アットウィキロゴ
「ばいばーい」「また明日ね!ヒナミちゃん」

「うん!バイバーイ!!」

微笑みを浮かべて手をふる
元気に去っていく級友たちの背後を見届ける笛口雛実の表情に、一瞬だけ影が射した。
しかしすぐさまそれは消え、そくさくと帰路へとつく。

笛口雛実が記憶を取り戻し、マスターとしての己を自覚してもう一週間たっていた。


「ただいまー」

玄関を開けた途端、人よりも敏感な雛実の嗅覚が、香ばしい香りを捉えた。ぐぅ、と胃袋が空腹を訴えた。

「あっ、お帰りなさいっ」

どたばたと台所から駆け寄ってくるのは、エプロンをつけた女性だった。
ピンクの頭髪といった目立つ特徴に加えて、その整った顔立ちとプロポーションから、異性はもちろん同性である雛実からしても好ましい容姿の女性であった。

「うんっ、ただいま! 高木さん」

高木さんと呼ばれた女性は、元気な返事に笑顔で返した。しかしぷりぷりと頬を膨らませてこう訂正した。

「もうっ、駄目じゃないですかマスター! 私の事は"サーヴァント"って呼んでください」

サーヴァント、通常は聖杯戦争において召喚された英霊たちの呼称なのだが、このふたりにとっては多少意味合いが異なっていた。

「えー……でも、高木さんのクラスって紛らわしいんだもん」

「それは……そうですけどぉ」

雛実のサーヴァント、高木さんのクラスは通常の七騎にはない『サーヴァント』。俗にいうエキストラクラスである。
聖杯戦争の基本的な知識を得たため、彼女が正規のクラスではないことを雛実も把握していた。必然的に、『サーヴァント』というクラス名で呼ぶと少々ややこしい。
なので、真名で呼ぶことを避けたがる高木さんの意見も正しいが、雛実の言葉にも一理あった。


「それより、お弁当、美味しかったよ」

雛実はにこやかに、空のお弁当箱をランドセルから取りだし、高木さんに渡した。

「ありがとうございます。早起きして作ったかいがありました!」

彼女は、マスターが小学生のロールを与えられる事、そしてとある理由で給食が非常に芳しくないことを知ると、自主的に弁当を持たせていた。
もっとも、軽く火を通した肉を弁当箱に敷き詰めただけのシンプルな食事を、果たしてお弁当と言えるのかどうかは個人の判断に委ねられるだろうが。

「うん。本当に美味しかったから、また食べたい!」

雛実にとって、あのシンプルなお弁当はかなりお気に召したようだった。

「任せてください!!何回でもお弁当、つくってあげますね!!」

とても嬉しそうに胸を張る高木さん。
些細なことだが、こうして誰かの役に立てることが嬉しかった。



「ねぇ、高木さんお腹すいた」

「あっ、はい。もうご飯はできてますよ~っ、今夜はステーキですっ」

どうやら香ばしさの正体はそれらしい。大方、雛実の帰宅時間を見計らって用意していたのだろう。

「今すぐ用意しますからねー」

そう言って台所へ取りに行こうとしたが、雛実は腕を掴んでそれを引き留めた。
やや怪訝そうな高木さんに、雛実は首を横に振った。

「ううん、私、『生』で食べたい」

もじもじと恥ずかしそうに発せられたリクエストから、サーヴァントは耐えがたいほどの餓えを感じた。

「……わかりました」

しょうがないなぁ~、といった表情を浮かべつつも、高木さんは馴れた手つきで、上着を下着ごと一気に脱いだ。

ぷるんっ、と露になる、整った形をした豊満な乳房。
若く張りのあるたわわに実った果実は、異性からして思わずむしゃぶりつきたくなるような色気を放っていた。

「どうぞー♪」

その果実を、雛実へとつきだす。
どっと、雛実は谷間に顔を埋めた。
しっとりとした肌に舌を這わせ、存分に柔らかさを堪能する。サーヴァントは敏感な部位を味見され「あん」と官能的な喘ぎ声をあげた。


そして、おもいっきり乳房を喰いちぎった。

「ひゃん」と高木さんが呻いた。
どっと血が吹き出る。雛実の口に収まりきらなかった皮下脂肪がでろりと溢れる。それもすぐに食べられた。

ーーー美味しい

返り血でべっとりと濡れた雛実の目は、赤く染まっていた。



☆


美味しい。
お肉が。
美味しい。
食べたい。
もっと食べたいな。
お肉が。
お肉がお肉がお肉がお肉がお肉がお肉がお肉がお肉がお肉がお肉がお肉がお肉がお肉がお肉が
お肉がお肉がお肉お肉お肉お肉お肉お肉
肉肉肉肉肉肉■■肉お肉■■肉お肉肉肉肉■■
■■に■■■■く■■たべ■■
■■■■■■お肉■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■に■く■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■たべ■る■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーーーーーー


☆

記憶を失っていた間、彼女は何ら普通の子供として日常を過ごしていた。
だが、何かがおかしい。そんな違和感が拭えなかった。
何よりも普通の食事を食べることへの奇妙な抵抗感が日に日に増えていく。
そして、唐突に雛実は思い出した。
大好きだった両親は鳩に殺され、『彼』はあんていくを去っていったことを。 
そして、自分が人間ではないことを。

