銚子電気鉄道 デキ3

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銚子電気鉄道 デキ3 - (2020/09/11 (金) 19:59:04) の編集履歴(バックアップ)


デキ3 (銚子電気鉄道デキ3形電気機関車) 
 千葉県銚子市新生町2丁目297 銚子電気鉄道仲ノ町車庫(MAP



写真提供 刑事長:撮影 2016/11/03(注1)
最新の情報提供 水野 葉:情報更新 2020/09/11


 

現在の状況 動態保存(注2)車庫内に留置されており、車庫の見学には仲ノ町駅入場券(150円)の購入が必要(なお状況により、見学ができないこともある)
管理者 銚子電気鉄道
協力募集 銚子電鉄サポータークラブ「銚電倶楽部」の年会費(1口1800円)を、デキ3走行プロジェクトにファンドとして積み立てることができる。(いくつかのプロジェクトのうちの1つ)

(注1)撮影画像は昨年10月~11月、市川市の千葉県立現代産業科学館の企画展示に貸し出された時のもの。現在は集電装置、前照灯を外された状態(展示から返却移送されたままの状態だと思われる)で車庫の側線に留置

(注2)車籍あり、なお法定検査を受けていないため、本線上での運転は不可 

備考:ドイツ・アルゲマイネ社(AEG)製造。1922年製造で、山口県・沖ノ山炭鉱株式会社(現:宇部興産株式会社)が私設線として保有した沖ノ山炭鉱の専用線で使われた。在籍時の車番は不明。沖ノ山炭鉱の専用線では、沖ノ山新鉱駅から沖ノ山旧鉱駅(後に宇部港駅に改称)まで船積みされる石炭の輸送に使われた。1930年に専用線が宇部電気鉄道に引き継がれ、1941年にデキ3として銚子電鉄に移籍するまでの間の経緯は資料上では不明であるが、宇部電気鉄道が貨物輸送用に保有した電気機関車、デキ1形(ドイツ・アルゲマイネ社(AEG)製造)、デキ11形(日本鉄道自動車工業製造/後の上田交通ED25 1、長野県上田市工業百年公園で静体保存より小型・非力であり、かつ、ブレーキ管を装備していない為、宇部電気鉄道が開業させた新沖山駅~沖ノ山旧鉱駅では運用につかず、旧専用線区間のみ走行したと考えられる。

銚子電鉄ではヤマサ醤油(工場が仲ノ町駅周辺に立地)への原料(主に塩)の輸送に使われ、1984年の貨物輸送廃止に伴い営業運転からは撤退。車籍を残し、社内の有志による点検整備を受けつつ現在に至る。

なお現在に至るまでたびたび塗装が変わっているが、現在の塗装は市川での展示に際し、「黒色塗装」にしようとしたが諸般の事情により間に合わず「下塗り」状態で貸出するに至ったためのものと言われている。

 

デキ3の輸入時に関する記述あり(http://steam.fan.coocan.jp/haisen/riku5.htm