正式名称「身体強化人間生産計画」。BJの様な外付けの機器に頼らず、純粋に「ヒト」としての限界を超える
次世代型人類を生み出す為のプロジェクト。主任研究員は
強襲部隊専属医師のエレン・ユピテル博士。
被験体が何故か悪魔に所縁のある名を持つ事と、悪魔の所業の如き実験内容から皮肉を込めてDemon projectと呼ばれ始め、次第にD-projectと略される様になった。
これらの研究成果は一定の成果を収め、次世代型人類「
エクステンダー」のプロトタイプの製作迄は成功したものの、ユピテル博士が何者かに殺害された事により計画は凍結。
研究の引き継ぎも進んでおらず、事実上プロジェクトは白紙に戻って仕舞っている。
実験・研究内容一覧
基本分野
次世代型人類を生み出す際にベースとなる「身体能力の強化」を目的とした実験。
反復実験も下記の実験結果と同様の結果が得られている事から経過観察を行っていたが、プロジェクトの凍結、及び被験体の消失から現在は終了している。
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code-Lucifer |
被験体…リーゼ・ルシファ
テーマ…遺伝子操作、筋肉リミッターの排除、筋繊維の強化
インゴット製の培養装置を用いてデザインベビーを生み出す実験。遺伝子操作により被験体は本来筋肉が持つ力のほぼ100%近い力を出せる様になっているが、筋繊維の強化を以ってしても安全に力を発揮出来るのは80%が限界であり、それ以上は筋繊維の切断を招く為にナノマシンによる急速回復を併用しなければならない。
最大の目的であった遺伝子操作によるデザインベビー生産については被験体の健康に何の影響も出ていない事から完成したと考えられる。
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code-Beelzebub |
被験体…オリアナ・ベルゼビュート
テーマ…身体強化、神聖装具と人体の融合
後天的に身体能力をどこまで効率良く強化出来るのかという研究コードLuciferとの対比実験。強化の方針は単純な筋繊維の強化の他に神聖装具を胎内に埋め込むという文字通り実験的な方法を採用した。
被験体の精神に異常をきたし、現在でも安定させるには装置による洗脳を必要としている事から事実上の失敗であり、次世代型人類はLuciferタイプの強化を主眼とする。
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code-Astaroth |
被験体…アンネロッテ・アシュタロス
テーマ…次世代型人類の武器開発
魔力や気、超能力などの特殊な能力に関係無く且つ強化された身体能力を最大限に利用する為の武器を開発する為に、被験体の持つ特殊な兵装を解析する観察実験。特に神聖装具に匹敵する程の力を持つ武器の開発は力を増し続ける犯罪組織に対抗する為には不可欠とも言え、被験体の持つ様な兵装は貴重なサンプルであると言える。
今後は次世代型人類への適合率が高い武器のプロトタイプを実際に開発し、その武器でどの程度戦果を期待出来るのかが課題となる。
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脳分野
以下の実験は主に脳の働きによる特殊能力の解析を目的とする実験である。脳は身体以上に未知の領域が多い為、現段階では被験体のデータ採取がメインとなっている。
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code-Salomon |
被験体…神崎・S・朱鳥
テーマ…脳の潜在的使用領域の拡大
薬物及び電気的刺激により脳の使用領域を広げ、超高度情報処理能力を獲得させる為の観察試験。
被験体の特異な情報処理能力は被験体が元々持っていた特殊能力による部分が大きいものの、遺伝子操作により次世代型人類には同程度の情報処理能力を付加させる事は可能であると考えられる為、本実験は後天的にどの程度まで強化出来るのかを確認する為の実験に位置付けられる。
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code-Satan |
被験体…アッシュ・シャイターン、ダスト・シャイターン
テーマ…超能力、二重人格
脳の異常発達によるとされる超能力のメカニズムを解析する為の観察試験。
被験体は二重人格を有しており、その事が超能力を扱う事にどの程度影響があるのかも同時に解析している。人格が代わると使用出来る超能力も代わる事から、何かしらの相関関係がある事は確実視される。正の影響が強い場合には次世代型人類に複数の人格を持たせる事も検討する。
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code-Belphegor |
被験体…カタリナ・R・ホーエンハイム
テーマ…因子所持者
神聖霊との高い適合率を誇る被験体を解析する事で因子所持者のメカニズムを解明する観察試験。
現在の後天的因子所持者は何かしらの不具合を抱えている事が多い為、将来的には被験体から得られたデータを用いて遺伝子操作による先天的因子所持者を生産する事を目標とする。
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code-Leviathan |
被験体…ミアキス・レヴィアタン
テーマ…記憶の消去
特殊能力を持たせる事により脳に掛かる高い負荷を少しでも軽減させるべく、必要以上の記憶を消去するというアプローチをとった場合に人格などに及ぼす影響を確認する為の実験。
長期的な記憶の消去に問題が見られない場合、脳の負荷を軽減させるには最も簡便な方法である為に有力な候補となりえる。被験体に特筆すべき問題点は見付かっておらず今後も経過観察を行う予定であったが、プロジェクトの凍結により被験体への処置も終了となった。
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最終更新:2014年01月20日 15:31