溢れだした食欲に苦しむ雛実に、そうして召喚されたサーヴァントは手を差し伸べた。
人の肉しか食べられないという少女に、文字通り血肉を削り、食べさせる。
サーヴァントにとってそれだけしか、この孤独な少女にしてやれることが思い付かなかった。

「もぅ、がっついちゃって……」

そう苦笑し、赤子のように一心不乱に己を食い散らかす雛実を、サーヴァントはそっと抱き締める。

ーー私は、マスターの味方ですっ

その姿からは、さながら聖母のごとき慈愛と、深い母性を感じさせた。




【クラス】
サーヴァント
【真名】
高木命@某猟奇掲示板

【パラメーター】
筋力E- 耐久EX 敏捷D 魔力C 幸運E- 宝具EX

【属性】
混沌・善

【クラススキル】
奴隷体質:A
他者に従う性質
自身の苦痛を一切度外視して、快楽・道楽のために酷使されることを望む
Aランクとなると、ちょっとした「お願い」程度で手足を差し出しかねないレベル

【保有スキル】
高速再生:A(EX)
マスターからの魔力供給が尽きない限り、本来致命傷となる筈の傷も瞬時に再生可能
後述の宝具が発動した場合、括弧内のランクまで上昇する
再生にはマスターの魔力を要するが、宝具が発動した場合はその限りではない

被虐体質:A+++
集団戦闘において、敵の標的になる確率が増すスキル。
Aランクともなると特殊効果がつき、彼女と接触した者はEランク相当の加虐体質&精神汚染スキルが付加され、
戦闘においては相手の宝具ランクを除く全パラメーターがワンランクアップする。

調理:C++
レストランを経営しているだけあって、料理が得意。
ある食材を調理する時は++補修がかかる。

【宝具】
『私は皆の家畜ですっ!(高木さん)』
ランク:EX 種別:対虐宝具 レンジ- 最大補足:1
  
 ーー何してもいいのよ

 彼女を生み出した絵師のその一言により、古今東西、ありとあらゆるリョナ好きな絵師の欲望を表現するために、
 または猟奇的な性癖を持つお兄さんたちの欲望を発散させるための媒体として使用されたというエピソードと、それにともない付加されていったキャラクター性そのものが宝具となったもの。
スキル『被虐体質』『高速再生』、及び彼女が『サーヴァント(奴隷)』のクラスに割り当てられた原因ともなっている宝具。

 彼女に対して『彼女への加虐に優越感、又は性的な事を含めたプラスの感情』を抱いた人物が攻撃した場合、その攻撃によって彼女を殺しきることはできない。
 よしんば消滅させたとしても、彼女に対して上記のような感情を抱いて倒した・消滅させた際には、その場で蘇生(レイズ)する。
 この際にマスターにかかる魔力負担は一切ない。

あるときは食肉として、あるときは性欲を満たすための肉便器として、あるときはひたすらなぶられるだけの肉として
「家畜」としてどれだけ酷使しても使い潰されないキャラクターとして、彼女は生まれた

『高木さんのお肉』
ランク:C++ 種別:対食宝具 レンジ:無限 最大補足:食べたもの全員
 サーヴァントは自身の肉体を食肉として調理することができる。
 食材として切り離されたサーヴァントの肉片はそのまま固定され消滅することはない
 その肉を使用した料理を食べたものは『被虐体質』によって付加された加虐体質&精神汚染スキルのランクが加速度的に上昇する
 そうなると自然に上記の宝具の発動条件をクリアするため、食した人物がサーヴァントを殺すことは不可能に近い。
 しかし『被虐体質』の効果を受けていない人物が食した場合はただの美味しい肉料理である
味は豚に似ているらしい 

 因みに、必ずしも調理する必要はなく、生でも問題はない。

【weapon】
無銘・包丁
もっぱら自分の肉を削ぎ落とすために使用する

【人物背景】
高木さんというのはね、桃色の髪をしたお姉さんのことだよ。
某鬼畜や猟奇なお兄さんが集う掲示板で生まれた不老不死の体を持ってる変な人なんだ。
普段は特殊なレストランで自分のお肉を売るバイトをしているんだよ。
乳肉を焼肉の油に使われたり、エッチな事をされちゃったり、フルボッコにされたりと大変な毎日を送っているんだ。

でも笑顔は絶やさない強い子だよ!

【サーヴァントとしての願い】
マスターに喜んでほしい


【マスター】
笛口雛実@東京喰種

【weapon】
『赫子』
攻撃力のある父の赫子と、防御に長けた母の赫子を両方受け継いでいる。

【マスターとしての願い】
両親にまた合いたい

【能力・技能】
まだ幼く未熟だが上記の赫子以外でも喰種としての才能は高く、周囲の気配を察知させてみても、あんていくの古株従業員で喰種としてもベテランである入見カヤに「すごい」と言わせるなど、潜在能力は底知れない

【人物背景】
20区にいる十代前半の喰種の少女。通称「ヒナミ」

【方針】
戦うのは嫌だけど、本当に願いが叶うんならーー
最終更新:2016年06月11日 07:58