ選択ダイアログのフォルダ表示のレイアウトが異なるため、Rebootの独自規格にきっちり合わせたFOLDER.bmpを使用するスキンでは表示がズレる場合がある。
シナリオ
- キーコード所持分岐の仕様が異なる(戦闘中の手札)ため、WSNシナリオ内およびWSNシナリオから持ち出した使用時イベントでキーコード所持分岐[アイテム][戦闘中の手札]を別々に使っているカードは戦闘中、判定結果が食い違う可能性がある。
- CardWirth1.28以降の戦闘行動の自動選択/召喚獣AIを一部Py-Reboot側が再現していないため、若干ながら戦闘バランスが異なる。主に問題となるのは、回復系モーションを持つ召喚獣カードの挙動。CardWirth1.28以降とPyLiteでは水精ウンディーネや光精フォウが同一対象に重複して発動しないが、Py-Rebootでは全て発動する。
他のエンジンにある私物機能:パーソナル(Py-Reboot)/バックパック(NEXT)は使える?
デフォルトでは無効になっていますが、パーソナルは使用出来ます。(4.4以降)
設定>「荷物袋にあるカードのキャラクターごとの私有を許可」を有効にして下さい。
仕様はPy-Rebootのものと同一です。5.1以降、レベル調節中も所有数が減らなくなりました。
Py(Reboot)と使い分ける価値は?
PyLiteでは、CardWirthのバグやマイナーな仕様も再現しているため、
一応、Py-Rebootで動かないシナリオも本来の仕様で遊べるというメリットは存在しますが、
戦闘バランスへの影響を除けば、現状確認している範囲で20数本程度という軽微な違いなので、
ほとんどのユーザーにとっては、使い分けるまでするほどではないかと思います。
PyLiteはCardWith 1.20/1.28に長年触れてきたユーザーにとっての互換性・再現性・忠実性を重視しています。
しかし、その定義や許容範囲は、人によってばらばらです。
新規にCardWirthを始める人からすれば、全くどうでもいい違いにも映るでしょう。
PyRebootをメインで使えているなら、PyLiteを選ぶ必要はありません。
ブラウザのような感じで、好みで判断して下さい。
変更点の詳細は
こちら。
問題・不具合
Windows10で実行がブロックされる
「詳細情報」>「実行」をクリックして下さい。
実行者が少ないアプリは自動でブロックされる(理不尽な……)仕様のようです。
フリーソフトではよくあるようで、アプリ側では打つ手がありません。
トロイの木馬やマルウェア判定をされることもあるようです。当然ながらそんなものは入っていません。
PyLite 5.1以降、バンドルするファイル数を減らした
対策版を用意していますが、全般的な解決にはならなそうです。
CardWirthPyLiteはオープンソースなので自分でビルドすることもできますが、
プログラムの開発環境を導入するのは、一般的なWindowsユーザーにとっては非常に敷居が高いものと予想されます。
そして開発環境を整えられるエキスパートユーザーなら多分この問題で不安になることはなさそうです。
正常に終了出来ない(BGMが再生され続ける等)
タスクバーの右クリックメニューからタスクマネージャーを開き、
「詳細」から「CardWirthPyLite.exe」を探して終了させて下さい。
タスクマネージャーは以下のショートカットキーでも起動可能です。
[Ctrl]+[Shift]+[Esc]キー
[Ctrl]+[Alt]+[Del]キー
[Windows]+[X]キー
突然強制終了してしまう、フリーズする
Py系エンジンは、動的な一時データを大量に読み書きしているため、Windows標準の「エクスプローラー」やウイルス対策系ソフトにファイルの権限を横取りされたり、書き込みを抑止されるのにめっぽう弱いです。ウイルス対策ソフトの設定で、フォルダを丸ごと除外してもらえると改善することもあるようです。
トラブルが出そうなケース
- ユーザーアカウント制御(UAC)関連
- ウイルス対策ソフトがCardWirthPyLite\Data\Tempを監視・ブロック・勝手にファイルを削除する
- CドライブのProgram Files、Program Dataのような特殊なディレクトリに置いている
- ユーザーが権限を持たないドライブでの実行(プロパティのセキュリティでアクセス許可があるか確認)
また、「2倍描画」設定を選ぶとかなり高スペックなPCでないと動作が不安定になると思います。今時のディスプレイだとCardWirthを原寸解像度で遊ぶのはかなり厳しいので、拡大は大きな売りでもあるのですが、現状トレードオフです。
開発者の環境でも低頻度ながらクラッシュするときはしてしまうので、安定させたいのですが、今現在も満足いくレベルには至っていません。もしエラーログが出ていたら送っていただけると助かります。
