共有フォルダ設定
OSがWindows 2k/XP と Vista で設定方法が異なります。
I.Windows 2k/XP の場合
※Windows XP HomeEdition の場合、セーフモード*1で行う必要があります。
1.共有するフォルダを作成します。
適当なディレクトリに新しいフォルダを作成します。フォルダ名は [ Share ] [ Public ] 等でいいでしょう。
2.共有フォルダにアクセスするためのユーザーを作成します。
コントロールパネルのユーザーアカウントで、新しいアカウントを作成します。
標準ユーザー*2で作成してください。管理者では、フォルダに対しフルコントロールが可能となり脆弱性が高くなります。
3.フォルダの共有設定を行います。
1.で作成したフォルダのプロパティーを開きます。
共有のタブで「このフォルダを共有する」を選択し、共有名に任意の名称を入力します。
次に [ アクセス許可 ] ボタンをクリックし、[ 追加 ] をクリック、ユーザー名の項目に [ Administrators] を追加します。
Administratorsに対しては、フルコントロールで構いません。
同様にして、2.で追加したユーザーのアクセス権を設定します。
最後に[ Everyone ] を削除します。
4.Hamachiのメンバーに、2.で作成したユーザー名とパスワードを知らせます。
何かファイルを置いて、共有できているか確かめてもらいましょう。
II.Windows Vista の場合
基本的にはXPの手順と変わりませんが、XPの手順に加え、ネットワーク探索を有効化する必要があります。
1.上述のXPの場合の手順1~3を全て実行します。
2.コントロールパネルの、「ネットワークと共有センター」を開きます。
「ネットワーク探索」、「フォルダ共有」を有効にします。
3.Hamachiのメンバーに、2.で作成したユーザー名とパスワードを知らせます。
何かファイルを置いて、共有できているか確かめてもらいましょう。
*1 セーフモードで起動するには、NTLoader(ブート)直前にF8を押し、ブートメニューからセーフモードを選択します。
*2 標準ユーザーはUsersグループに属するため、デフォルトでのアクセス許可が制限されるため、外部からのアクセスに対しての安全性が高くなります。
*3 フォルダのプロパティーで共有タブに該当する項目がない場合、エクスプロラー画面で、ツール→フォルダオプションの表示タブで、「簡易フォルダ共有を有効にする(推奨)」のチェックを外してください。
*4 *1,*3を実行してもフォルダのプロパティーにセキュリティータブが存在しない場合、共有フォルダのあるパーティションがFAT32でフォーマットされている可能性があります。その場合、NTFSでフォーマットされたパーティションを用意する必要があります。