世界をアップデートする。
人々の内発性を促し、更なる進化を齎す。
そうすれば人類は変われる。
より良い方向へと進める。
世界を変えるのは英雄(ヒーロー)ではなく、大衆。
それが彼の掲げる理想だった。
少年は世界をつまらないだと思っていた。
流されるだけの大衆。
変化を望まない社会。
そんな世界のままでは駄目だと思っていた。
だからこそ、彼は世界を革新させることを望んでいた。
自分を信じて、理想を掲げれば、世界は変わる。
その為に彼は『GALAX』を作った。
それは電脳空間での人々の交流を可能とするソーシャル・ネットワーキング・サービス。
時に彼らに『ミッション』を与えることで自発的な行動を促し、人間の革新を少しずつ進めてた。
そして、彼にとっての切り札――――それは『CROWDS』。
人間の意思が形となった化身。
少年が掲げる『自発的な行動による人間の革新』という理想の為の力。
ベルク・カッツェという凶悪な宇宙人の一件を乗り越え、彼はCROWDSの有効活用を押し進めた。
人々が自らの力と意思によって世界をより善くしようとうることで、世界は変革出来る。
人々の意思はより良い形で進化できる。
その為にも聖杯に頼る訳にはいかない。
世界の革新とは、奇跡に頼るべきものではない。
自分達の意志と行動で世界を動かしてこそ意味があるものだ。
世界に必要なのは、奇跡ではない。
必要なのは、理想。
必要なのは、可能性。
それを伝えるのが自分の役目であると。
GALAXの支配者は己をそう定義する。
マスター、爾乃美家 累(にのみや るい)。
彼はヒトの未来を信じていた。
■■■■■■
「僕は聖杯を求めません」
高層マンションの一室にて、青年ははっきりとそう告げる。
ほう、ともう一人の男は僅かな関心の声を上げた。
そこは巨大なモニターの取り付けられた広いリビング。
二つのティーカップが置かれたテーブルを挟み、『青年』と『仮面の男』が向かい合うようにソファーに腰掛けていた。
青年は金髪の“かつら”と黒いドレス風の衣装を身に纏っている。
彼はれっきとした男性だ。にも拘らず、女性的な衣装を身に纏っている。
それが彼の趣向であり、一種の個性なのだ。
そして、その右手の甲には電気の波を思わせるような『紋様』が刻まれている。
サーヴァントに下せる絶対命令権、令呪がカタチとなったものだ。
青年の名は爾乃美家 累。
この聖杯戦争に召還されたマスターである。
そして彼と向かい合う仮面の男こそがサーヴァント。
此度の聖杯戦争では『ライダー』として召還された者だ。
「予想外だな。君には信念があると思っていたのだが」
「はい、僕は世界を変えることを望んでいます。ですが、聖杯などと言う奇跡に頼るつもりはありません。
都合の良い願望器による変革……それでは本当の意味での革新とは言えません。
僕は僕のやり方で世界を変えます。そのためにGALAXが……CROWDSがある」
ライダーは意外そうに淡々と言葉を連ねる。
累の望みはあくまで『人類の自発的な革新』である。
人類が自分の内発性に従って動き、自分達の意志で世界を良くしていく。
それこそが彼の望むアップデートだ。
人はあくまで、人の意志で進化しなければならない。
だから累は聖杯に頼る道を選ばなかった。
奇跡と言う都合の良い代物で世界を革新させては意味が無い。
世界を変えるのは大衆でなくてはならない。
魔法のような奇跡に頼っては、本当の革新とは言えない。
「僕の望みは、あくまで人類が自分の意思と行動で革新することです。
だから僕は、聖杯を求めないし使いもしません」
「では君はこれからどうする?生きて帰るための手段を探すのか。
あるいは戦いを拒絶し、この世界で心中するか」
