写真提供 水野 葉:撮影 2017年12月28日
最新の情報提供 水野 葉:情報更新 2020年10月15日
※写真右がDF50 1、左は0系新幹線電車「21-141」
現在の状況 | 車籍を有する動態保存機であるが、実質的には静体保存。運転室への立ち入り可、エンジンルームへの立ち入り可能日もあり。 |
管理者 |
日本ナショナルトラスト(管理運営は同財団から西条市へ委託)、JR四国 |
協力募集 | 日本ナショナルトラストが寄付を受け付けているが、管理運営は西条市、車籍はJR四国にある為、DF50 1の維持に当てられるかは不明。 |
備考:
昭和58年「準鉄道記念物」指定(ディーゼル機関車としては唯一)
新三菱重工三原製作所製造
昭和32年製造
国鉄初の量産型ディーゼル機関車のトップナンバー。当時は液体変速機(自動車でいうAT車)の技術が未熟であった為、ディーゼルエンジンによる発電でモーターを駆動させて走行する電気式が採用された。なお、その後液体変速機の技術が確立した為、DF200形が登場するまで、日本で電気式ディーゼル機関車は採用されなかった。
蒸気機関車を置き換える国鉄の計画、動力近代化計画(無煙化)の為作られた車両であり、全国に先駆けて、四国で動力近代化を推し進めた立役者でもある。(投入当時はSLブームではなかった。四国の現役時代の蒸気機関車写真現存数が少ないのはこの為)
DF50
1は落成後、高知機関区に配属され、数回の転属の後、最終配属も高知機関区という四国に縁のある機関車であり、昭和58年に「さよならDF50土佐路号」を牽引して現役を引退した。その後はJR化後、車籍が復活したものの本線走行の機会は無く、多度津工場内で展示運転を行うのみであったが、平成19年からは現在地で保存されている。
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