[93/09/25 19:11] GIJ=CHECKMATE 最下位決定戦決勝戦!
●1回戦 第1試合(森)
ZABORGER 内野研究所さん
vs.
YOU-007 I_youさん
まさに注目の対決。どちらもアトミック+アームという構成で、まさに
宿命のライバル! 両者の過去の戦績は0-0。単に記録に残っていない
だけなのかもしれませんが、もしかすると、初対決にして宿命のライバル
という究極の矛盾状態なのか!
ZABORGERはCHAINで2HEXさきからの攻撃を得意としますが、武器の弱さで
負けているのがちょっと悲しい。しかも、これなら勝てるという局面になっ
ても、なぜかATOMICを撃ちながら突っ込むという無謀な行動をとり、みす
みす引き分けにしたことの多いこと。予選の37の引き分けのうち、おそら
く30以上は、双方メルトダウンによるドローだと予想されます。
YOU-007は、POWERアームを持っている以上、アームを使った接近戦をす
るかと思いきや、なぜかATOMICで隣のHEXのロボットを攻撃してしまいま
す。というわけで、引き分けにすらならず、負け数が非常に多くなってま
す。決まる時にはちょうどATOMICが遠目に決まって、POWERでとどめ1発
というきれいな勝ち方をするのですが・・・。まあ、試合を見ましょう。
スタート直後、YOU-007は元気よく外周へ飛び出していきます。その後も
快調に外周を回って、敵を探します。このあたりはなかなか上位のロボッ
トに見劣りしません。一方、ZABORGERは、スタート地点でウロウロとして
いるだけです。迎え撃つつもりなら止まっていれば良いものを、いつまで
も上下に動くだけです。と、YOU-007が木の向こうを通り過ぎるのを見つけ、
CHAINで2回殴ります・・・が、「間に木がある」「敵との間隔が3HEXであ
る」「すでに正面から敵はいなくなっている」という、3つの一次独立な
間違いをおかしています。
おっと、ZABORGER、なにをとち狂ったか、ATOMICを発射! 当然のよう
に目前の木に当たります。核を木に当てるなんて、GREEN PEACEと緑の党の
両方から文句が来そうです。しかし、この立木は、このゲームでは最強。
ビクともしません。ぜひこの木でロボットを作ってみたいものです。
余計なことに気をとられている内に、YOU-007もZABORGERを発見。そちら
へ振り返り、ATOMIC発射! だから、間に木があるんだってば! という
わけで、どちらもATOMICを浪費してしまいました。
目の前の木にATOMICが当たってビックリしたのか、ZABORGERはまたも、
その木に向かってCHAINを振りまくります。YOU-007も、目の前の池に向かっ
てPOWER-ARMを素振りします。ZABORGERとYOU-007の間は3HEX・・・。殴る
にはあまりにも遠い距離です。しかし、お互いにそんなことは意に介さず、
渾身の力をこめて、腕を振りつづけます、明日のために・・・。
「するどくえぐりこむように、うつべし! うつべし!」
もう二十回は素振したでしょうか? もう日がくれかかっています。YOU-
007はすでに疲れてダウンしています。ZABORGERの木を殴る音だけがあたり
にこだまします。「なんのため?」「だれのため?」、そんな質問は無意
味でしょう。そこに木があるから・・・、ただそれだけです。
完全に日が暮れた頃、ついにZABORGERも、力尽きました。「ENERGY EMPTY
...」という文字だけがむなしく闇夜に点燈します。
「あしたも一緒に練習しよう!」
二人がそういって別れたかどうかは、さだかではありません・・・。
さて、この優勝決定戦は、引き分けに関してちょっとルールを変えさせて
いただきます。従来は、引き分けの場合、予選の順位によって先に進むロボッ
トを決定していましたが、それではあまりにも面白くない。どうせ、トーナ
メントモードをそのままトレースできるわけでもないので、引き分けの場合、
FOREST→DESERT→ASPHALTと地形を変えてあと2回行ない、勝負のついた時点
で先に進むロボットを決定します。また、3回とも引き分けの場合は、しか
たがないので、予選の順位が低かったロボットが先に進みます。
というわけで、先程の勝負は砂漠に持ち越しです。
●1回戦 第1試合(砂漠)
ZABORGER 内野研究所さん
vs.
YOU-007 I_youさん
スタート時間の12時はもうすぐ。ジリジリと熱い日差しが、両者のロ
ボットを焦がします。もし有人タイプであったなら、おそらく中は50℃
を超え、もはや戦いどころではないでしょう。
太陽の南中とともに、両者南へと進みます。すぐにYOU-007がZABORGERを
補足。ATOMICの照準をあわせ、ZABORGERの方へ向きを変えます。その場で、
撃てば良いものをなぜかYOU-007はZABORGERに向かってダッシュ!
ZABORGERも気付き、向きをかえCHAINで殴ります。2発ヒット! 今度は
相手が木ではありません。手応え十分。効いています。ここで、YOU-007が
ATOMIC発射!
「なぜ!」
あたりに観客の声が響きます。2発ダメージを食らっている以上、隣接
HEXへATOMICを撃ったら、自滅するのは自明の理であるというのに・・・。
だれもがZABORGERの勝利を確信した数秒後、
結果は「DRAW」!
