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開幕~バトロワの晩~





            \アッカリ~ン/



             \ハ~イ/


ゆるゆり、はっじm………。


………え?突然ですが番組を変更します……?


えええ~、じゃああかり達はどうなるの~?!



             ◆◇



ここは、とある施設。謎に包まれた施設。
人気を感じさせないこの施設に今、ある一室にして事件が発生しようとしていた。
時は22:50。とっても偉い子はとっくに就寝についている時間帯である。
こんな時間に今、夢のような物語が始まろうとしていた。

さて、皆様はバトルロワイアルを御存知でしょうか?
現実世界に打ち込む者達がこの言葉を聞く機会はおそらくないでしょう。
なんてったってこれは社会のルールからはかなり遠い存在なのです。
質問するまでもありませんね。あまり深くは御存知ないのでしょう。
では、この私から深く説明してあげましょう。

バトルロワイアル―――簡単に言えば、"殺し合い"と呼ばれるものです。
決められた参加者同士でそれを行い、生き残りをかけて数日の間行動をしてもらう。
勿論、簡単にはいかないでしょう。いつ死ぬか分からない状況なのですよ。
精紳は長くはもたないと思われる。でもそれをも耐えてこそ真の勝利を手にするのです。
この殺し合いというものに必ずあるのは、先ず"支給品"と呼ばれる物である。
全参加者に共通して、名簿・ペン・食料・水・コンパス・照明器具・地図が支給される。
そして、それにプラスしてランダム支給品というのが存在している。
それが武器か道具か食料か、使えるものか使えないものか、それは分からない。
己の運が良ければ使えるものが、悪ければ使えないものが、この時点で勝敗も決まるかもしれない。
幾らなんでも武器が無い丸腰状態というのは比較的不利な状況なのです。
まさかそんな状態で武器を持つ者の前に出ることはない。それは死ににいくも同然。
おっと、そうですね。死ににいく、ということですが、あまり変な事を考えない方がいいですよ。
もう一つ、共通しているものとして"首輪"というものがあります。
これには様々な機能が搭載していまして、まあ後程紹介させていただきます。
先ずこの首輪、貴方達に特殊な能力が備わってる場合はその能力を抑える効果があるのです。
ラッキーですね。これで、全参加者平等ということになります。あ、支給品を除いてね。
だから能力を使用しようとしても基本的には発動しない。するとしても威力はまったく無いに等しいのです。
これを作るのには苦労した………これは一種の発明でしょうねぇ。ククク、ハハハハハ……。
失礼。次にエリア。これは殺し合いをする範囲。これの外は秘密だ。
これは区画分けされており、これは6×6。つまり36エリアに分けられている訳なのです。
そしてこれが大事。殺し合いは進むにつれて人数が減る。エリアがそのままだと速度も落ちてしまいます。
そこで、人との遭遇率を上げる為に設けたルールとして"禁止エリア"というものがあるのです。
どういうことかといえば簡単。その名の通り入ることが禁止されたエリア。
もし入れば………数秒後には貴方の命は途絶えていることでしょう。
是非、お気をつけください。つまらない事で死ぬなど嫌でしょう?

さて、これがバトルロワイアルというものの簡単な説明だ。
どうだろう?興味は持たないかね?やってみたいとは思わないかね?
分かっている。だから、今回。私は特大なイベントを持ってきました。
頭がよく働く者はもうお気付きでしょう?そう、今宵は―――。



「計50名の選ばれし者達。貴方達にはこれから、このバトルロワイアルというのをやってもらう!!」



フフフ、どうだ?驚いたであろう?
何せ私も初めてこんな事をやったのだからな。
ハッハッハ、ハーッハッハッハッハッハッ。

おい、驚くのはいいが少しは静かにしたまえ。まだ私の発表は終わっていませんよ?
さてでは、このゲームを開催時刻をお伝えしよう。
今、現在の時刻は22:55。よって、開催は貴方達が次に一斉に起きる時間……そう、00:00にスタートする。
なあに心配は御無用。今から00:00までには誰も攻撃は出来ない。つまりは安全な時間です。
ただ、それから後は完全に危険な時間ですがね。ククク………。
00:00から始まり、このイベントは最大二日まで延長出来るようにしてあります。
殺し合いの進行によっては一日で終わったり二日目で終わったりするのです。
ただ、三日目に突入して参加者が二名いた場合はタイムオーバー。全員失格――死亡となりますのでお気をつけを。
隠れてるだけでは永遠に終わらないからな。こうするしかないのだよ。二日を大事にしたまえ。

さて、先程お話致しました首輪の機能についてご説明致しましょう。
耳よりも目の方が分かりやすいでしょう?では、こちらを見てください。


そう言って、暗闇の中にもう二つのスポットライトがあてられた。
そこにいたのは二人の人間。一部の人間は知らない存在。
………だが、一部の人間は知っている存在。
その人達にとってはとっても大事な大事な存在。


「あれ!?ムギちゃんっ?」「ムギ(先輩)!?」
「愛莉!!?」「アイリーン!?」」


私語は慎みください。確かに驚かれるでしょうが。
彼女達二人は私が用意した首輪の機能を確かめる被験者です。
さて早速ですがお見せしましょう。
この首輪の力をっ!私達の発明をっ!!!


