死ね妖精さん死ね

わたしはここにいて、そしてどこにもいない。つまり幽霊です――エク(アイリス)

死ね妖精さん死ね(しねようせいさんしね)は木工用感想人?のエロティックSF小説。タイトルの由来はシオドア・スタージョンの短編「死ね、名演奏家死ね」より。

概要

 2008年GW企画において投稿された短編小説。GW企画総合4位、高得点入りをはたしたがサイト規約に従って削除されるにいたる。
 分散コンピューティングに基づくAIを搭載したガイロイド(女性型ロボット)の話で、『金色の花が咲く国』に続いて高得点入りを果たした。
 ところがこの作品、ラストにエロシーンが存在したためこのシーンをめぐって評価が紛糾。掲載後に評価を落としてしまった。

ストーリー

 人間型ロボット“PFI”へのインタビューを頼まれた主人公は一体のPFIの『時間を買う』(本文中はレンタルをこのように言い表す)。やってきたのは電波的対応をするPFI、エクであった。主人公とエクが織り成す8時間の逢瀬。

登場人物

  • 『俺』……主人公。固有名詞はない。
  • エク(アイリス)……『俺』が時間を買ったPFI。この固体の本名はアイリスだが、『俺』にはエクと名乗った。

PFIとは

 作者の造語で『Perfect Favorite Idol』の略らしい。分散コンピューティング(外部リンク)を応用したアンドロイド群。どうやら国家サービスらしい。PFIの最大の特徴は数百~数千体に及ぶロボットがニューラルネットワーク(外部リンク)を形成しており、PFI端末が人間に相対したとき、どう反応したらいいかをネットワーク全体でリアルタイムで計算(極論すれば全端末による多数決)を行い、最適の反応をアウトプット、つまり受け答えや動作をする。
 通常利用者はレンタル(この作品では『時間を買う』と表現)するのだが、『永久に時間を買う』、つまり購入も可能。ちなみにお値段は日本円換算で数百万だとか。
 余談だが、現実世界におけるPFIは『Private Finance Initiative』の略で、ぶっちゃけ公共機関(公立病院や野球場など)を民間企業に経営を丸投げすることを指す。

妖精さんショック


 詳細はSF企画も参照せよ。

 2008年5月24日早朝、チャットにてSのひとゆーぢ?が以下の会話をしていた。

Sのひと:正直、死ね妖精さん死ねにSquallさんが乾燥してないのはまずいと思う06:10:42 
Sのひと:あれはガチSFなのに06:11:11 
ゆーぢ:してないのか。俺の中でえすえふってああいうイメージだが。06:11:36 
ゆーぢ:仮に俺が盟主ならじかにお願いするかな。書いてーって。06:12:36 

 約2時間後、Squall?はチャット内に伝言の形で、「アレはエロシーンがあったため最後まで読まなかった」と言う趣旨のコメントを二人へ残した。何気ない会話のように見えるが、これこそSquallたたきの発火点となったのである。
 当時SquallはSF企画の主催としてルール策定などで精力的に活動していた。しかしそのルールは複雑かつ難解で、一般投稿人への敷居の高さがヲチャーどころかチャット利用者でもささやかれていた。これがこの発言によって“この企画は内輪(=SF派の集い及び自身への賛同者)以外の参加を認めません”ととられてしまったのである。
 この発言以降ヲチャーによる一撃でのSquallへの中傷および投稿人の参加控え発言連発、ギリギリ☆エロス企画への興味の移動などが発生。Squallは企画参加条件の相次ぐ緩和を打ち出しこれに対抗するが、これが旧来からの参加者でありガチSF対決を望んでいたクロウドなどの反発まで招き、とうとうSquallは企画を投げ出す事態まで発展するのである。“企画主催に必要なのはどんな作品も受け入れる度量である”ことを示す有名な例としてこの事件は記憶されている。
 がしかし、これ以降のエロリストの台頭によって、一年後に人外&人でなし祭り?にて大量の下ネタ・エロ作品が投稿されるという事態を招く。SF企画の真逆をいくようにルール決めを独断かつ曖昧にやったため、相次ぐ変更を予告もなく行ったことに多くの不満が噴出した。
 果たしてどちらが正しいかったのか、結論はいまだ出されていない。

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最終更新:2011年12月09日 12:15
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