「なぜ!」
またも、観客はざわめきます。良く見てみると、ZABORGERのLEFT OPTION
の残数が0になっています。なんとZABORGER、黙っていれば勝っていたも
のを、わざわざATOMICを撃っていたとは・・。
なんともすさまじい試合でした。ロボットはダメージが100%になる
と爆発してしまいますが、この試合でZABORGERが受けたダメージは160
%、YOU-007が受けたダメージに至っては、ほぼ200%! どちらのロ
ボットも見る影もありません。砂漠にポッカリと大きな穴があいているだ
けです。
なるほど、森での一見不可解な行動がやっと理解できました。お互いに
本気を出したらどうなるか、彼等は知っていたのです。
彼等は、核の撃ち合いがどんな結果になるか、いかに戦争が不毛である
かを自分の身をもって教えてくれたのです。ありがとう! ZABORGERとYOU-
007。君たちのことは忘れない。
と、勝手に殺してはいけませんでしたね。というわけで、マップをASPHALT
へ変更し、最後の戦いです。
●1回戦 第1試合(アスファルト)
ZABORGER 内野研究所さん
vs.
YOU-007 I_youさん
グリーンランプとともに、やはり両者は下へ動きます。しかし、今度は
砂漠と異なり、YOU-007とZABORGERは直線に並びません。YOU-007はそのま
ま壁際の周回コースを進みます。
ちょうどYOU-007が180度回った頃、ZABORGERがYOU-007を発見。発見
したHEXへダッシュし、例によってCHAIN2回+ATOMICという釧路イージー
3段攻撃を行ないますが、これまた例によって、そこにはだれもいません。
ATOMICが左壁にむなしくヒットしたころ、すでにYOU-007は右壁際にいると
いう始末。
またしても、ZABORGERがテクテクと歩き、YOU-007が壁際を回るという展
開。ちょうど2'00"に、ZABORGERとYOU-007が接触! いったんはやりすご
したものの、YOU-007が気付き、あわてて振り向いてATOMIC発射! しかも
なぜかそのまま突っ込んで来ます。しかし、ZABORGERはまったく無視して
テクテク歩き、あっさりATOMICをかわします。
と、YOU-007がZABORGERの背後にきた瞬間、突然ピクリともしなくなりま
す。どうした、バグったか? ふとステータスを見ると、なんともうエネ
ルギーがなくなっています。開始から1分しかたっていないのにエネルギー
切れとは・・・。
ZABORGERは左壁にぶつかったとき初めて、すぐ後ろに敵がいることに気
がつきます。すかさず振り返り、YOU-007の2HEX前の地点までダッシュ!
そして、CHAIN! パンチの伸びといい、まさにバイソンのダッシュスト
レート!
はじめていいところをみせた、ZABORGER。テレもあるのか、途中でなん
どかなんどか息継ぎをしながらも、CHAINで殴りつづけます。YOU-007無念。
なんの抵抗もできません。
ついに、この日、ながきにわたって戦われた、この宿命の対決にピリオ
ドがうたれたのでした。
なんと、大本命であったはずのZABORGERが勝ってしまい、YOU-007が2回戦
へ負け上がりました。これで、最下位争いは、なんとも混沌としてきました!
●1回戦 第2試合(森)
VIF-2 沖塩豊武さん
vs.
AKIITON4 Baumさん
VIF-2は、LASER/SOLAR/2足と、いわゆるSOLAR-n系です(失礼)。戦い
方も割とオーソドックスで、半分くらいの出力でレーザーを撃ち、画面の
隅でエネルギーをためます。
AKIITON4は重戦車というイメージでの統一がみごとなロボット。色も戦
場で目立たぬような茶色ベースですし、足まわりはキャタピラ。その上に
このゲームで1番目と2番目の重火器、ATOMICとFLAMEが載っているのです
から、威圧感は抜群です。こういうバランスのいいデザインは個人的に大
好きです。
スタートすると、両者おもむろに動き出します。森の場合、両者ともに
動かないロボットだったりすると、とてつもなく退屈ですが、どちらも比
較的好戦的で好感がもてます。
おっと、VIF-2がレーザー発射。目の前の木に当たります。さすが「木」!
やはり強い。無駄なエネルギーを浪費したVIF-2はすかさず画面右下に移動
しようとします。その途中をAKIITON4がキャッチ。フレイム! しかし、
VIF-2はギリギリで間に合いなんとか目前を通過し終えます。もしマンガだっ
たら、尻に火がついてアチチチというギャグが一発はさまるくらい、ギリ
ギリの間合いでした。
なんとか画面右下までたどり着いたVIF-2はエネルギーをため始めます。
AKIITON4がVIF-2と一直線にのりそうになったと同時に、VIF-2はスッと前
へ2HEXダッシュします。う~ん、SOLAR-n(失礼)。
AKIITON4はそんなこともつゆ知らず、そのまま前進を続けます。またし
ても、AKIITON4とVIF-2が一直線にのりそうになった時、VIF-2は前進しよ
うとしますが、密林にはばまれます。VIF-2が前にすすめずオロオロしてい
るうちに、AKIITON4が気付いて、くるりと方向をかえ、おもむろにATOMIC
発射! しかもみごとに命中。この決勝トーナメントで、ATOMICが有効に
使われるのは、これが最初で最後でしょう。
さらにとどめをさすためにAKIITON4はジリジリと、VIF-2に近づきます。
FLAMEの射程距離まであと2HEX、1HEX・・・、
ここで、我にかえったVIF-2あわてて反転し、ダッシュで逃げます。なん
とか間に合ったかと思っていたら、なぜかVIF-2が、またも反転し、AKIITON4
の目の前に。まさに「わたしがデザートよ」状態!
据膳食わぬは男の恥。
「いっただきま~す!」
と言いつつ、AKIITON4はコンガリとVIF-2を焼きましたとさ。
またしても、下位が上位に勝つ展開。予選ではともかく、ロボットの強弱
関係は、個々の相性によって決まる、という原則をあらためて実感させられ
ました。
ここで、ちょっとお休みします。
最終更新:2021年12月27日 20:21