そう言って、近寄って行く。その方向は紬の方だ。


「おいっ!ムギに何をやらかすつもりだ!!」
「大丈夫よりっちゃん。変な事はしないみたいだから!
 それに、一体何が起こるか凄くワクワクするの♪」
「……………」


紬の顔は不安ではなく何が起こるかということへのwktk。
これには律も仕方ないと思わざるを得なかった。
それは他の皆も同じ。紬が良いなら良いかなと結論付ける。
ただそれが最悪な事になるとは知らずに。


うむ、では。しっかりと目に焼き付けてくれたまえ!!!


ピッ、と音が鳴るとピー、と音が発した。
一体何かと思うが、それの発信源は紬の首輪からだった。
そして、あまりにも不吉なキーワードが告げられる。


『爆破、10秒前デス!』


「………えっ?」


よく聞き取れなかった。もう一度頼みたい。
今、この首輪は何と言った?何を言った?


『爆破、5秒前デス!』


爆破…?それってどういうことなんだ?
周りもざわめくし、刻一刻に時間は経っていく。
紬の顔はまだドキドキしてる様子だった。


『爆破マデ、3――』


おい、ちょっと………。


『2―――』


待て………。


『1―――』


「待てぇー!!!!!」


『0―――』


ピー、という音は途切れて小さくボンッと音がする。
これが何の音なのかはよく分からない。
ただ目の前に広がる光景は……………"最悪"だった。
そこにあるのは、人間に必ずあるパーツの一つ。
"首"……しかもそれは、さっきまで笑顔を浮かべてた女の子のもの。
今も尚、首だけの状態で笑顔の顔。
それが会場の中心にスポットライトが当てられて転がっている。

ようやく理解した頃―――会場には悲鳴が響き渡った。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

様々な声が重なって、一つ一つが聞き取れない。

「愛莉!!逃げろ!!!逃げるんだ!!!」

そんな声も聞こえる。愛莉とはもう一人残った女の子。
逃げる。それが最善の選択。………でも、そんな簡単に逃してくれる筈は無かった。
聞こえてくる。扉を泣きながらガンガンと叩いている音が。



ノンノンノン、簡単には逃がしはせんよ。
さて、この通り!この首輪には"爆発"という機能が備わっています。
これの発生条件は2つ存在しております。一つ、先程の"禁止エリア"への侵入。
10秒という猶予があるものの、やはり危険。侵入は控えるのが最善だ。
そして2つ目の条件。それは今からお見せする通りです。

そう言って近付いて行く。愛莉へと近付いて行く。

「愛莉!!クソッ!動けないっ!!!」

必死になる少年の声も、無残に響くだけだった。
距離を迫られて、愛莉は何もすることが出来ないまま―――。

扉への蹴り飛ばされ―――首輪を振動させた。
そして鳴った。地獄へのカウントダウンが始まった。

「ぁぁ……嫌ぁ………」

パニックになる愛莉。そして、もう一度……。
あの時の金髪の子と同じように音が途切れる。
そして、ボンッと音が鳴れば―――――。

「愛……莉……」

スポットライトに当てられた。そこにあるのは首と身体。
さっきまでついてたのに、もうそれは離れてしまった。
あの子が現実から離れると同じように……身体と首もそうなったのだ。
もう放心状態だった。紬と愛莉の知人は言葉を発することも考える事も出来なかった。


この首輪は、強い振動を感知するとこうなるのです。
ただし人の手による振動にしか反応しないのでそこは御安心を。
以上が首輪の効果となっております。フハハハハハハハ。
では、時間だ。最高のショーにしてくれたまえ。

この私は961プロを率いる社長の黒井だ。
今後とも、961プロをよろしく。諸君!
では、アデュー!!


そうして、会場は暗闇に染まった。

今まさに、最悪のサバイバルゲームが始まろうとしていた。


時刻は23:00。1時間後、全員が目覚める。



―――そして、バトルロワイアルが始まる―――



【琴吹紬@けいおん! 死亡確認】
【香椎愛莉@ロウきゅーぶ! 死亡確認】


【残り50名】


―――バトルロワイアル START―――


START 投下順 sm001:SHOOT!
START 黒井崇男 sm000:[[]]
START 琴吹紬 死亡
START 香椎愛莉 死亡


最終更新:2012年01月30日 19:20