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もしも生き残ったならば―――




梓はずっと気になることがある。
それは何故、初対面の人が自分の名前を知っているのか?
この人は一体何を通して私の名前を知ったのだろう?
唯先輩が外見とか教えたのかな?
本当に先輩の場所を知ってるなら考えられる一つの考え。
確か………情報交換の時にこの人はどせい☆人って言う人だった気がします。
何か唯先輩と関係があるのでしょうか?
不安でした。この人はどこか信用が足りない。
何故そんなこと思うか不思議だったけど、どせい☆人さん。
彼は一体この地で何を目的に動いてるのでしょうか?
最後には裏切ったりしてしまうタイプでしょうか?
そんなの勝手に決めちゃったら私の方に信用が足らなくなる気がしました。
本当にどせい☆人さんは唯先輩の味方なんでしょうか………?

「………何か言いたそうな顔をしてますね。」

「えっ?い、いえ、してませんよ?」

「この場での隠し事は良くないですよ?
 どうしても秘密にしたいことだけを黙るのを許しますよ」

どせい☆人が梓から情報をさらに聞き出す為に責める。
本当はこんなことしたくないが、本当に何か言いたいことがある顔だった。
殺し合いにおいて戦闘力も重要だ。
………だが、情報というのを忘れてはいけない。
特に私のような非戦力的な人が生き残るには情報は綱。
もっと大きく言えば首輪を外す為の要となるだろう。
戦闘力のある人が私のような者を守る。
それが理想。
だから正直な所、咲夜さんとはずっと行動しておきたかった。
………でも……唯の知人達を放っておく訳にはいかないでしょう?
律と紬が間に合わなかったものの、残りの4人は絶対に元世界に帰す!
そうしないと私の目的は達成出来ない。
唯………その他の軽音部員の生存。
それこそが私の殺し合いにおいての希望です。夢でもあります。

「えっと………どうして私の名前を知っていたんですか?」

梓の言いたいことはそれであった。
当然だ。初対面の相手が自分の名前を知っていて呼ぶ訳だ。
疑問に思わざるをえないでしょう。
もちろん私も同じ立場にいれば思うに違いない。
だから私は真実を梓に言った。

「唯から聞いた。………なら自然なんですが違うんですよ。
 この世界には知らない人が多い。そうでしたよね?」

「は、はい。知らない人にしか会ったことがなかったです。
 気付くとそれは不思議………何故なんでしょうか?」

「私のいた世界は………例えばあずにゃん……いや、梓。
 貴方は架空のキャラとして一部の人達に好かれるキャラクター。
 二次元のキャラクターという位置でした。
 そう、その二次元のキャラクターの梓と私がこう会っていますね。
 私の世界での私というのは三次元の人間ということになります。
 普通は会えない二次元と三次元の人間………。
 ですが今会ってるのは確かです。
 ………つまり、主催者は次元をも支配する、操る能力を持つのでは?
 っと、話がそれていましたね。
 梓の名前を私が知ってるのはただ元世界で二次元の『中野梓』というキャラ
 を知っていたから。二次元の世界はおそらく三次元の私達など知らない。
 当然。私達は本来、会話も出来なくただ架空に存在している同士のキャラクター。
 ただ次元が違うのみで話すことも出来ない。
 それが何らかのことによって話すことが出来るようになった。
 明らかに主催者の中にそれが出来る者がいる。
 ………勝手に私の推理を話してしまってすいませんでしたね。
 詳しくはもっと人数がいる所で推理してみましょう。
 それと、首輪の件なのですが外すことは出来ないか考えてみた方がいいかもしれませんね。」

主催者達にバレないように………と小声で梓に聞こえる声量で言った。
黙って聞いていた梓はしっかりこの話したことを記憶へと留めることにする。
と、なんやかんやと言ってた内に塔の前まで来ていた。
もうすぐ唯先輩に会えるんだという気持ちが梓を包みこんだ。



―――そして、時は進み出会いは来る。



「ゆい………先輩………」

やっと会えた。
私の先輩に会えました!
怖かったから………知らない間に涙が出ていた。
どせい☆人さんを見るとその顔は行ってらっしゃいと言っていた。
私は泣きながら唯先輩へと走っていった。

