汚染された大地を移動し続ける都市。都市の土台を金属製の多足が支え、
汚染獣を回避する様に移動する。蜘蛛っぽい感じ。
都市の外周は
汚染物質を遮る
エアフィルターに覆われており、この世界において人を含めた汚染獣以外の生物にとって殆ど唯一の生活の場である。動力は
セルニウムと呼ばれる金属で、都市の動力は勿論、エアフィルターや土壌の浄化作用など、都市の機能は全てセルニウムを原動力としている。建造技術は既に失われている為、現状、新たに自律型移動都市を建造する事は不可能。
大気中に充満する汚染物質が無線通信を遮ってしまう為、各都市同士のコミュニケーション手段は非常に乏しく、都市同士を繋ぐ
放浪バスと放浪バスが運ぶ手紙しか交通・通信の手段が無い。その分、殆どの都市は自給自足が成り立っており、大抵の人間は生まれた都市から外に出る事無く一生を終える。都市には生活に必要な全ての機能を備えた標準型から、
学園都市など各機能に特化した都市も存在する(無論、特化型の都市でも自給自足は成り立っている)。
最終更新:2008年01月31日 17:16