聖杯を使わず、求めもしない。
ならばどうするのか。
ライダーの問い掛けに、僅かな間の後に累が口を開く。
「当面は生き残るための手段を探します。
出来れば、戦わずしてこの聖杯戦争から脱出する手段を」
「あると思うのかね?」
「可能性に賭けてみる価値はあると思います」
累が選んだのは脱出の道。
無益な戦いから抜け出すための手段だ。
ライダーは彼の言葉を聞き、ティーカップに手をつける。
その場で静かに紅茶を啜った後、再び口を開いた。
「もしその手段が無かった時は?」
「……その時は、状況によって判断するしかありません。
生き残る為に他者を蹴落とすという手段は、出来れば使いたくない」
「だが、必要とあれば使うことも考えるかね?」
ライダーの言葉に僅かながら累が表情を顰める。
淡々と機械のように問い掛けるライダーの言葉に、どこか不気味な感覚を覚える。
「ルイ君、君の意見は尤もだ。他者を蹴落とすということはこの場に於いて殺人に繋がる。
君のような若者が殺人に忌避感を覚えるのはごく自然なことなのだからね。
だが、同時にその意見は極めて不安定なものとも言える」
累を諭すように。
だがどこか他人事を語るように、ライダーは言葉を連ねる。
「此処で起きているのは聖杯戦争……そう、戦争だ。
戦争で人は死ぬ。それは至極当然のことだ。
生きる為に誰かを蹴落とす、勝つ為に誰かを仕留める。
それくらいの覚悟はしてもらわないと困る」
累に告げた言葉は、現実を突き付けるものだった。
これは聖杯戦争、『戦争』なのだと。
戦場において人が死ぬことは当たり前だ。
かつて軍人として、争乱の指導者として戦った男だからこそ、そう言い切れた。
戦士として徴集された者が戦わずしてどうする。
生きる為に、勝つ為に戦うことは悪ではない。
その程度の覚悟すら出来ぬ者は大抵野垂れ死ぬのだ。
己のマスターである累にライダーは釘を刺すように告げる。
「それは……解っています。ですが、それでも僕は」
「『それでも』か。君のような少年をかつて見たことがある」
累の言葉を、ライダーの言葉が遮った。
どこか懐かしむように、煩わしく思うように、ライダーは言う。
「少年は君のように理想と可能性を愚直に信じていた。
危険な存在ではあったが、君とは違い武器を手に取る意思はあった」
ライダーが思い起こすのは、かつて自分と戦った少年のこと。
少年は戦いを否定しながらも、理想のために敵へ立ち向かう道を選んでいた。
少年は最後まで自分の敵として立ちはだかった。
彼は武器を手に取った。
ならば、目の前の爾乃美家 累はどうか?
「ライダーさん、僕は―――――」
「まあ、このことに関してはゆっくりと考えるといい。時間はまだあるのだからね。
君は賢い少年だ。GALAXという文明の利器を自らの手で開発し、更には確固たる理想を備えている」
だが、とライダーが一言区切る。
「同時に君は誰よりも人の革新を信じている。
そんな君に大人としてアドバイスをさせてもらう。
気付きたまえ。君の理想論は決して実を結ばない」
ライダーは告げる。
己のマスターである累の理想を、一蹴する。
人類の自発的な進化、革新、アップデート。
そんなものは理想論でしかない。
実を結ばぬ絵空事に価値はないと、ライダーは述べる。
累は僅かに顔を俯かせ、沈黙する。
彼の言う通り、自分が掲げているのは理想論だ。
だが、理想さえも失ってしまえば人々の進化の道は本当に閉ざされてしまう。
絶望と諦観に支配されては、人類は永遠の変わることは出来ない。
「僕は……貴方ほど人類に絶望はしていない。
確かに人は過ちを犯します。僕はそれを幾度と無く見てきました。
ですが、それと同じように、僕は人間の可能性を何度も見てきました!
