(これまでのあらすじ)
父親の経営するレストランで働く看板娘、エルメェス・コステロ。
しかし平和な生活から一転、彼女は封印された記憶を取り戻して聖杯戦争への参加を余儀なくされる。
サカキ・ワタナベと名乗るバーサーカーを召喚した彼女にアサシンの無慈悲な魔の手が迫る…
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ナムサン!警戒を怠っていた2人を数多の矢が襲う!
いくら油断していたとはいえ、2人の手練れ相手に勘付かれることなく弓を射るとはなんたるワザマエか!
しかし、ワタナベとエルメェスにとってこの程度の襲撃などはチャメシ・インシデント。即座に迎撃の姿勢を取る。
「ウリャアアアアアアアッ!」
「ハイーッ!」
ワタナベはスリケンを投げ、エルメェスは『スタンド』と呼ばれる超能力めいた精神の像ですべての矢を撃ち落とす!
「あの量の矢をすべて撃ち落とすとは…中々の腕前と見える…」
前方の物陰から襲撃者───アサシンがしめやかに躍り出る。
アサシンは、無骨なアトモスフィアを醸し出す長身の男であり、その首からは人間の耳をぶら下げている。コワイ!
「私は武器を使わない体術での暗殺を得意としていてね…正面切って君を殺させてもらうよ…そして君の耳も私のコレクションに加え入れるんだ…ふふふ…いいだろ?」
「ドーモ、はじめまして。サカキ・ワタナ──」
言い終わるかどうかの内にアサシンが全体重をかけた飛び蹴りを放った!アイサツの最中に攻撃をするのはムラハチもののシツレイである。
だが、ワタナベはそんなことは気にもかけずに奇妙な中腰の姿勢を取った。
「フンハー!」
アサシンの蹴りがその身体を捉える直前、ワタナベはカラテ・シャウトを叫ぶ!
そしてそのままアサシンの飛び蹴りがワタナベに突き刺さる────かと思われたが…おお、ゴウランガ!なにか超自然の力によって、アサシンの脚は逆にがっちりと捉えられてしまったではないか!フシギ!
アサシンの脚を固定したまま、ワタナベは上半身をねじる。上体だけが、ほとんど真後ろを向いている。
そして見よ!はち切れんばかりに膨張しているその右腕を!
何かがくる!しかし、がっちりと捉えられてしまっている哀れなアサシンは逃げることはおろか、ガードすることすらもできない!
「ハイーッ!」
強烈なカラテ・シャウトと共に、膨張した拳を、ねじった体制から一気にアサシンへと振り下ろした!
今見せた2つのヒサツ・ワザこそが、ワタナベ────バーサーカーの宝具であり、カラテ・ジツである。
鍛え抜かれたアサシンの肉体だが、ワタナベのカラテの前にはショウジ戸も同然!
「アバーッ!サヨナラ!」
ナムアミダブツ!衝撃に耐えきれずにアサシンは爆発四散!英霊の座へと送り返されてしまった!
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「エルメェス=サン、あんたには聖杯で叶えたい願い事はあるのか?」
戦いが終わり、宝具やステータスを一通り確認した2人が次に行ったのは、願いの確認であった。主従関係において、これを確認するのとしないのとでは信頼感に天と地ほどの差が出る。
エルメェスはしばらく悩む素振りを見せてからこう答えた。
「あたしが望むのは復讐だ。あたしの家族を殺したゲロっぱき野郎を生かしてはおけない…だが!それはヤツとあたし1人の問題だ。聖杯なんてわけの判らないものに復讐を願うつもりはないし、他の参加者を殺してまで願いを叶えようとしたらヤツと同じになってしまう」
そう答えるエルメェスの眼には黄金の輝きが宿っていた。そして、そのバストは実際豊満であった。
「家族…家族は大事だ。だがおれは……」
儚げにそう呟いたと思うと、ワタナベは突然ぶるぶると震えだし、地面に両膝をついた。
「おい!バーサーカー=サン?どうした!しっかりしろ!」
エルメェスは自身のサーヴァントを気遣い、様子を見ようと近づいた。
「畜生、やばい、オハギ、オハギは…あったはずだ…」
バーサーカーは、泡を噴き、今にも倒れそうになりながらコートのポケットからプラスチック製のタッパーを出す。
「エルメェス=サン、すまないがこの中からオハギを一つ取ってくれ!一つで十分だ!早く!」
「わかった、まかしときな!」
エルメェスは、タッパーを開き、中から紫色のまるい塊をひとつひとつ掴んでワタナベの口に押し込んだ。
すると、とたんにワタナベの震えはおさまり、恍惚とした表情を浮かべた。
「アアー、あまい、きく、イイ……遙かにイイ」
「おい?バーサーカー=サン?大丈夫か?」
「あ、ああ…すまんな。オハギが止められないんだ…オハギが切れたらおれは手が付けられなくなってしまう」
ワタナベは我に返り、ばつが悪そうに言った。
「それで、さっきの話だが…エルメェス=サン。おまえはこの聖杯戦争から脱出したい、ということでいいんだな?そういうことならば、おれも協力しよう」
(肉親を失った彼女を助けることが、せめてもの償いとなるのならば……)
─────こうして、復讐者と殺人嗜好者は主従関係を結んだ。
彼女たちがこれからどうなっていくのか。
