Optima Baronレビュー by ヨシザキ



Optima社のBaronのレビューです。

装備と価格

基本的なコンポーネントは105&DEORE LXでDEORE機械式ディスクブレーキ仕様です。LORO標準仕様では52/39Tのダブルクランクが標準でしたが、わがままを言って50/34Tのダブルクランクに変えてもらいました。なお、スプロケットが9速である関係から変速レバーはTiagraグレードのものを使用しています。購入は2008年9月で、本体価格は約31万円でした。購入したお店はLORO SETAGAYAです。
なお、オプションとしてカーボンシートとヘッドレストを装着しています。カーボンシートは26,800円、ヘッドレストは12,800円でした。メーカーの言っている重量が本当ならカーボンシート化+ヘッドレスト装着でも標準より240g軽くなっています。
シートの後ろに付いているバッグはRadical Design社のSolo Racer(Wide)です。車両を買う前に個人輸入したものです。値段は本体95ユーロ+送料20ユーロでした。

走りについて

流石はローレーサー。車重がそれなりにある(本体だけで13〜14kgくらいあるはず)のでダッシュは苦手ですが高速域(40km/h〜)での伸びがすばらしいです。特に下り坂では恐ろしいくらいの加速を堪能できます。
ハンドリングはおとなしめ。歩くくらいの速度から60km/h超の速度域でも安定して走れます。直進安定性を重視した設計のせいか、高速コーナリングではアンダーステアが多少気になります。
現在装備しているタイヤはSchwallbeのKOJAK(20x1.35, 26x1.35)ですが、特にスピード面での不満はありません。むしろエアボリュームがあるので乗り心地の改善のメリットを享受できているように思います。

安全性について

よくローレーサーは車高が低いため車などからの視認性が低いと言われますが、私は特に危険だと思ったことはありません(深夜の交通量の多い幹線道路なども走ったことがあります)。きちんとルールに従って車道の左側をきちんと走っている限りは大丈夫だと思います。
ただし、リアフラッシャーは目立つように取り付けるべきです。

総評

2008年モデルは台湾生産ですが、そんなことはどうでも良いと思えるポテンシャルを秘めた車両です。でも、生粋のレーサーではなくツアラーとしても十分に通用する(オプションでキャリアを付けることも可能です。純正のものは2万円くらいしたはずですけど)と思います。純レーサーモデルのXLOW、超軽量モデルのRAPTOR(実測で10.8kgだそうです)のベースとなっただけあって、性能、扱いやすさ双方とも高い水準にまとまっています。
ただし、ステムが固定式なので頻繁に乗り降りするような用途には不向きです。

文責:ヨシザキ

Rev.1 変更点:写真をより当たり障りのないものに変更

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最終更新:2008年11月15日 19:24
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