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竹内楠三著『催眠術自在 学理応用』(大学館,明36.3 )
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明治36年の「第二次催眠ブーム」を立ち上げた「竹内催眠三部作」の一冊。すでに最終章には「催眠の取締り」の項も見え、催眠書の出版ブームが起こる中、当局サイドでは医学者などの専門家を交え、取り締まりの機運が高まっていたことがうかがわれる。
国会図書館近代ライブラリーでオンライン閲覧可能(無料)。ここから直接ジャンプできます。
(目次)
緒論
第一編 催眠術の歴史
第一章 古代に於ける催眠術の応用第二章 占星術と催眠術
第三章 メスメリズムス即ち動物磁気説及び其の発見者メスメル
第四章 欧羅巴諸国に於けるメスメリズムスの傅播及び其の研究の進歩
第五章 フアリヤ動物磁気の原因を発見す
第六章 独逸に於けるメスメリズムスの衰微及び其の原因
第七章 催眠術の新説及び其の創唱者英国の医師ブレード
第八章 米国人グリムス電気生物術を発見す
第弐編 催眠術概説−催眠術とは如何なるものぞ
第九章 催眠術の実例第一〇章 催眠の方法
第一一章 醒ます方法
第一二章 如何な人が催眠され易きか
第一三章 承諾せざる人を催眠し得るか
第一四章 催眠さるる割合
第一五章 催眠状態の階級
第参編 催眠状態の徴候(上)生理的徴候
第一六章 暗示に対する感応第一七章 暗示の有意運動に及ぼす変化
第一八章 摸擬作用
第一九章 不随状態
第二〇章 強直状態
第二一章 幻覚及び錯覚
第二二章 消極的幻覚
第二三章 感覚の過敏
第二四章 有機感覚の変状
第二五章 暗示の不随意筋に及ぼす影響
第二六章 汾泌作用の変化
第二七章 身体組織の変化
第二八章 暗示の皮膚に水胞を生ずる事に関するフオレル教授の実験
第四編 催眠状態の徴候(下)心理的徴候
第二九章 記臆と催眠状態第三〇章 暗示の記憶に及ぼす影響−人格の変化
第三一章 残続暗示−催眠中に受けたる心の変化の覚醒後に続くこと
第三二章 催眠中に暗示せられし事を覚醒後に行ふ時の動機
第三三章 催眠状態には意識なきか
第五編 治療法としての催眠術
第三四章 暗示の治療作用第三五章 催眠術に対する医学社会の反対
第三六章 催眠術は如何なる疾病を治療し得るか
第六編 法律と催眠術
第三七章 人を催眠状態に陥れて罪を犯す場合第三八章 催眠術を用ひて人に罪を犯さしむる場合
第三九章 民法と催眠術との関係
第四〇章 過去幻覚に基く無意の偽証
第四一章 催眠術を以て犯罪を自白せしめ得るか
第四二章 催眠術の取締法