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ここはある廃工場、いや、廃工場だったというべきだろう。

なぜならその内部は、ある二人の人物によって何らかの研究所と呼ぶべき程に変容しているからだ。

「キャスター…陣地作成はどこまで進んでいるんだ?」


白衣をまとった少女、池袋晶葉は自分の目の前で機械をいじっている老人に対して、この廃工場をどこまで改装できているのかを訪ねていた。

「そうじゃな…いうなれば、わしが昔使っていた研究所くらいにはなっておるよ。」

そしてそれに対し、キャスターと呼ばれた老人は、自分がまだ一介の研究者だったころの話を交えながら、その進捗について報告していた。

「そうか、つまりここを聖杯戦争の拠点として使い続けることができるということか!」

「そういうことじゃ。じゃが、警備用のロボの作成と同時並行で行っておるため、まだ完全とは言えないんじゃがの」

そういうと彼は、自分が作成した4体のロボットたちを彼女に見せた。

丸いボディに簡素なロボットアームを付けたもの、"一式"…、ドラム缶のようなボディに赤子のような手足のついたもの、"二式"…、
そのロボットに体ほどもあるアームを付けたもの、"三式"…、円筒状の頭部をした人型のもの、"四式"…、

多種多様なロボットがそこにいた。


「おお…なかなかに素晴らしいものじゃないか!
 私は自分を天才だと思っているが、ここまでのものを見せられると自信を無くしてしまいそうだ!」

「いやいや、買いかぶりすぎじゃよ…わしからすれば、君のそれもなかなか良いものじゃと思っとるよ」

そういうと彼は、彼女が作り上げたロボットについて褒めた。

兎を模した、二頭身のロボット、"お月見ウサちゃんロボ"…

彼はそれを素晴らしいロボットと評したのである。

「ほう…そう評してくれるのは有り難いのだが、どういう点で素晴らしいと思ったのだ?」

彼女は疑問に思った。

自分以上に様々なものを作り出すことのできる彼が、素晴らしいものだと評したのが気になったのだ。

「簡単なことじゃよ…その子は君が作り上げた、君の家族じゃ。その証拠に心が宿っておる…大事にするんだよ。」

彼はそう答えた。そのロボットには心が宿っている、そう答えたのである。

彼女はその答えを聞いて、少し笑んだ。


まさかそのような答えが返ってくるとは思っていなかったからだ。

そして彼女が笑ったのを見て、彼も少し笑った。


…その光景はまるで、同じ趣味を共有する家族のようであった。






【クラス】キャスター

【真名】ドクトル

【出典作品】モンスター列伝 オレカバトル

【ステータス】筋力D 魔力B 耐久A 幸運D 敏捷C 宝具EX

【属性】
善/中立

【クラススキル】

陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 ”工房”の形成が可能。

道具作成:A+
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 十分な時間と素材さえあれば、宝具を作り上げることすら可能。
 ただし、作成される宝具のランクは現代の神秘の薄さと、
 現代で手に入る材料に左右される。

 彼が作成するのは、後述する宝具に代表されるように魔術と科学を融合させた物がほとんどである。
 また彼は生前の逸話により、"感情を持ち、人間と同じようにものを考えられるロボット"を作成することができる。


【保有スキル】

外科手術:B
 縫合糸や医療機器を用いて、マスター及び自己の治療が可能。
 彼はある逸話において、死者すら甦らせたことがあるが、
 忌むべき命を生み出した逸話でもあるためランクが下がっている。

自己改造:A
 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
 彼は自身の肉体の一部を機械に置き換えることが可能である。

専科百般:B
 多方面に発揮される天性の才能。
 主に機械工学の分野において稀代の才能を発揮する。

貧者の見識:C
 相手の性格・属性を見抜く眼力。言葉による弁明、欺瞞に騙され難い。

 彼はその生涯において幾多もの英雄と触れ合い、その行く末を案じ忠告し続けてきた人物であるが故のスキルである。


【宝具】

『最古の起源弾(試作魔銃)』
  ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大補足:1~3
後に、ある英雄の武器として愛用されることとなる銃の試作品。