「あっ、あ~ずにゃ~ん!どせい君もいる~」

「せんぱい~………せんぱぁ~い………」

泣きながら走って来た梓を温かく唯は笑顔で抱いた。
いくら抜けた人でも先輩は先輩なんだって………。
誰よりも私を安心させてくれた。
これ以上に嬉しい気持ちへとなる時はもうないかもしれない。
唯先輩は小さく言ってくれていた。

  今は泣いて いいんだよ あずにゃん

泣き崩れている梓。
私はそれを空気を読まない人にはならず黙って見ている。
軽音部員が2人に妹1人だ。
生存者の中での軽音部員は残り1人………秋山澪。
極度の怖がりだった………はず。
これは説得するのは唯達を用いるのが一番。
私だけでは99%不可能だと思われる。
どうしましょうか………不可能といえど可能性がなくはない。
唯達を連れると引き入れやすいがその場合危険性がある。
しっかりした妹と梓がいるがそれでも少女である。
戦闘馬鹿の方や咲夜さんみたいな人相手じゃ無理だろう。
全滅して終了ってなるのがオチ。
さて、どうしたものでしょう?
澪を捨て、3人を守り通す道を選ぶ?
3人を塔に残し澪を探しに行く?
4人で一斉に行動し澪を引き入れる?

答えが出るより先に放送の声が届いて来た。


放送の前の会話である。
梓がずっと唯の胸に入て、泣いていた。
それもずっととはいかないと思った梓は自分から出て、
その時には泣きやんでいた。
憂は、よっぽど怖い体験したんだねって梓を励ましていた。
唯は、あずにゃんえらい!と自体が分かってるか知らないけど褒めていた。
二人の声を聞いて喜び、そして安心感が凄く湧いていた。
どせい☆人と横にいた時よりも緊張感を抜いて会話を続けていた。
空気を読まない人物は現れず放送が空気をぶち壊した。
その放送の時間にどせいも近づいて来て、放送ということを伝える。

黙って4人は放送に耳を集中させた。

禁止エリア発表であるが、幸いこの辺りの禁止エリア指定は特にない。
近い所で、B-5のみである。
ここから真下……そのまんま南に行かなければいいのだ。
禁止エリアをしっかり地図に記入し、問題の死亡者発表。
秋山澪の名前が呼ばれないことをここにいる誰もが願って聞く。
大半は知らない人しか呼ばれず安心した。
………だが、安心させない事態となったことに気付くどせい☆人
だってそりゃそうでしょう?

富竹ジロウと竜宮レナという名前が呼ばれたんだから―――。

この二人はさっき離れたばっかりだ。
二人共気絶中であった為に咲夜か羽入が殺害。
もしくは誰かが襲撃したか?そして生存を優先させ二人を置いて逃げたか?
………なんにせよ、ここは危険。
それがどせい☆人の頭脳の答えであった。
同じく梓は竜宮レナという名前に悲しみを覚えていた。
中では同じくここが危険という考えが結論として出ていた。
平沢姉妹はそんなこと知らない為に教えなければいけないだろう。

「死者………多かったですね」

「そうですね。今回で16名も死んでしまった………。
 殺し合いはどんどん加速していますよ」

「こここ、殺し合い!!?憂~!私って殺されるの!!?」

「えっ?お、お姉ちゃん!そうじゃないよ~」

唯が大変な誤解をしそうである。
という訳なんで誤解を解かして頂きましょう。

「逆ですよ!唯のような可愛い人は守られるだけですよ」

「ほぇぇ?」

間抜けな声だったが、それでも唯はしっかり現状を理解してくれたらしい。
ここが殺し合いであることに今更驚くとは思ってなかったですが……。
………それにしても周りの視線が若干………。
何か地雷踏みましたかね~……?

「お姉ちゃんは可愛いですけど、渡しませんよ!」

「えっ?」

疑問符を一瞬上げたが、そういえば憂は唯のことを可愛い姉と思っていたはずだ。
好意を抱いてるだろう。まさか百合な関係であるのは否定したいが………。
というか、よく考えると唯を嫁に出来るとか三次元の皆さんどう思うでしょうか?
………そうだ、もし生き残ったら!話題にピッタリ!?

