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**&color(red){1976.03.31:日本,東京,日本武道館} **&color(green){<セットリスト>} ① Introduction / Bohemian Rhapsody (Opera Part) / Ogre Battle ② Sweet Lady ③ White Queen (As It Begin) ④ Flick Of The Wrist / Brighton Rock (Ending) ⑤ Medley   ;Bohemian Rhapsody(Ballad Part)   ;Killer Queen   ;The March Of The Black Queen   ;Bohemian Rhapsody(Finale)   ;Bring Back That Leroy Brown ⑥ Brighton Rock / Guitar Solo (Inc. さくら さくら)/ Son & Daughter (Ending) ⑦ The Prophet’s Song (Inc. Death On Two Legs) / Stone Cold Crazy ⑧ Doing All Right ⑨ Lazing On A Sunday Afternoon ⑩ Keep Yourself Alive ⑪ Seven Seas Of Rhye ⑫ Liar ⑬ In The Lap Of The Gods . . . Revisited ⑭ Now I’m Here ⑮ Big Spender / Jailhouse Rock (Inc. Shake Rattle & Roll) ⑯ See What A Fool I’ve Been ⑰ God Save The Queen **&color(green){<マテリアル情報>} 1.音源:AUD録音 2.音質:(^^)/ (少々、音像が遠いが、会場の雰囲気をよく捉えている。) 3.収録:完全収録 **&color(green){<レビュー>} 今回のレビュー対象となるのは、3月31日日本武道館での公演である。 この公演を収録した音源には、ライヴをほぼ完全収録したハンドメイドっぽい雰囲気の「Royal Opera Comes To Japan」というタイトルのブートレグに加え、ライヴを部分的に収録したInvite You To A Night At The Budo Kan」というブートレグが以前より流通していたが、近年になってマスターテープからのコピーとの触れ込みの「Operatic Ecstasy」なるブートレグも登場している。 もっとも、そのブートレグは⑪のイントロがフェード・インとなっていて、ネット上において、欠落部分を補う音源が一度アップされている。 今回、レビュー対象としているのは、ベースに「Operatic Ecstasy」を用い、欠落部分をネットにアップされた音源で補って私が自分で作成した音源である。 音質に関して触れておくと、少々ステージからは遠い所で録音されたのか、少し音像が遠いが、なかなかクリアな音で会場の雰囲気をよく捉えているように思う。 また、どちらかというとドラムの音がはっきり聞こえるので、ロジャーのドラム・プレイを聴きたい人にはいいかもしれない。 さて、前回大阪昼夜2回公演を経て東京に戻ってきたQueenだが、当初は3月30日、31日が予定されていたという。 しかしながら、さすがに昼夜2回公演をやったその日に東京に戻り、翌日・翌々日に公演では体が保たないと思ったのか、3月31日・4月1日に公演日程が改められた。 この1日の休みが良かったのか、この日のフレディはライヴ序盤から好調である。 前回大阪公演夜の部後半で、復調の兆しが見えたフレディだったが、ここにきてようやく本来の調子を取り戻したパフォーマンスを聴くことが出来る ①のBohemian Rhapsodyをほぼオリジナルのキーで歌いきっているし、Ogre Battleにしても緩急自在で勢いに溢れたすばらしいパフォーマンスを披露している。 ②でも英国ツアーや北米ツアーのようなハイトーンを使った歌い方が復活。 間奏部分でもアドリヴを挿入していて、ご機嫌ぶりがよく分かる。 ③の前には、「ワタシタチハ、トーキョーニマタキテ、トテモシアワセデス」というMCが登場。 その③だが、この音源では適度に会場のエコーも拾っているおかげで、途中のギター・ソロで、レッド・スペシャルの美しい音色が会場中に木霊していく様子が聞き取れて、非常に幻想的である。 ③が終わると、今度はブライアンが「アリガト(ウ)ゴザイマシタ」とMC。 