ひとりの男がピアノで音色を奏でている
なぜか衣類の類は下着以外は身に付けておらず、全くの無表情である
そんな彼の音色は、凡そ感情といったものが全く込められていないことを除けばほぼ完璧であった
後藤。それが彼の名前であった
「なんぞそれ」
いつのまにそこに居たのだろうか?
ひとりの小柄な老人が、興味深そうにそれを眺めていた
この老人は、後藤のサーヴァント、アサシンであった
「ショパンだ」
後藤は簡潔に答える。
誤解するかもしれないが、後藤は嗜みとしてショパンを演奏している訳ではない
「怠れば体が鈍るからな」
暫くじっとその様子を観察していたアサシンだったが、ふと、その姿がぬらりと緩んだ
低かった身長はしなやかに伸び、禿げていた頭皮からは長髪が生え揃い、老いた体にはつやと凹凸が現れた
そうしてひとりの老人の姿から、一瞬のうちに若い全裸の女性へとアサシンは変化する
その様子を横目で見ていた後藤は彼の意図を察したのか、席を譲る
アサシンはかわりにそこに座り、艶かしくしなやかな指を鍵盤に置いた
「こうか? こんな感じか?」
そうしてアサシンは、後藤による演奏と負けず劣らずに流暢に引き始める。その様子はとてもピアノに触れたての人物とは思えない
「巧いじゃないか」
珍しく感嘆したような調子でそう評価する後藤
「なんのこれしき」
アサシンはそう応答した
ふたりの異形による演奏会は、ある主神秘的であった
とこらかしこに人間を『散らかした』後がそれを後押ししている
後藤は人間ではなく、パラサイトと呼ばれる人間を補食する寄生生物である。だが、後藤はただのパラサイトではない。
人体に潜り込む際の「脳を奪う」という本能のため、本来ならばひとつの肉体に一体しか寄生しないパラサイトだが、後藤は事情が違う
とあるパラサイトの手によって人工的に作り出された、ひとつの肉体に5体分も寄生している変わり種である
彼がマスターとして記憶を取り戻し、アサシンを召喚することは必然と言えた。
なにせ、根本的に人間と相容れることのない存在が、虚像の日常に埋もれることなどあり得ないだろう。
聖杯戦争、彼にとっても予期せぬ事態になったとは思うが、そう深刻には捉えていない
後藤が求めるものはただひとつ
パラサイト5体分の「この種を喰い殺せ」という本能が肥大化し、蓄積した結果、後藤は闘争を追い求めるようになった
この聖杯戦争では存分に戦いを堪能することができるだろう。それだけわかれば、十分だった
(我々はなんのために生まれてきたのか……確か田宮良子の言葉だったか 俺にとっては……戦いこそが……)
みしり、と後藤の顔が歪む
それを感じ取ったのか、アサシンはちらりと己のマスターを一瞥し、そして
「興味深いぞ」
と一言呟いた
そこになんの意図があるのかは、アサシンにしかわからない
【クラス】
アサシン
【真名】
ぬらりひょん@GANTZ
【パラメーター】
筋力E~A 耐久E~A 敏捷E~A 魔力E~A 幸運C 宝具A
【属性】
秩序・中庸
【クラススキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば発見する事は難しい
【保有スキル】
不死:EX(C)
不死の肉体
肉体や霊核の致命的損傷すら瞬時に修復できる極めて高い治癒力を有する
EXランクともなると、Aランクの攻撃宝具によるダメージもアサシンを殺すことはできない。よしんば消滅させたとしても、その場で蘇生(レイズ)する
例外的に「意識の外からの攻撃」によって受けたダメージだと、このスキルの効果は括弧内のランクまで下がる
その場合でも大抵の傷は自然治癒し、時間をかければ霊核破損ですら自然治癒出来るが、
治癒の追いつかないほどの連続ダメージには対応出来なくなる
模倣:A
他者の技を再現する能力。有用性が高いと判断した技術を学習し、真似る。
アサシンの場合、戦術や武術の模倣は勿論、物理的要因に成因するものはほぼ完全に再現することができる
戦闘続行:A
戦闘を続行する為の能力。瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
【宝具】
『100点の星人(ぬらりひょん)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ- 最大補足:1
アサシンの存在そのもの。異常な生命力を含む各種特性
固有の姿を持たず、アサシンは自身の体型を自在に変形、増殖、分裂させる上に多様な生物に変身する能力を持ち、様々な形態へと変化することができる
変化した形態によって各種パラメーターが変動し、それぞれ固有のスキルを保有する場合もある(例
第二形態、第九形態に変身した場合、Aランクの魔眼を獲得、第五形態に変化すればBランクの超能力を行使できる)
『百鬼夜行(大阪ミッション)』
ランク:C 種別:対人間宝具 レンジ300 最大補足:150
アサシンとともに道頓堀川に出現した配下の妖怪を再現する宝具
妖怪たちはそれぞれ単独行動:Eを保有しているが、宝具の類は所持していない
一度に呼び出せる数に上限はないが、召喚にはマスターの魔力を使用する
しかし呼び出してしまえば各自が無差別に魂食いを行うため、維持する上での燃費は良い
また一部の妖怪や後述の側近2体以外は基本的に人間を無差別に襲うくらいしかできず、また、一度召喚して倒された妖怪は再召喚することはできない
召喚できる妖怪のなかで特に強力な側近2体のステータスは以下の通り
天狗
筋力B 耐久A 敏捷C 魔力E 幸運E
犬神
筋力C 耐久B 敏捷A 魔力E 幸運E
【weapon】
様々な形態に変化することによりありとあらゆる戦いかたが可能
魔眼による破壊光線や、超能力による不可視の攻撃、肉体強化による肉弾戦や、分身・分裂による集団戦いも可能
【人物背景】
特徴
つおい
頭がいい
わるい
好きなもの
タバコ
お茶
口ぐせ
ぬらーり ひょーん
ぬらーり ひょーん
漫画「GANTZ」に登場する敵キャラ(星人)。
大阪のミッションで登場。道頓堀付近に現れた、日本に伝わる妖怪の姿をした星人達の総大将で、同ミッションのボスにあたる。
作中に登場する星人には、その強さに応じて倒した時に得られる「点数」が定められているが、こいつの点数はなんと 100点 。
それまでに登場した星人達とは桁違いの最高得点である
【サーヴァントとしての願い】
聖杯……興味深いぞ
【マスター】
後藤@寄生獣
【マスターとしての願い】
闘争を望んでいる
【weapon】
「三木」
右手のパラサイト。彼も一応全身の統率者になれるが後藤には及ばない
【人物背景】
本来、寄生生物は人間一人につき一匹ずつ寄生するのだが、
後藤の場合は彼も含めて五匹が一つの身体に同居している
これにより全身を武器化、プロテクター化することが可能となっており、
並の人間どころか、自衛隊の一個部隊が束になっても肉体を文字通り、「散らかす」事が出来るほどの戦闘能力を備えているのである。
更に寄生生物の本能である「この種を食い殺せ」が五匹分集まった結果、激しい怒りと憎悪が倍増されて戦いを求める戦闘マシーンと化した。
【備考】
市役所戦前からの参戦
令呪は右手ではなく脇腹にあるプロテクトの隙間にある