一日目
エルシェ「はぁ……Seedの人達、いつ来るんだろ? 見つからないといいんだけどなあ~。」
主人公「
エルシェさん、どうしたんですか?」
エルシェ「うん……幻の材料を使った料理を食べたい、ってお客さんにリクエストされてね。」
エルシェ「めんどうだから、材料がないからできない、って言ったんだ……。」
エルシェ「そしたら、Seedに依頼して材料を移送することになったの。予定だともうすぐ届くみたいなんだけどね……。」
主人公(幻の材料、ちょっと気になるな。あとで見に来てみよう)
二日目
主人公「
エルシェさん、材料は届いたんですか?」
エルシェ「ふあぁぁ~……まだっぽいね。もう来ないんじゃないかな……。」
Seed隊員「失礼、こちらにアレス(アリス)が来ていると連絡があったのですが?」
主人公「なにかあったんですか?」
Seed隊員「はい。現在、火山エリアにて
エルシェさんに届ける食材を移送中なのですが、少々問題が発生しまして。」
Seed隊員「緊急警備に当たるよう、署長からの命令です。至急、移送中の隊員と合流してください。」
主人公「了解!!」
エルシェ「……なんか、大事になってる? 無理しなくていいからねえ~……。」
Seed隊員「くっ、あと少しだというのに、こんなところで……。」
主人公(あそこにいるのは、Seedの隊員? モンスターに襲われてる!!)
主人公「大丈夫ですか!? 救援に来ました!!」
Seed隊員「よかった、来てくれたのか!! 頼む、こいつらをどうにかしてくれ!!」
主人公「ふぅ、これで全部かな……? もう大丈夫ですよ。」
Seed隊員「本当に助かった、感謝する。」
Seed隊員「キミが来てくれたおかげで、依頼の品もこの通り無事だ。」
主人公「
エルシェさんに持っていく、料理の材料ですよね? それってなんなんですか?」
Seed隊員「超金のジャガイモという、とても珍しいものだそうだ。紛失したら、大変なことになっていたよ。」
Seed隊員「さあ、早くこれを届けに行こう。また襲われては、たまったものじゃないからな。」
主人公「
エルシェさん、食材が到着しましたよ。」
エルシェ「これはまた、わざわざ……。指定した数より多いし……。」
Seed隊員「もしもの時のために多めに渡すように……。依頼者からはそう言われています。」
フーカ「
エルシェ、ガウガウガガ?(
エルシェ、これで作れる?)」
エルシェ「はあ……残念なことに……。さっさと作ってくる……。」
エルシェ「はあ……下準備が大変……。」
主人公「
エルシェさん、何か手伝いましょうか?」
エルシェ「ん~……じゃあ、全部お願いしていいかな~。」
主人公「そう言わないで、頑張ってください。それ取ってくるの、結構大変だったんですよ?」
主人公「移送任務を受けた隊員の人、途中でモンスターに襲われても必死に守って持ってきたんですから。」
エルシェ「……ふ~ん。じゃあ、キミはそれを助けに行ったってことか……。」
エルシェ「……待ってて。すぐ作るから。」
エルシェ「……あげる、食べて。」
主人公「えっ、僕(私)達の分もあるの?」
エルシェ「余りで作った……。味見用だから。」
フーカ「ガウガウガーウ!!(いただきまーす!!)」
主人公「それじゃあ、僕(私)達もいただきましょう。」
Seed隊員「私もいいのですか? あの有名な天才シェフの料理……里で自慢できます。」
Seed隊員「それでは、遠慮なく頂きます。んぐっ……こ、これは!!」
主人公「お、美味しい!!」
フーカ「ガウオーン……♪」
エルシェ「……そう。なら、よかった。」
Seed隊員「まさか、こんな美味いものを食わせてもらえるとは思わなかった。苦労して届けた甲斐があったってもんだ。」
フーカ「ガウガウー(うれしいー)」
エルシェ「配達、おつかれさま。料理した私も、おつかれさま~……。」
最終更新:2021年08月08日 20:19