フレディが⑤の前にMCをしていると、会場から「Queen」だとか「ブライア~ン」といった歓声があがるので、フレディが「ListenListen」と会場をなだめるようにMCをする場面も。 ちなみに、そんなフレディの様子を見た女性の「かわいい~」などというコメントも聞こえる。 で、その⑤だが、この日はBohemian Rhapsodyもほとんどキーを下げることなく歌っているし、Killer Queenも安定したパフォーマンス。 この曲でのジョンのトライアングル・パフォーマンスでは、会場から一瞬大きな歓声が起きている。 ⑥のBrighton Rockは心なしかスピードが少しゆっくりめではあるが、一音一音丁寧に演奏しているように聞こえ、非常に好感の持てるテイクになっている。 この日のGuitar Soloには再び“さくら さくら”が登場。 会場からは、「キャー」とか「ブライア~ン」といった歓声が起きている。 さらに、この日はGuitar SoloにFr re Jacquesも登場している。 Guitar Solo終了を告げるロジャーのドラム乱れ打ちが入ると会場からは「ロジャ~」という歓声が。 ⑦の前には、フレディが「ドウゾ、オキキクダサイ」と日本語MCを入れている。 この日は、復調していることもあってか冒頭からハイトーンを駆使しているし、一人多重アカペラ部分でDeath On Two Legsの一節が登場し、かなり完成度の高いテイクになっていると思う。 なお、この日もこの⑦の終了後にフレディの「カンパイ」MCが登場している。 ⑨では、冒頭のピアノ・イントロでまたもやフレディが蹴躓いている・・・ もしかして、ドツボにはまっている? そして、間髪入れず⑩が始まる。 この時期、この曲の中間部ドラム・ソロは初期の頃と比べかなり長くなっているのだが、この日は会場からの「ロジャー」コールに後押しされたのか、いつもよりも長めになっている。 ⑩の後に、少なくとも音源で確認できる限り、1月30日Boston公演以来となる⑪が演奏されている。 重厚かつハードな演奏をバックに、フレディのドスを効かせた声とハイトーンとを巧に使いわけたヴォーカルが縦横無尽に暴れまくる(コーラスではロジャーの高音シャウトも大活躍している)この日のテイクはかなり完成度が高く、この曲を偏愛している私にとってもお気に入りのライヴ・テイクの一つであり、有終の美を飾ったとも言えるテイクになっている。 有終の美という言葉を使ったように、残念なことにこの曲をフル演奏している公演は、音源で確認できる限りこの日が最後となっており、THE WORKSツアーのウォーム・アップ・ギグである1984年8月24日Brussels公演にて、Medleyの一部として復活するまではセットリストから落ちてしまうことになる。 ⑫では、中間部の「Liar~」を連呼する部分で、会場から自然に「Liar~」というコーラスがわき上がっているのが確認できる。 もちろん、「All Day Long」でも同様で、会場と一体になった熱演だ。 メイン・セットの締め、⑬ではさすがにここまでの熱演が堪えたのか、高いキーは出さず、ハイトーンもあまり披露していないが、全体を通して聴けば、破綻もなく最後まで歌いきっているので、下手に無理をするよりも・・・とフレディが判断したのかもしれない。 レビュー対象としている音源は⑬終了から⑭開始までのアンコール・コールを完全収録しているのだが、会場からは拍手や「アンコ~ル」という声以外にも、メンバーの名前を叫ぶ声やホイッスルの音などが聞こえる。 当然ながら、⑭が始まると大歓声である。 その⑭だがこの日もファースト・ヴァースからヴォーカル・ディレイがかかっている。 ⑭終了後のアンコール・コールはさらに激しく、メンバー登場の瞬間、この日最大の歓声が起きている。 ⑮のBig Spenderだが、どうもブライアンのギターにトラブルがあったのか、なかなかギターが入れず、ドラム・ソロがいつもより長めになっている。 この日のJailhouse Rockは、フレディの声にも勢いがあって、コール&レスポンスもいつもより長め。 で、このコール&レスポンスの後、一瞬Shake Rattle & Rollが登場。 また、他にもフレディによる完全なアドリヴなのか別の曲を挿入しているのか判別できない部分が多々ある。 これまでの日本公演ではここまででライヴ終了となっていたのだが、この日はさらにとどめに⑯が演奏されている。 非常に情熱的なギター・ソロを挟み、熱演を繰り広げた後、曲が終わると、「Thank you ! God Bless You ! Sweet Dreams ! Sayonara !」というフレディのMCでこの日のライヴは終了。 最後の⑰は、最後の音が鳴り終わると同時にフェイド・アウトとなっている。

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