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1976.01.30:USA,Boston,Music Hall

<セットリスト>

① Introduction / Bohemian Rhapsody (Opera Part) / Ogre Battle
② Sweet Lady
③ White Queen (As It Begin)
④ Flick Of The Wrist / Brighton Rock (Ending)
⑤ Medley
  ;Bohemian Rhapsody(Ballad Part)
  ;Killer Queen
  ;The March Of The Black Queen
  ;Bring Back That Leroy Brown
⑥ Brighton Rock / Guitar Solo (Inc. Fr re Jacques ?) / Son & Daughter (Ending)
⑦ The Prophet’s Song (Inc. Death On Two Legs) / Stone Cold Crazy
⑧ Doing All Right
⑨ Lazing On A Sunday Afternoon
⑩ Keep Yourself Alive
⑪ Seven Seas Of Rhye
⑫ Liar
⑬ In The Lap Of The Gods . . . Revisited
⑭ Now I’m Here
⑮ Big Spender / Jailhouse Rock (Inc. Shake Rattle&Roll, Stupid Cupid, Be Bop A Lula)
⑮ God Save The Queen

<マテリアル情報>

1.音源:AUD録音
2.音質:(^^)/ (非常にクリアな音で、この時代にこのような音で録音できたことはかなり驚き)
3.収録:完全収録

<レビュー>

今回のレビュー対象は、Night At The Opera Tourの北米ツアー3公演目にあたるBoston公演である。

ちなみに、Bostonでは前日にもライヴが行われている。

この音源は、Dan Lampinskiなる凄腕録音者により録音されたもので、時代を考えればありえないくらいの高音質である

この人物、数多くの70年代Rockコンサートを録音しており、ネット上でその膨大な量のアーカイヴを提供している。

さて演奏に関してだが、Hammersmith Odeonでのライヴより一ヶ月以上が経過し、インフルエンザもすっかり回復したのか、冒頭からフレディは好調である

①のOgre Battleでは、いきなりハイトーンを披露。

②でも、重厚な楽器隊の演奏をバックに、実に気持ちよさそうに歌っている

⑤のMedleyのBohemian Rhapsodyはオリジナルのキーに届かない箇所もあるが、かなり丁寧に柔らかく歌っている。

ブライアンのギター・ソロもミス無く、非常に感動的

Killer Queenでは、録音のおかげでジョンの鳴らすトライアングルがはっきり聞こえる。

⑥のBrighton Rockでは冒頭で一瞬、ブライアンがミスプレイをしているがすぐに立ち直っている。

また、この日のGuitar Soloにはフランス民謡のFr re Jacquesっぽい旋律が登場している。

なお、⑥のSon&Daughterの最後の音が鳴り終わった瞬間、録音が一度途切れている

録音は⑦が始まる直前から再開されているが、前半よりもさらに音質が向上しており、フレディの声に適度なエコーがかかっているおかげで、Night At The Opera Tourの目玉の一つ、⑦でフレディによる一人多重アカペラが会場中に木霊している様子が分かり、とても幻想的な出来になっている。

ライヴにおけるこの曲のベストテイクといってもいいかもしれない。

この日も、Death On Two Legsの一節が一人多重アカペラ中に登場している。

The Prophet’s SongからStone Cold Crazyへ橋渡し的なインプロ部分では、印象的なギターのフレーズのバックで、控えめではあるがベースによると思われる伴奏も聴ける。

Stone Cold Crazyでは、会場中にエコーしているフレディの声に次のヴァースが重なっていることが聞き取れて、いかにこの曲におけるフレディのヴォーカルが速いか分かる

⑦の後、フレディによるリクエストタイムが。

会場の返答は、「Liar」。

でも演奏されたのは、⑧(笑)

そして、この音源を入手した際、最も衝撃を受けたのが⑨

この曲、他に流出している北米ツアー音源では、一切演奏していることが確認できず、私も日本公演で初めてセットに加わったと思っていたのだが、なんとこの日に演奏しているではないか。

アレンジも日本公演のものと変わらない。

この後のNew York公演やMilwaukee公演では、なぜ演奏されていないのだろう。

ひょっとして、北米では受けがあまり良くなかった?

それとも、録音がされなかっただけ?

⑩では、少なくともここまでレビューをしてきた音源では、この日以外では聴いたことがないような、ギターによるインプロをやっている。

これも、もしかしてレアな展開?

で、さらにこの音源の衝撃は続く。

北米ツアーではこの日以外演奏されたことが確認できていない (もっとも、流出している音源自体、非常に少ないが・・・)⑪が登場。

曲冒頭、フレディが一瞬妙な歌い廻しをするので、不安になるがすぐに通常の歌い廻しに戻っている。

英国ツアーでの同曲のアレンジより弱冠スピードが落ちているが、その分重厚さは増している。

⑫では、冒頭ギターにミスプレイが・・・

心なしか、フレディのヴォーカルも疲れ気味?

メイン・セットの締め、⑬では、フレディが声をかすれさせたり、時には声を張り上げ、感動的に歌いあげる

アンコールの⑭では、英国ツアーでのアレンジと異なり、しっかり最初のヴァースからヴォーカルディレイが付いている。

そして、この日のフィナーレは⑮。

この日は、途中にShake Rattle&Roll、Stupid Cupid、Be Bop A Lulaを挿入したパターン。

これらの曲を挿入する直前、フレディがオーディエンスとコール&レスポンスをやろうとするも、なかなかオーディエンスが反応せず、フレディがじれったそうにしている。

ただ、手拍子なんかはひっきりなしに聞こえるので、ノリが悪いというわけでもないようである。

この辺りは土地柄か?
最終更新:2011年04月16日 00:49