「パーティを読み込めませんでした。データが破損している可能性があります。」と表示される(5.0以降)
以前は問答無用でハングアップしていたのですが、通知して読み込まないように対処しています。
不正なパーティデータは通常作られることはありません。以下のパターンが想定されます。
- yadoフォルダのサブフォルダやキャラクターのXMLを操作してしまった
- ウイルス対策ソフトが勝手にキャラクターのXMLデータを移動/削除してしまった
- データをインストールしているストレージ(SSD/HDD/USBメモリ等)が壊れかけている(重大)
1.の場合は、元に戻せば正常にロードできるはずです。
2.はウイルス対策ソフトの設定を確認してみてください。
3.は手遅れになる前に別のストレージに移すことをオススメします。
なおどうしても諦めきれないパーティデータがある場合、開発者に送っていただければ読み込める形に修正してお返しすることは可能です。(目当てのデータが丸々無くなっているケースには対応できません)
データは見られたくないが、助言が欲しいという場合も気軽にお問い合わせください。
正常に動作しないシナリオがある
他のエンジンでは正常に動作するシナリオがPyLiteで正常に動作しない場合、
それは未対応のNEXT形式であるか、PyLite側の不具合/バグです。
readmeなどの付属テキストに対応エンジンとしてPyLiteが記載されていなければ、
シナリオ作者の方には無関係ですので、問い合わせ等しないようお願いいたします。
可能であれば、エンジン開発者側に報告して頂けると助かります。動作するよう善処します。
貼り紙に表示されないアーカイブ(ZIP等の圧縮ファイル)がある
ZIPの圧縮フォーマットにはいくつかあり、Python2の標準ライブラリでは
BZIP2、LZMA(7-ZIP)、DEFLATE64(これは3でも)をサポートしていないので展開に失敗します。
一度他の展開用ツールで解凍して通常フォーマット(無圧縮かDEFLATED)で再圧縮してみて下さい。
また、ZIPで更に圧縮されたWSNシナリオなど、多重に圧縮されているものも上手く読み込めません。
一つのアーカイブに複数のシナリオが入っている場合は、先頭のものが認識され残りは無視されます。
レベルアップ条件を満たしているのにレベルアップしないんだけど……。
デバッグモードを解除してください。
PyRebootでは任意のオプションになっていますが、
PyLiteでは設定にかかわらずデバッグモードではレベルアップできません。
CardWirthのデバグ宿ではレベルアップしないため、意図的にそうしています。
スキンやデバッグモードへの切り替えができない
PyLite3.0以降は、トレード・解散・ゲームオーバー中はスキンやデバッグモードの変更が出来なくなりました。
PyLite5.0以降は、Ctrl+Dの動作を「ユーティリティモード」に変更しています。
CardWirthのユーティリティモードはセーブ可能な状況下でしか開けないので、それに倣う変更です。
二倍/四倍描画ができない
低解像度環境で2倍描画すると稀にクラッシュするバグを確認しているため、
2.0倍以上に拡大できない(すると画面からはみ出す)解像度では1倍固定にしています。
利便性のためPyLite2.3以降変更できるようにしました。クラッシュするバグは依然として残っているのでご注意下さい。四倍解像度については高解像度環境下でないと利用できません。
シナリオ選択しているとき、フォルダを表示するのが重い
フォルダ内に未対応形式のZIPなどのアーカイブ(画面にD&Dして表示されないもの)があると
毎回中身を確認しにいくため、時間が掛かることがわかっています。(4以前はNEXT形式も該当)
可能なら展開したり、フォルダを分けることをお勧めします。
また、cabファイルは、Windows側のコマンドオプション
expandで展開しているため、zipに比べると低速になります。
cabには他のCardWirthエンジンで読み込めるという利点もありますが、
Py系エンジンのみを使っている場合はすべてzipにするのがお勧めです。
バグ報告・要望
コチラにどうぞ。アカウント取得を迫られますが、実際には不要でパラメータは適当でOKです。
特にバグは極力減らしたいので、些細なものでも報告していただけると助かります。
あると助かる情報:
- 問題が起こった時の状態または再現手順
- エンジンのVer
- 使用OS(Windows10-64bitなど)
- CardWirthPyLite.exe.log(出力されている場合)
ここに書いたり、X等で開発者に教えて頂く形でも構いません。
メールは普段チェックしていないため、急事はそれ以外推奨です。
- test -- test (2019-08-27 08:21:53)
最終更新:2024年07月29日 15:08