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ここはある学校の中にある教室の一つ…

そこにいる、足にリハビリ器具を付けた少女、冬野かなたが何かを思い出そうとしていた。

私の足がなぜこうなったのか…

"あれは悲しい事故だった…"

いや、違うはずだった…

"まさかあんなことになるなんて思わなかった!"

ああ…そうだ…私は…彼らに…壊されたんだっ…た……

そして彼女はすべてを思い出した。

なぜ自分の足に障害があるのか、そしてなぜそうなったかを。

彼女は元の世界で、自分の身に起きた事件について思い出したのである。

そして彼女の脳内に、「聖杯戦争」の知識が流れ込んできた。

___罪を祀る歪な棺…眠る姫君…君は何故この境界に来てしまったのか?

それとともに彼女の背後には、いつの間にか男が立っていた。

奇妙な男だった。

幽鬼のように白い肌、闇夜のように黒い髪と指揮者を思わせる衣服…そんな姿をした男だった

___さあ、唄ってごらん…

甘い言葉だった。

初対面であるにもかかわらず彼女は彼に心酔しかけていた。

そうして彼女は、自分の身に起きた不幸について話し出した。


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彼女はすべて話した。

嫉妬に狂った自分のクラスの委員長によって逆恨みされ、不良グループに売られたことを。

その不良グループから学校の体育館や近所の公園で、日常的に暴行を受けていたことを。

その結果下半身不随となり、そして意識不明となったことを。

担ぎ込まれた病院が加害者たちの関係者によって経営されていたために、事件を警察に通報するどころかその隠蔽に加担したことを。

男は彼女の話を最後まで聞いた後、静かに口を開いた。

___成る程。それで君は縛られた訳だね。残念ながら身に覚えのない罪で。

___ならば、この催しを君の復讐に利用してみようか。

___私はアヴェンジャーのサーヴァント、君の復讐劇に手を貸そう。

___流された血は、血で贖う。盗られたものは取り返すものさ。

___さあ、復讐劇を始めようか!

彼女は彼の言葉にうなずいた。

この聖杯戦争で勝利し、自分を壊した者たちに復讐することを誓ったのである。


---そして、復讐劇の舞台が上がる…。



【クラス】アヴェンジャー

【真名】メルヒェン・フォン・フリートホーフ

【出典作品】Marchen

【ステータス】筋力E 魔力A+ 耐久D 幸運E 敏捷C 宝具EX

【属性】
悪/混沌

【クラススキル】
復讐者:A
あらゆる調停者(ルーラー)の天敵であり、痛みこそがその怒りの薪となる。
被攻撃時に魔力を増加させる。
忘却補正:A
復讐者は英雄にあらず、忌まわしきものとして埋もれていく存在である。
正ある英雄に対して与える“効果的な打撃”のダメージを加算する。
自己回復(魔力):C
この世から怒りと恨みが潰える事がない限り、憤怒と怨念の体現である復讐者の存在価値が埋もれる事はない。
これにより、魔力に乏しいマスターでも現界を維持できる。


【保有スキル】

真名看破:B
彼は屍人達の怨嗟の声を聴きその復讐の手伝いをする存在である。
そのため彼にとっては、何者かに恨みを抱かれた逸話を持つサーヴァントの出自は
即座に判明するものである。

魅了:C
誰かに対して激しい憎悪を宿しているものにとって、彼の
復讐を誘う囁きは逆らえないほどの魅力を持つ。
ただし"対魔力"、または"神性"スキルを保有しているサーヴァントには無効化される。


【宝具】
『光と闇の童話(ダス・メルヒェン・デス・リヒツ・オント・ドンケルズ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大補足:1~100人

メルヒェン自身の聖遺物である『光と闇の童話』という本。七つの大罪を司る復讐が行われた童話の世界を固有結界として展開し、
童話の登場人物一人一人がランクE程度(かそれ以上)のサーヴァントとなっている。また、登場人物は逆に召喚、使役することも可能である。

それぞれの復讐の仕方になぞらえ、攻撃方法が異なっている。

(例えば『傲慢』の野ばら姫はサーヴァントやマスターをその場から任意の場所へ『追放』する。
『怠惰』の継子は黒き病や魔力を元とした毒を『散布』出来る。)


【weapon】

『宵闇の屍揮棒』
メルヒェンが持つ黒と赤の羽飾りがついた指揮棒。
相手の精神に侵入し、復讐心を煽ることが出来る

【人物背景】
中世の魔女狩りの際に、魔女の息子として井戸に落とされて死んだ全盲の少年が、
魔女として焚刑にされ、世界を呪いながら本当の魔女と成り果てた母の怨念の力を借り蘇った姿。

そして、復讐を謳いつづける人形の声とともに、恨みを抱きながら眠りについた屍人達の
復讐の手伝いをする『屍揮者』として暗躍し続けた。

例えば、飢えに苦しみ、わが子を殺しその身を『暴食』した老婆は、別の子供たちにより竈の火の中で焼かれ…
例えば、楽して儲けるために奉公人を殺害しその肉で荒稼ぎした『強欲』な女将は、材料にされた者たちによって自分の身体の肉を奪われ…
例えば、わが子の美しさに『嫉妬』し、その子を毒殺しようとした女王は、真赤に焼けた鉄の靴で死ぬまで踊らされ…
例えば、もう一人の子にすべての家事を任せて『怠惰』に過ごしていた子供は、一生取れない汚れを全身に浴びせられ…
例えば、姫君の誕生に招かれなかったことに腹を立て、呪いをかけた『傲慢』な魔女は二度と故郷に帰れなくなり…
例えば、『肉欲』ばかりで魂を見ず、愛を注がなかったゆえに妻に裏切られ、そのたびに殺害してきた伯爵は、最後の妻の家族によって全身を切り刻まれ…

…例を挙げただけでもこれらの復讐に手を貸していることが判明している。

【聖杯にかける願い】
世界中の人々の復讐を手伝い続ける。

…しかしそれは彼の中にある怨念によるもので、彼の願いは別のところにあるかもしれない。






【マスター名】冬野かなた
【出典作品】影牢 ~もう1人のプリンセス~
【性別】女

【weapon】
無し。

【能力・技能】
無し。

【ロール】
事故により下半身不随となったが、リハビリの末に歩けるまでに快復した学生

【人物背景】
自分が通っている学校内の不良たちによる、凄惨ないじめの果てに下半身不随となり、病院内で意識不明のまま眠り続けている少女。
またその病院内のスタッフたちのほとんどが前述の不良たちの知り合いであったためにこの事件は隠ぺいされてしまっている。

そのような経緯を持っているため、世界を呪いながら自分をこんな風にした連中を夢の中で殺し続けていた。

彼女はそんな中、この聖杯戦争に招かれたらしい。

【聖杯にかける願い】
自分を面白半分に"壊した"人たちへの復讐

…しかし本来の彼女は人の痛みが分かる少女であり、ただ彼らに謝ってほしい、自分の罪と向き合ってもらいたいだけかもしれない。
最終更新:2016年06月11日 08:03