いつの間にか唯達の仄々ペースに飲まれるどせい☆人であった。


「もし生き残ったらどうします!?私は生放送をする予定なんですが………。
 良ければゲスト出演して欲しいですね~」

「ゲ、ゲストぉ!?な、なんか凄そう!是非お願いします!」

そう言って唯は頭を下げてお願いをしてきた。
これが生き残ってゲームが終了する時だったらな~………。
そんなこと思っていたどせい☆人だったけど、現実を見よう。
唯は命懸けで守る為に自らの命を落とす可能性があるってことか………。
残念です………私はやはり放送より近くにいる二次元の嫁へと人生を捧げる。
だが諦めた訳じゃないんですよ。
首輪を外し主催者に対抗する力を持ってしまえば簡単にいけたりするかもしれないでしょう。
今は首輪を外すことに、唯達を守ることに集中するんだ。
………そういえば話すことあるんでしたよ。

「そんな話はいいとして、危険人物が推定できたんですよ。
 さっきの放送を聞き、二人……危険人物という可能性があるんだ。
 古手羽入と十六夜咲夜の二名なんですけど………」

「さ、咲夜さんは危険人物なんかじゃないですよ!
 貴方も知ってるじゃないですか!あの時、咲夜さんいなくちゃ………」

「わかってます。……なのですが、放送で竜宮レナと富竹ジロウの名が呼ばれましたね?
 その両名がさっき別れた咲夜達の近くにいたんですよ。
 何者かが襲ったか………あるいは、羽入と咲夜の間で戦闘が行われたか………。
 後者の場合、片方の信用はなくなり完全にそれは敵という意識を持たなければならない」

色々な思考がこの場を支配する。
どせい☆人は二人共を危険人物と推定している。
だが、平沢憂 彼女は十六夜咲夜が危険人物ということを否定。
そうなると危険なのは古手羽入という名の彼女なんではないのか?
外見を伝えるとますます怪しい人物と思える。
だが、中野梓 彼女は古手羽入が危険人物をいう考えが出来ない。
彼女が危険人物というなら、自分は何故傷もなくここまで生きてるの?
どせい☆人の意見はこの場に混乱を起こした。
たった一人、平沢唯だけは話に着いて行けず床を5656していた。
………というか、地上でゴロゴロするのはおかしいのでは?
と、唯は置いて3人の口論が始まる。
全員が確実に思うのは危険人物の存在。
だが、その対照が樹形図での4通りの内、3通りの口論。
残る1通りは危険人物がいないだがそれは確実にまずない。
だって放送でさっきまでいた人が死んでいると伝えられたから。

「このままじゃ咲夜さん………殺されちゃいますよ!」

憂が我慢出来ず、走って行った。
手に見えた武器は小さかったが、それは文字を書くペン シャーペン。
芯があるか知らないが、これでも突くと死亡に追い込む可能性が十分ある訳だ。
………つまり、憂は羽入を殺しに行った?

「このままじゃ、憂が危ない!」

どせい☆人も憂を追い始める。
平沢唯も大事だがその妹を救わないと………。
ただ姉のみを守ってそれがどうなるんだよ?
後ろを見ると追う梓の姿が見えた。
それに私は大声をあげる。

「憂は私にまかせてください!梓は唯と共にいてください!
 これは命令!願いとも言います!
 とにかく梓はここから動かず唯といてください!」

忠告を聞き、梓は足を止めた。
本当なら羽入の危機を救いに行く。
それがしたかった。
………でも、唯先輩を失うのは絶対に嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ………。
そんなの絶対にさせたくない!
もう一回………今は自分の願いを彼に託す。
その彼の口の動きはこう言ってたように思えた。


『唯のこと………すべて任せましたよ………あずにゃん』


消えたどせい☆人を見送ると梓は唯の立って―――。
いや、5656する唯の所へとゆっくり歩いていった。
完璧に死亡フラグを建てたどせい☆人だ。
唯を守れるのは今、私だけ………。
そう、梓だけ………。


唯先輩は、私が守ります!!