内発性を育て、自らの意思で世界を変えようと努力する人間を――――」
「絵空事に等しい奇麗事を信じたいという君の心情は理解出来る。
それが若さ故の過ちというものなのだろう」
自らの理想の正当性を語らんとする累。
そんな彼の言葉に対し、まるで諭すようにライダーが口を挟む。
「しかし、理想に意味など無い。具体性の無い奇麗事で人は救えない。
例え大衆が愚かでも、僅かな善意と内発性を持つ人間がいれば未来は動くかもしれないと?
もしそうであるのならば、人類はとうの昔に進化しているだろう。
何時の時代でも理想を語り、叡智を授けんとする者はいた。だが、それはいずれも潰えた。
愚かな大衆と腐敗した官僚によって蹂躙され、時の流れに巻き込まれる形でゆるりと滅んでいった」
淡々と、黙々とライダーは己の理論を紡ぐ。
累は彼の言葉を聞き、ただ沈黙する。
正論や現実主義とも言えるライダーの思想に、言葉を失う。
確かに彼の言う通りなのかもしれないと心中で思う。
だが。
だが、しかし、何なのだろうか。
彼の言葉には、熱を感じない。
現実を突き付けられている、という冷たい感覚はある。
それ以上に、彼の言葉からは諦観のようなものが滲み出ていた。
世界や人類というモノの可能性に絶望しているかのような感覚。
初めから人間の理想を無意味だと拒絶しているかのような言霊。
それが何よりも不気味で、そして恐ろしかった。
まるで『機械』と話しているかのようだった。
この男は、一体何を見てきたのか。
この男は、今までどのような生を歩んできたのか。
「いずれ滅びる幻想に拘っていても仕方が無いとは思わないかね。
理性を以て現実を受け入れ、人々の総意に従って動くことこそが正しき指導者の姿だ」
人類の総意に従って、生きる。
累は、そんな者を知っていた。
ゲルサドラ。
人々の希望となり、理想の象徴となり、やがて日本の首脳となった宇宙人。
彼は善意の塊であり、同時に人々の総意に従うことを選んだ。
皆の理想を実現することで、皆は一つになれると。
そう信じていた。
だが、それでは駄目なのだ。
一人のヒーローに責任と理想を背負わせるだけでは、人間は変われない。
それでは、世界を革新させることは出来ない。
善意のゲルサドラと、現実主義のライダー。
二人の在り方は違えど、人々の総意の器という意味では近かった。
「奇跡に等しい光を知って尚、人は未来へと進むことが出来なかった。
同じことだ。例えGALAXやCROWDSという道具があろうと、人は決して変わらない」
人類への絶望とも言えるライダーの言葉に、累は何も返せなかった。
累は心の奥底で薄々感じ取っていたからだ。
彼はGALAXやCROWDSを使い、人々の内発性を促してきた。
それらによって、世界を良くしようと動く人々を見てきた。
だが、それと同時に彼は目の当たりにしてきた。
理想を掲げようと、変わらぬ世界を。
理想さえも一過性の熱として終わる社会を。
正しき者のみが世界を善くしようとし、大多数はただ流されるだけという人間の在り方を。
世界をアップデートすると言う理想を掲げようとする中で、薄々と現実には気付いていた。
自分の行動に意味はあるのか。
自分のやっていることに価値があるのか。
そう思うことは、幾度と無くあった。
だが、それでも。
それでも。
彼は、理想を貫く。
「変わります。変えてみせます」
それは気高き理想か。
あるいは、後に引けなくなった少年の妄執か。
■■■■■■
世界をアップデートする。
人々の内発性を促し、更なる進化を齎す。
そうすれば人類は変われる。
より良い方向へと進める。
世界を変えるのは英雄(ヒーロー)ではなく、大衆。
それは幻想だ。
人は変わらない。
奇跡を目の当たりにしようと大衆を導く英雄が現れようと、決して。
人類の本質は永遠に変わることはない。
短い枠組みの中で繁栄と衰退を繰り返し、未来へと進むこと無く停滞していく。
そう、大衆は決して進化しない。
それ故に人類を導く価値は無い。
成長を促す意味も無い。
