効果的な勉強方法2(メモ書き程度に更新いたします。)
参考になりそうな意見などを書き留めるメモのページです。
情報の判断は各自にお任せします。自己責任でお願いします。
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スレで出てた今年の試験の問題に対してメモ。
午後問20
C6頸髄損傷(第6頸髄節機能残存)患者で使える筋はどれか。
1.上腕三頭筋
2.三角筋
3.手内筋
4.橈側手根屈筋
午後問55
良肢位について誤っている組合せはどれか。
1.手指----テニスボールを握った肢位
2.手関節----伸展(背屈)10~20度
3.股関節----屈曲45度、外転0~10度、外旋0~10度
4.肩関節----外転60~80度、内分廻し30度、外旋20度
# 肘関節の良肢位は、90度屈曲で前腕の回内・回外中間位である。
# 手関節の良肢位はペンを持った時の肢位、手指の良肢位は野球のボールを握るような肢位である。
# 膝関節の良肢位は、軽度屈曲位である。
# 肩関節の良肢位は、70度外転、30度水平屈曲、軽度外旋位である。
# 股関節20度.屈曲.10度外転.内外遊中間位 .膝関節20度.屈曲位
# 足関節の良肢位は、0度または軽度尖足位である。
午後問53
28歳の男性。オートバイ運転中に転倒、頭部を強く打撲した。
受傷時一過性の意識障害があったが、その後意識清明となり普通に会話をしていた。
6時間後に頭痛を訴え、次第に呼びかけに応じなくなった。最も考えられるのはどれか。
1.脳挫傷
2.外傷性クモ膜下出血
3.急性硬膜外血腫
4.急性硬膜下血腫
頭部外傷には、ルシッド・インターバル(清明期 lucid interval)がある
http://www.furano.ne.jp/utsumi/hanasi/10.html
頭蓋骨と脳を覆う硬膜の間の動脈が破綻することによって起こる急性硬膜外血腫の場合に、
この清明期が見られることがある。通常、頭部外傷の際の脳振盪(のうしんとう)のために、
先ずごく短時間の意識消失が見られる。次いで覚醒し普段通りに会話ができるようになる。
しかし数時間の後に再度頭蓋骨と脳膜の間に起こった動脈性出血が拡がると、
脳が圧迫され意識の混濁が起こってくる。この意識の比較的清明な数時間(1~12時間)を
ルシッド・インターバルと言い、この時期に適切な外科的処置がなされないと不幸な結果を招くことになる。
午後問38
クッシング(Cushing)症候群の徴候でないのはどれか。
1.満月様顔貌
2.骨粗髭症
3.下腿浮腫
4.高コレステロール血症
これ、調べてみたんですけど、やはり3が答えになりますよ。124は徴候としては正しいですし。3は続発ですね。
クッシング症候群から糖尿病(ここから浮腫が発生)が派生するというのが教科書的な考え方のようです。
柔理でもそうですけれど、教科書をベースにした考え方で答えを導き出せば良いと思います。
モルキオ症候群 Morquio syndrome
酸性ムコ多糖類の先天性代謝異常症で、常染色体劣性遺伝
常染色体優性遺伝
病気の遺伝子をもつと必ず病気を発症してしまうもの
家族性高コレステロール血症 家族性腺腫性ポリポーシス
骨形成不全症 Marfan症候群 Ehlers-Danlos症候群
結節性硬化症 Huntington病、Machado-Joseph病
常染色体劣性遺伝
病気の遺伝子をもっても、もう片方の遺伝子が正常であれば発症しない
フェニルケトン尿症、アルカプトン尿症など代謝性疾患に多い
伴性遺伝
性染色体における遺伝子に異常がある場合に起こります。
男児のみ発症するものを伴性劣性遺伝
女児のみ発症(男子は早期に死亡する)するものを伴性優性遺伝
6/12
50歳の女性が膝周囲の痛みを訴え来院し、下肢のアライメントを計測した.
FTAは180°より大きく、Mikulicz線は内側を通っている.考え難いのはどれか?
