主人公「ごきげんよう、ベアトリスさん。」
ベアトリス「ごきげんよう、アレス(アリス)さん。」
主人公「リグバースでの生活にもなれてきたみたいですね。」
ベアトリス「そうですね、おかげさまで。」
ベアトリス「同じ年頃のお友達もできました。」
主人公「よかったです。」
ベアトリス「それに、こうして自分だけの時間を楽しむ自由……昔から知っていたような、居心地のよい町です。」
ベアトリス「離れがたいです。」
主人公「ずっといればいいじゃないですか。みんなも喜びますよ。」
ベアトリス「……それはできません。」
ベアトリス「わたくしの帰りを、王都で待っている人たちがいますから。」
主人公(そうか……ベアトリスさんはいつか王都へ戻らなければいけないんだ)
ベアトリス「すこし、この町の空気になれすぎたかもしれません。」
ベアトリス「急いで……しないと……では、失礼いたします。」
ベアトリスが立ち去ろうとして、途中で振り返る
ベアトリス「そうだ。いつか王都に帰る、そのときは――」
ベアトリス「アレス(アリス)さん。わたくしの騎士になりませんか?」
主人公「……えっ?」
ベアトリス「まあ、いい考え。そう思いますでしょう?」
ベアトリスはそのまま立ち去る
主人公「えっ? ベアトリスさん?」
最終更新:2021年12月29日 20:43