その堅い決心は、梓を強くしてくれるだろう。


B-3 平沢唯@けいおん!
状態:健康 色々抜けてる 5656
装備:なし
道具:支給品一式(地図と名簿だけ)
0、幸せ~♪
1、軽音部の皆を探し出す
2、可愛い人と甘いお菓子を探すよ~
3、どせい君がちょっと心配?
4、憂と会えてうれしい!
5、あずにゃん~♪
6、生き残ったらどせい君の放送にゲスト参加しよう!

※何故かバトロワのことを忘れています
※殺し合いということを思い出しました。


B-3 中野梓@けいおん!
状態:健康 若干ポジティブに?
装備:なし
道具:基本支給品 まことのめがね@ゼルダの伝説 ネコ耳@現実 モンスターボール「エネコ」@ポケモン
1、先輩達を探して強力な人材を集める
2、先輩達が死ぬのが怖い
3、自分が死ぬのが怖い
4、皆に着いて行こう。
5、落ち着いたらいいんだ……落ち着いたら。
6、皆で生きて帰って軽音部を取り戻したい
7、唯先輩は私が守る!

※十六夜咲夜を危険人物であると思いました。
※どせい☆人の推理を聞きました。



「待ってください!憂!行っては貴方が危ない!」

「お姉ちゃんが危ない………そんなこと起こる前に私が止めるんです!
 だからその羽入という人を絶対に殺してお姉ちゃんを安全にします!
 それに、咲夜さんだって救ってみます!」

憂はどうして気付いてくれないか?
いや………気付くんじゃない。
これはただの誤解である。
誤解とは解くもの。憂の誤解を解いて初めて止めることが出来るだろう。
とにかく憂の暴走を止めるんだ。
例え、命が散っても私は唯の為なら本望ですよ。
ははは………もっとインコース、攻めていいかな?
マリカーする時みたいな感じでプレイすると追いつけるかな?
………それはないか。

とにかく憂を戻す為の、どせい☆人の奇妙な追走劇が始まった。
位置に着く前に用意ドンである。


C-3 平沢憂@けいおん!
状態:健康 服に血 若干暴走気味
装備:エプロン 咲夜のナイフ1本
道具:支給品一式×3 スーパースコープ@スマブラ バルブハンドル@バイオハザード他
   ポテトチップス@現実 シャーペン@現実 バイオリン@情熱大陸 Wiiハンドル@Wii みかん?@サザエさん
1、咲夜さんは本当はいい人だと思います。
2、知人が現れるまで咲夜さんと行動したかったけど……生きてくださいね……。
3、お姉ちゃんと会えて良かった。
4、お姉ちゃんをずっと守ってみせる。その為に危険人物は殺す。

※月のデイバッグを回収しました
※どせい☆人と情報交換しました。
※どせい☆人を危険人物と思っていましたが、考えが変わりました。
※古手羽入を危険人物と思っています。


C-3 どせい☆人@ニコ生放送主
状態:健康 疲労(中) 右腕に少し深い切傷
装備:普通の服とジーパン
道具:支給品一式 マイク@現実 赤風船@スーパードンキーコング コイン@スーパーマリオシリーズ
   ガチャピンの着ぐるみ@現実
1、リスナーさん達が放送を待ってるから生き残って放送をする
2、唯は憂にまかせる。又、いつか出会って守りたい。
3、唯の友人を探す。それの邪魔もしない!
4、罪滅ぼしをしたら自殺……でも生き残りたい。
5、咲夜さんは善人と思っておく。
6、憂を唯達の所へと戻す。それまで唯は梓に任せる。

※憂・咲夜と情報交換をしました。
※唯を最終的にどうするかを悩んでいます。
※咲夜・羽入を危険人物であると思っています。


sm109:ほんわか時間 平沢唯 sm119:キタゼコウメイ - Comeing Komei
sm109:ほんわか時間 平沢憂 sm117:は~にゅぅいたーいないふ
sm108:ひれ伏せ貧乳ども!PADじゃないですと彼女は言う 中野梓 sm119:キタゼコウメイ - Comeing Komei
sm108:ひれ伏せ貧乳ども!PADじゃないですと彼女は言う どせい☆人 sm117:は~にゅぅいたーいないふ


最終更新:2011年07月29日 00:49