1.膝蓋跳動
2.腸脛靭帯炎
3.内側型膝関節症
4.外側型膝関節症
機能的終動脈 終動脈
下肢のアライメント FTA Mikulicz線
この辺も重要すね。下肢のマルアライメント辺りは気になるところ。
50歳の女性が膝周囲の痛みを訴え来院し、下肢のアライメントを計測した.
FTAは180°より大きく、Mikulicz線は内側を通っている.考え難いのはどれか?
→FTA180°以上、Mikulicz内側→O脚
1.膝蓋跳動→様々な症状のときに併発します。(後述)
2.腸脛靭帯炎→O脚のときになりやすいです。
3.内側型膝関節症→内反膝→FTA180°以上、Mikulicz内側→O脚
4.外側型膝関節症→外反膝→FTA166°以下、Mikulicz外側→X脚
答えは4
2と3はO脚のときの話ですね。
1は膝関節の多くの症状と関連します。
最も考えにくいのは4と言えるでしょう。
※ 日本人では内側を中心に変性が進み内反膝を呈する内側型のものが圧倒的に多い。
6/12おまけ
6/11
橈骨遠位端部骨折の併発症で正しいのはどれか?
1.TFCC損傷
2.舟状骨脱臼
3.フォルクマン拘縮
4.長母指屈筋腱断裂
この問題について、はじまったTFCC損傷の話題について。
TFCC三角線維軟骨複合体とは?
尺骨茎状突起の周囲に位置し関節円板と靭帯、腱鞘で形成→膝の半月板のような役割
TFCC損傷の発生について
尺骨茎状突起骨折に続発or加齢的な変化を基盤とした変性損傷(老化現象)
症状について
手関節尺側の疼痛と腫脹 回外回内制限 確定診断にはMRIや関節鏡 尺屈回外(しゃっくつかいがい)テスト+
手関節部が動かないように外固定(外傷性のものに対しては、3~4週間の外固定)
尺骨の突き上げ→尺骨短縮術(尺骨を短くしてTFCC部への減圧を図る方法)
橈骨遠位端部骨折の併発症で正しいのはどれか?
1.TFCC損傷→尺骨茎状突起骨折の合併症
2.舟状骨脱臼→
3.フォルクマン拘縮→固定の後遺症
4.長母指屈筋腱断裂→長母指伸筋腱断裂(コーレス)
これはTFCCが可能性高いかな。
6/10
んーこれは間違いがあるかもですね。
Colles骨折の後遺症
①尺骨遠位端部骨折 茎状突起骨折 ②手根骨骨折 舟状骨骨折
③遠位トウ尺関節の脱臼、または不全脱臼
④月状骨脱臼 ⑤長母指伸筋腱断裂 ⑥変形治癒 ⑦外傷性関節炎
⑧指・手・肘・肩の関節拘縮 ⑨トウ骨遠位骨端線損傷による成長障害
⑩正中・尺骨・トウ骨Nの損傷 ⑪前腕回旋障害 ⑫ズデック骨萎縮 ⑬手根管症候群
6/9
自己判断にお任せしたい情報。
15回は衛生とか法規とか一般臨床とかリハビリとかが試験員交代。
解剖学は教科書の2次元の図だけで全部解けるよ。
過去問至上主義の人が言うには、
過去15回の国家試験における解剖学相当部分で
図 を 使 っ た 問 題 は 1 問 も 出 て い な い 。
合計450問以上の解剖の問題で1問も出ていない。
つまり、解剖学には図はいらないんだよ。
じゃあ、どうすればいい?文章丸暗記か?ノンノン!
ヒントは過去問にある。図書館で過去問集を借りてきて、
問題文中の単語をピックアップし、教科書の該当部分を蛍光ペンでマーキングし、
第何回の国試で出てるか数字を書き込む。終わった頃には参考書の出来上がり。
マーキングだらけになって意味ねえじゃん?なんて思ってる人は
是非だまされたと思ってやってみて。出題されているところが、
意外と固まっているのがわかるから。過去問だけじゃうからねーって?
過去問の知識だけで今年の国試は合格点+20点は取れてるよ。
手を広げるのは手元の教科書をうまく使いこなしてからで十分。
最終更新:2007年06月16日 08:18