世界をアップデートさせる必要など無いのだ。
人類は先へ進めはしないのだから。
ならば、どうするか。
ただ大衆(クラウズ)の望みを受け止める指導者になればいいのだ。
そして可能性を放棄した者達に相応の未来を与えてやればいい。
それこそが『英雄』として持て囃された者が成すべきカルマなのだ。
その為にも聖杯が必要だ。
マスターが必要とせずとも、自分にとっては必要なものなのだ。
今はマスターと協力をするが、然るべき時に聖杯は手にさせて貰う。
最悪、マスターの乗り換えも考慮するべきだろう。
理想など、最早必要は無い。
可能性へと羽ばたく翼など、最早必要は無い。
それを喰らい尽くすのが『赤い彗星』の役目であると。
仮面を被るライダーは己をそう定義する。
ライダーのサーヴァント、フル・フロンタル。
彼はヒトの未来に絶望し切っていた。
【クラス】
ライダー
【真名】
フル・フロンタル@機動戦士ガンダムUC
【パラメーター】
筋力E 耐久E+ 敏捷D 魔力D 幸運D 宝具C+
【属性】
中立・悪
【クラス別スキル】
騎乗:C
乗り物を乗りこなす能力。
モビルスーツ等戦闘機の扱いに長ける他、現代の乗り物も一通り乗りこなせる。
対魔力:E
魔力に対する耐性。
無効化はせず、ダメージ数値を多少軽減する。
【保有スキル】
強化人間:B
人為的に生み出されたニュータイプ。
通常の人間より感覚や空間認識能力が優れている。
またCランク相当の直感スキルを備える。
英雄の再来として作り出されたフロンタルは“大衆の望み”を受け止めるだけの空虚な器に過ぎない。
【宝具】
「可能性を喰らう者(シナンジュ)」
ランク:E+ 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
地球連邦宇宙軍再編計画「UC計画」の一環としてアナハイム社が開発した試作モビルスーツ。
搭乗者の脳内操縦イメージを思考波として機体に感受させることにより、極めて高い追従性と機動力を実現している。
本来は全高22mのモビルスーツだが、聖杯戦争においては半分程度である10m前後の大きさでしか召喚できない。
これはモビルスーツが魔術の概念とは相反する科学の産物であり、聖杯による十分な再現が出来ないためである。
(機体スペックのパラメーター換算値)
筋力B+ 耐久A 敏捷A++
「赤き墜星、再臨の英雄(ローター・ヘルト)」
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
堕ちたはずの英雄、赤い彗星の再来―――それがフル・フロンタルという男である。
スペースノイドによる赤い彗星への崇拝、そしてフロンタルの中に宿るとされる赤い彗星の残留思念が宝具と化したもの。
フロンタルは空虚な器に過ぎない。赤い彗星としての皮を被ることによって初めて“英雄”となる。
フロンタルが“赤い彗星の再来”として振る舞うことで自身の判定と宝具「可能性を喰らう者」に有利な補正が付き、更に以下のスキルが付加される。
カリスマ(偽):A
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。
団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。
パイロットとしての卓越した技量と優れた指導力を備え、スペースノイドからは“赤い彗星の再来”として絶大な指示を得ていた。
しかしそのカリスマ性はフロンタルが“大衆の望むシャア・アズナブル”として振る舞うからこそ発揮されるものである。
そのため、このスキルによるカリスマ性はフロンタル個人によるものではない。
軍略:B
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。
自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
赤い彗星:A
