不思議な人


イベント関係者(ルドミラスカーレット、ルーカス、ジュリアン、ひな)

一日目

  • オルファスの石橋
スカーレット「ルドミラさん! ちゃんと私の話を聞いていますか?」
ルドミラ「もちろんよ~。全身で聞いてるわ。」
スカーレット「はあ……。」
スカーレット「もう1度、念をおしておきますよ?」
スカーレット「公衆の面前でハレンチな歌を歌うのはこんりんざい、やめてください。」
スカーレット「わかりましたね?」
ルドミラ「ムフッ……ウフフフフ。」
スカーレット「な、なんですかっ。バカにしてるんですか?」
ルドミラ「とんでもないわ。ただ……。」
スカーレット「ただ?」
ルドミラ「もっと叱ってほしいな、って♪」
スカーレット「と、とにかく注意しましたからね!」
 スカーレットが走り去る
ルドミラ「ああん、もっと叱ってよ~。」
ルドミラ「あ!」
ルドミラ「アレス(アリス)♪ ずっとそこにいたの?」
主人公「はい。」
ルドミラ「やだ、恥ずかしいところを見られちゃった。」
主人公(と言いながら喜んでるように見える……)
主人公(ルドミラさんって、なんていうか……不思議な人だな)

  • 大樹の広場
ひな「ルーカスさん、すごいすご~い!」
ルドミラ「ホント、すばらしいわ。夢の中でもないのに、びっくりね。」
ジュリアン「ねえねえ、ルーカスさん。つぎはこの木をけしてみてよ!」
ルーカス「ふむ。やってみましょう。」
ルーカス「ワン、ツー……」
ひな「くちゅん!」
ルーカス「スリー。」
ジュリアン「きえた!」
ひな「どこから出てくるのかな~。」
ルーカス「ジュリアンさんの手に移動させたつもりだったのですが……。」
ルドミラ「きゃうっ!?」
主人公「ルドミラさん!」
ルドミラ「はうう……いった~~~~~い。」
ルーカス「申し訳ございません、神にも予期できぬミスです……。」
ジュリアン「うっわ、でかいコブになってる。オレ、お母さんよんでこようか?」
ルドミラ「ううん、いいの。ありがとう。」
主人公「ほんとにいいんですか? ものすごく痛そうでしたよ。」
ルドミラ「ええ、すっご~く痛かったわ。痛くて痛くてたまらない。」
ルドミラ「たまらないから――」
ルドミラ「もう1回♪」
ルドミラ「次はそっちにある、おっきな石を使ってみせて。」
ルーカス「では、アンコールにお応えし――」
主人公「わーわーわー!! お応えしちゃダメです!」
主人公「あんなのが落ちてきたら痛いどころの騒ぎじゃないですよ。」
ルーカス「たしかに……。記憶が飛ぶかもしれませんね。」
ルーカス「本日はここまでといたしましょう。」
ルドミラ「あら、ザンネン……。」


二日目

  • 花屋「キューティーローズ♥」
ルドミラ「チョキチョキチョッキン♪」
主人公「お仕事、精が出ますね。」
ルドミラ「アレス(アリス)、いらっしゃ~い。」
ルドミラ「お花たちが生き生きできるようによぶんな葉っぱや枝の散髪をしてるのよ。」
ルドミラ「チョキチョキチョッキ――」
ルドミラ「あ……っつ!」
ルドミラ「ウフフ、アタシったらドジねえ。指を切っちゃったわ。」
主人公「大変だ、血が出てるじゃないですか!」
ルドミラ「心配しなくていいのよ、アレス(アリス)。」
主人公「ぜんぜんよくないですよ!」
ルドミラ「いいの、いいのよ。むしろ――イイの。」
主人公「またそんなこと言って……。」
主人公「だけど、ぜったいに見過ごせません!」
ルドミラ「あ……あああ……アレス(アリス)ったら、そんな、指を――」
主人公「小さな傷でもきちんと処置しておかないと症状がひどくなったりするんですよ。」
ルドミラ(イケナイ……ダメ……どうしよう……)
主人公「ルドミラさん?」
ルドミラ「はあぁぁぁぁ……好き。」
主人公「えっ、なんですか!?」
ルドミラ「フフッ、この時間が、あと12時間くらい続けばいいのになって♪」
主人公「それはさすがに……。」
主人公「……うん。これで止血はできました。」
ルドミラ「あん、もうおしまい?」
ルドミラ「仕方ないわね……続きは夢で見ることにするわ♪」
主人公「あはは……。」

  • リグバース署前
主人公「うわわっ!」
ルドミラ「アレス(アリス)!」
ルドミラ「大丈夫!? ケガはない!?」
主人公「あはは……ころんじゃいました。」
ルドミラ「笑いごとじゃないわ!」
ルドミラ「痛かったでしょう? すぐにシモーヌに診てもらいましょう!」
ルドミラ「ほら、アタシの肩につかまって。」
ルドミラ「いいえ、おんぶのほうがいいわね! さあ、乗って!」
主人公「ふ……ふふ、あはは。」
ルドミラ「え……まさかアレス(アリス)もこっち側のタイプなの!?」
主人公「そうじゃなくて……。」
主人公「ルドミラさんって、変わった人だなって。」
主人公「自分は痛いことが大好きなのに、」
主人公「人が痛い思いをしてたら喜ぶどころか、心の底から心配してくれる。」
主人公「少し変わってて、すごくやさしい人なんですね。」
ルドミラ「あ、アタシが……やさしい?」
主人公「はい。」
主人公「とても思いやりがあって、やさしいです。正直、見直しました。」
ルドミラ「惚れ直した!?」
主人公「いや、見直したって……。」
ルドミラ「やだやだ、どうしよう……そんなに見つめられたらアタシ……」
ルドミラ「あああ……なんだか、イケナイ気分になってきちゃった。」
主人公「あ、あはは……。」
主人公(やっぱり、変わってる人には違いないな)

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最終更新:2021年12月29日 18:17
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