それは、月の光を受けて輝くシール──復讐の許可証と、オハギ──殺人の抑制剤のみが知る。
【クラス】
バーサーカー
【真名】
インターラプター@ニンジャスレイヤー
【ステータス】
筋力:B+ 耐久:A 敏捷:B 魔力:D 幸運:D 宝具:C
【属性】
混沌・中立
【クラススキル】
狂化:─(A)
通常時は後述のスキルの影響によって効果していない。
だが、10ターンの間オハギを食べずにいると、彼の殺人嗜好が剥き出しになり周囲の人間をすべて殺すべく暴走する。なお、その際の狂化のランクは括弧内まで上がり、幸運と宝具を除いた全てのステータスが1ランクずつアップする。
【保有スキル】
オハギ中毒:A
彼はオハギによって自身の殺人衝動を抑えているが、その代償として全盛期に比べて戦闘能力が落ちている。
心眼(偽):B
バーサーカーの中に眠るニンジャ・ソウルが修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す『戦闘論理』
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
精神汚染:─(B)
オハギを10ターン食べずにいると発動。
精神が錯乱し、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。
また、同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が図れない。
無窮の試練:C
嘗てソウカイヤ・シックスゲイツ最強と謳われたニンジャ。
いかなる戦況下においても、その戦闘力を十全に発揮できる。
【宝具】
『カラダチ』
ランク:C 種別:対人宝具(自分自身) レンジ:─ 最大捕捉:─
物理的な攻撃を無効化するムテキ・アティチュードの一種。
相手の打撃を中腰で受けることによって、その反発力をカラテ振動させて、攻撃に使われた物体を磁石のように吸い寄せる絶対防御カラテ。
『タタミ・ケン』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:─ 最大捕捉:1
上半身を最大限ねじって繰り出す、筋力と遠心力を使った強烈なカラテ。
『カラダチ』との相性は実際バツグンで、身動きの取れなくなった相手にこのヒサツ・ワザを繰り出すことが多い。
【weapon】
自身の肉体
【人物背景】
「フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ」に登場したニンジャ。
嘗てはソウカイヤ最強と呼ばれ、ガトリングガン1ドラムを耐えきるほどの強さを有していたが、ソウカイヤを抜けて浮浪者キャンプのヨージンボーとして働いていた。
浮浪者キャンプにて、ニンジャスレイヤーとの親交を深めるが、オハギ中毒の治療という条件でソウカイ・シックスゲイツに復帰、ニンジャスレイヤーと交戦する。
しかし、途中で浮浪者キャンプをヒョットコ軍団が襲撃してきたために一時休戦、殲滅にあたる。
オハギが切れて殺人嗜好が戻った状態で再びニンジャスレイヤーと対峙するものの、敗北して彼にカイシャクされた。
家族を大切にするエルメェスに影響されたため、ソウカイヤ最強と呼ばれた全盛期の頃の姿ではなく、最も人間性の高いオハギ中毒時代の姿で召喚された。
【サーヴァントとしての願い】
たくさんの人をツジギリした罪の償い
【方針】
エルメェスを元の世界に返す方法を探す。
オハギは絶対に切らさないようにする。
【マスター】
エルメェス・コステロ@ジョジョの奇妙な冒険 第6部『ストーンオーシャン』
【weapon】
なし
【能力・技能】
スタンドである『キッス』
強く念じると手のひらからシールが出てくるスタンド。
そのシールを物体に貼ると分裂して2つになる。また、シールを剥がすと2つになっていたものは1つに戻るが、その際に破壊が生じる。この性質を利用し、相手に対するトラップとして使ったり、ダメージ覚悟で自分たちの手足に貼ることで手数を2倍にしたりするなどその応用例は様々である。
【破壊力:A スピード:A 射程距離:A 持続力:A 精密動作性:C 成長性:A】
【参戦時期】
スタンドに目覚めた後。スポーツ・マックスに復讐する前。
【人物背景】
荒っぽい口調と厳つい容姿で威圧感を与えてしまうこともあるが、実際には情に厚く心優しい人物。
父から受け継いだレストランを経営していた母のような存在の姉がいた。
しかし、ある日スポーツ・マックスによる裏世界の殺人を偶然目撃してしまい、数日後姉は死体で発見される。
それが原因でレストランは閉店し父親も死亡、エルメェスはまさに人生のどん底に叩き落された。
刑務所内にいるスポーツ・マックスへの復讐のためにわざと服役し、そこでスタンドを発現───奇妙な運命に巻き込まれていく。
【方針】
聖杯戦争から脱出する方法を探す。
【備考】
聖杯戦争に姉はNPCとして再現されておらず、エルメェスは父と2人でレストランを経営しています。
最終更新:2016年05月04日 14:56