真紅の機体を操り、彗星の如く戦場を駆け抜けたパイロットとしての逸話がスキル化したもの。
モビルスーツ操縦時、敏捷判定と回避判定に有利な補正が掛かる。
また自身の攻撃の命中率が上昇する。
操縦:A
騎乗スキルの派生スキル。パイロットとしての技術がスキル化したもの。
モビルスーツや戦闘機の操縦において卓越した能力を発揮する。
Aランクともなればエースパイロットと称されるほどの実力。
これらは全て、サーヴァントとして召喚された場合の「シャア・アズナブル」が備えるスキルの変質である。
【Weapon】
ビームライフルやビームサーベルなどのシナンジュに搭載された武装。
フロンタル本人も弱い神秘を持つ拳銃程度ならば備えている。
【人物背景】
赤い彗星と呼ばれた男「シャア・アズナブル」を失い、統率を失ったジオン残党の下に突如として現れた男。
かつてのシャアを思わせる出で立ちと振る舞い、政治家やパイロットとしての確かな実力によって絶大な支持を集め、
「シャアの再来」としてジオンの新たな指導者となる。
その正体はジオンの官僚がシャアに代わる新たな求心力として作り出した強化人間。
彼の本質は「大衆が望むシャア・アズナブル」を演じるだけの空虚な男に過ぎない。
シャアが持っていたような人間的な弱さは一切見せず、常に淡々と強かに、そしてどこか世界への諦観を抱いているかのように振る舞う。
ある物語では虚無と憎悪に突き動かされるがままに戦い続け、少年に討たれた。
ある物語では「赤い彗星」を含む三人の英雄によって浄化され、少年に未来を託した。
フル・フロンタルは二つの歴史において異なる結末を辿っている。
此度の聖杯戦争で召還されたのがどちらのフロンタルであるかは定かではない。
唯一つ確かなこと。それは指導者としての属性を持つ累の影響で、サーヴァントであるフロンタルもまた
「スペースノイドの総意を受け止める器にして指導者」としての側面が色濃く出たということだけだ。
【サーヴァントとしての願い】
“聖杯”というラプラスの箱をも超える切り札によってスペースノイドの望みを実現する。
【方針】
聖杯を獲得する。
【マスター】
爾乃美家 累(にのみや るい)@ガッチャマンクラウズ
【マスターとしての願い】
なし。
世界の革新は奇跡の力で叶えるものではない。
【weapon】
「NOTE」
ガッチャマンに変身するための手帳に似た道具。
NOTEを傷付けられると本体もダメージを負う。
【能力・技能】
「CROWDS」
人間の意識が実体化した巨人。
累が開発したアプリを使うことで召還でき、累にアプリを与えられた他者もCROWDSを召還することが可能。
CROWDSは一人につき一体であり、当人の意思で自在に操れる。
高い身体能力を持つものの一定のダメージを受けるとキューブ状になり、そのCROWDSを操っていた者は気絶してしまう。
アムネジア・エフェクトという能力を使うことで不可視化することも可能だが、魔力を備えるマスターとサーヴァントには常に視認ができる。
「ガッチャマン」
NOTEによってガッチャマンに変身することが出来る。
ガッチャマン変身時には身体能力が大幅に増す他、累固有の能力としてネットワークに接続された端末を通じて空間移動をすることが出来る。
【人物背景】
巨大SNS「GALAX」を開発した18歳の少年。
天才的な頭脳を持ち、GALAXを管理するAI「総裁X」も彼が開発している。
「世界のアップデート」という目的を掲げており、自発的な行動や意思による大衆の革新を望んでいる。
外出時には常に女装をしており、女装癖がある模様。
高い知性を備えながらも、彼はあくまで理想主義に拘る。
累はどれだけ愚かな現実を目の当たりにしようと、人間の革新を信じ続けている。
それは人間の可能性を否定し、世界への諦観を抱くフロンタルとは対極の在り方である。
【方針】
戦わずして脱出する方法を探す。
もしも戦う以外の手段が無ければ……
最終更新:2016年06月11日 09:07