フリントロック式ピストルでありながら連射が可能となっており、通常の弾丸のほか
純銀の弾丸などが使用できる。

ただしこの宝具の神髄は、着弾した際に対象の魔力の一部を吸収し、その魔力をもって小規模の爆発を発生させる
"最古の起源弾"ともいうべき銃弾が使用できることにある。

それにより受けるダメージはたとえサーヴァントでも例外でなく、致命傷を負わせることができるだろう。

しかし上記の銃弾に関しては、アーチャーとして召喚されなかった弊害として、この聖杯戦争において5発までしか使用できないというデメリットが存在する。


『忌まれし最初の子供(フランケンシュタインズ・モンスター)』
  ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大補足:1~50

彼の家族の一人であり、彼が犯した罪の象徴でもある人造人間を"狂化:A"を付加した状態で
擬似的なサーヴァントとして "一時的に" 召喚する宝具。

この宝具によって呼び出された人造人間は目についたものすべてを破壊しようとするが、
生みの親である彼、そしてそのマスターには決して襲い掛かることはない。

擬似的なサーヴァントを呼び出すという点では強力な宝具であるがその分魔力消費が激しく、またほとんど制御することができないため
神秘の秘匿にかかわる甚大な被害を生み出しかねず、場合によっては監督者に目を付けられることとなりうる危険な代物でもある。

彼はこの存在を通して命について深く考えており、基本的に使うつもりはない。




【weapon】

『試作魔銃』
彼が作り上げた、様々な機能を有するピストルの試作品。

宝具にもなっているが、厳密には"最古の起源弾"こそが宝具といえるものであり
実際のこの銃は様々な弾丸を発射できる、連射可能なフリントロック式ピストルである。

…実をいうとこの銃の完成品は第二魔法を引き起こしうる代物であり、聖杯戦争においてそれを再現することは不可能となっている。


『プロト』
常に彼の傍らにいる、掌より少し大きいくらいの小型ロボットで、彼の家族の一人でもある。

相手の動きを阻害する粘着弾などを発射することができ、
またかなり頑丈らしく、彼はこのロボットを投げつけて攻撃することがある。


【人物背景】
ロボ工学の権威であり古代の知恵袋でもある、ガスマスクをかぶったガンマン風の老人。

自分が作り上げたものすべてを"家族"と評し、愛情を注ぐ科学者でもある。

かつて死を乗り越える研究をしていたが、その過程で死体である○○○○○に
命を与えてしまったことを後悔し、研究を取りやめにした過去を持つ。

余談だが、サーヴァントとして召喚された時点で彼の身体は一部機械となっているらしく、
動くたびに機械音が鳴っている。


【聖杯にかける願い】
"あの子"が苦しまなくても済む世界。

…ただしそのために他者の命を奪うことに対して忌避感を抱いているため、命を軽視するものでない限りマスターに従う。


【マスター名】池袋晶葉
【出典作品】アイドルマスターシンデレラガールズ
【性別】女

【weapon】
なし。


【能力・技能】
独力で人間大のロボットを大量生産できるほどの技術力

そのほか「全自動チョコ製造機」や「時間通りに溶けるチョコ」などロボ以外の分野についても精通している。


【ロール】
機械いじりの得意な中学生。


【人物背景】
白衣にピンクのメガネ、大きなリボンとツインテールがトレードマークな天才少女。

一人でロボットの設計・開発・量産をこなしてしまう凄腕の技術者で、
彼女自身も天才を自称するほど自らの技術力に自信を持っているが、人前に出るのは苦手らしい。

ロボアイドルを作ろうと思い立つが自分で思いとどまるなど、一応常識はわきまえているらしいが
サイボーグ手術に言及する等どことなくマッドな面も持ち合わせている部分がある。

なおプログラミングは専門外らしい。


【聖杯にかける願い】
なし。
生き残るつもりだが基本的に殺し合いをするつもりはない。

…個人的にはキャスター(ドクトル)の高い技術力とロボ工学に関する知識について興味がある。
最終更新:2016年06月22日 18:02