写真提供 刑事長:撮影 2022/02/26
最新の情報提供 刑事長:情報更新 2022/09/27
現在の状況 |
静態保存(車体移動機によって時折移動している模様) 専用線上に留置の際は外観のみ(稀に東芝府中事業所内で一般公開される場合がある) |
管理者 | 東芝インフラシステムズ株式会社 |
協力募集 | 東芝府中事業所で従業員・周辺住民向けイベントが行われることがある |
備考:撮影時はJR北府中駅に繋がる東芝府中事業所専用線上に移動・留置されており、東芝およびJRの敷地外より撮影しております
伊那電気鉄道(JR飯田線の一部)が、架線電圧昇圧および地方鉄道法規格変更に伴い新製した電機機関車うちの1両、デキ1形デキ3として製造、1923年芝浦製作所・石川島造船所製。1943年に戦時買収によって他3私鉄と共に戦時国有化され鉄道省(国鉄)所属となり、1952年に称号改正でED31形のED31 3に。1955年に廃車となり、近江鉄道に譲渡(形式・機番変わらず)され、貨物列車の牽引・入換に使用。貨物列車廃止後も工事列車やイベント列車けん引で使用されたが、2011年、機関車操縦免許保持者の定年退職、ATSの設置困難等の事由により廃車され、彦根工場(近江鉄道ミュージアム)で静態保存展示。2018年、ミュージアムの老朽化に伴う閉鎖で解体撤去の話が浮上するも、芝浦製作所の後身、東芝インフラシステムズ株式会社が引き取り・保存することとなり、2020年に移送。
なお近江鉄道まで一緒だった僚車ED31 4は滋賀県東近江市にて静態保存され、国鉄時代の1957年に廃車された僚機ED31 6は、上信電鉄に譲渡され箱型車体に大改造、現在も車籍を残している(但しATS等の兼ね合いで長年休車状態)