エクステンダー

D-projectの集大成と言うべき次世代型人類。
単なる「強化人間」とは異なり生身でもサイボーグに迫る身体能力とそれに耐える骨格筋、脳の使用領域拡大による高度な演算能力と超能力を有するまさしく「進化した人類の姿」。
デメリットとして、自力での代謝機能を失っているが故に体内には無数のナノマシンが投与されており、このナノマシンによって代謝能力を得ている。
又、生殖器官及び生殖機能を失っており、身体的には無性である。人格的な雌雄を排する迄には研究が至らなかった為エクステンダーの性別は精神面に寄って定まり、精神の均衡を保つ為に唯一の成功例である「Sandalphon」は胸にパッドを入れて「女性らしい体つき」を作り上げていた。

プロトタイプとして男性型の「Metatron」、女性型の「Sandalphon」が製造されたが、「Metatron」は培養初期に死亡。
正常に発生を終えた「Sandalphon」には「リオナ・サンダルフォン」の名を与えられ実戦データの採集が行われた。
役目を終えた「Sandalphon」はユピテル博士により別実験の素体として処分、その後正式に量産が始まる予定であったが、ユピテル博士が殺害された事によりD-projectが凍結された事に伴い量産計画もストップしている。
エクステンダーの培養技術に関する資料は統一機構クーデターの混乱もあって失われており、純粋な意味でのエクステンダーは現在一人も存在しない。

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最終更新:2014年01月20日 15:35