一日目
フーカは床の拭き掃除をしている
フーカ「ガウガウ、ガガウガウ~♪」
主人公「ごきげんだね、
フーカ。」
フーカ「
フーカ、ガガウガウ♪(
フーカ、そうじスキ♪)」
フーカ「ガガウガウガウ、ピカピカガウ!(みがいたらなんでも、ピカピカになる!)」
フーカ「ガウフーカガガウガウ、ピカピカ!(床もフーカがまいにちみがいてるから、ピカピカ!)」
主人公「キラキラではないんだ?」
フーカ「ピカピカガウ♪ テカテカガガウ!(ピカピカもスキ♪ テカテカもイイ!)」
ツルツルは?・ギトギトは?・カチカチは?
▼ツルツルは?
フーカ「ウ~ガ、ツルツル、ガウガウガガウ。(う~ん、ツルツル、おしいけどチガウ)」
▼ギトギトは?
フーカ「ギトギト、エルシェガウガウ……ガガウ。(ギトギトは、エルシェのしっぱい料理……あれはダメ)」
▼カチカチは?
フーカ「
フーカ、カチカチ、ガガウ。(
フーカ、カチカチ、キライ)」
フーカ「アレス(アリス)、ガウガウ。(アレス(アリス)、わかってない)」
フーカ「ガウ! ガウキラキラガウガウ、ガガウ!(そうだ! いいキラキラのあるとこ、おしえてやる!)」
主人公「へえ、そんなところがあるんだ?」
フーカ「ガガウ、ガウキラキラガガウ♪(かじ屋、あそこいいキラキラいっぱい♪)」
主人公「そうなんだ? たしかに光るものはいろいろありそうだね。」
主人公「教えてくれてありがとう。今度、行ってみるよ。」
フーカ「
フーカ、ガウガウ?(
フーカ、やさしい?)」
主人公「うん、やさしい。」
フーカ「ガガウ♪(エヘヘ♪)」
二日目
フーカ「クゥ~ン……むにゅむにゅ。」
フーカ「アレス(アリス)!(アレス(アリス)!)」
フーカ「キラキラ、ガウガウ?(キラキラ、みにきたか?)」
主人公「うん。」
フーカ「ガウ! キラキラガガウ、ガウガウ!(よし! キラキラのこと、おしえてやる!)」
フーカ「ガウ、ガガウガウガウキラキラ。(これ、つめたいのにあったかいキラキラ)」
フーカ「ドグガウガウ、ガウガガウ。(ドグがつくると、みんなこうなる)」
フーカ「
フーカ、ドグガガウガウ、ガウ♪(
フーカ、ドグがつくるモノ、スキ♪)」
マーティン「ほう…師匠の作る品の価値がわかるのか。なかなかイイ目をしているじゃないか。」
フーカ「ガガウ……ガウガ――(エヘヘ……ほめられ――)」
フーカが鍛冶台に駆け寄る
フーカ「フォオオオ! ガガウキラキラガウ!(ふぉおおお! あたらしいキラキラある!)」
マーティン「トクベツな注文が入ったんだ。希少な鉱石だから、それにはさわるなよ。」
フーカ「ガガウ……。(ちょっとだけ……)」
マーティン「あっ、コラ!」
フーカ「フギャッ!?」
驚いた
フーカが火のほうへと逃げていく
フーカ「ギャウッ!? メラメラ!!」
ドグ「バカやろウ! あぶないだろうガ!!」
フーカ「キャイン!!!!」
主人公「すみません、お仕事のジャマをしちゃって。」
主人公「ほら、
フーカも謝って。」
フーカ「フシュルルル……ガウウ……。」
主人公(ふるえながら威嚇してる……)
ドグ「そんなことはいいんだヨ。それより、ヤケドはしなかったカ?」
ドグ「あそびに来るのはかまわんが、ここには危ないものも多イ。」
ドグ「万一のことがあったら大変だから気をつけてくれヨ。」
フーカ「………………。」
フーカ「ゴメ……ナサイ。」
フーカ「
フーカ……ガウガウ……。(
フーカ……もうこない……)」
マーティン「あそびに来るのはかまわないと師匠も言っているだろう。」
マーティン「みんな、オマエにケガをしてほしくないだけだ。反省したならそれでいい。」
ドグ「またいつでもあそびに来イ。」
主人公「よかったね、
フーカ。」
フーカ「ガウ!
フーカ、ガウガウ!(うん!
フーカ、またくる!)」
三日目
ルーシー「うーん……キラキラさがしもちょっと飽きてきちゃったね。」
フーカ「ガウ?
フーカ、ガガウキラキラガガウガウ。(そうか?
フーカ、みんなとキラキラさがすの楽しいぞ)」
ルーシー「ま、たしかに見つかったときはテンション上がるし、」
ルーシー「誰がいちばんのキラキラを見つけるか勝負するのは楽しいんだけどさ。」
ルーシー「たまにはちがうこともしたいじゃん?」
プリシラ「あ、だったらお菓子作りはどうかな?」
プリシラ「みんなで、キラキラがたくさんのってるお菓子を作るの。」
フーカ「ガウガウ、キラキラガガウ!?(おかしに、キラキラあるのか!?)」
プリシラ「うん♪ デコレーションでキラキラになるよ。」
フーカ「
フーカ、ガウ!(
フーカ、やる!)」
プリシラ「あ、アレスくん(アリスちゃん)もいっしょにどうかな?」
フーカ「ガウ、アレス(アリス)!(やろう、アレス(アリス)!)」
主人公「そうだね、参加させてもらおうかな。」
プリシラ「それじゃあ、レストランに集合ね。わたし、準備してくる。」
ルーシー「あたしも手伝うよ。」
フーカ「フォオオウ! ガガウ♪(ふぉおおう! たのしみ♪)」
四日目
フーカ「ツヤツヤ!」
フーカ「テカテカ!」
フーカ「ピカピカ!!」
フーカ「ガガウガ!(天国だ!)」
プリシラ「トッピングの材料を見てるとわくわくしてくるよね♪」
ルーシー「
エルシェさん、お店を貸してくれてありがと!」
エルシェ「こちらこそ~。休める理由ができてラッキーだわ。」
エルシェ「ふわぁぁぁ……じゃ、私は寝るから。」
フーカ「ガガウ? ガガウ?(どうする? どうやる?)」
プリシラ「えっとね、まずはカップケーキに生クリームやチョコをぬって、」
プリシラ「そこに好きなデコレーションを――」
暗転
フーカ「ガガウー!!(できたー!!)」
ルーシー「あたしも!」
プリシラ「わたしもできたよ。」
ルーシー「わっ、さすがだね、
プリシラ。きれいにできてる。」
プリシラ「えへへ…
ルーシーちゃんのもすごくかわいいよ。」
ルーシー「アレスくん(アリス)もなかなかじゃん。」
主人公「ありがとう。」
フーカ「フーカガウ!?(フーカのは!?)」
ルーシー「なんというか……個性的?」
プリシラ「そ、そうだね!
フーカちゃんらしいと思う。」
フーカ「ガウ! アレス(アリス)、ガガウ!(やった! アレス(アリス)、お味見!)」
主人公「僕(私)が!?」
ルーシー「がんばれ、アレスくん(アリス)。」
主人公「う……。(仕方ないか……)」
主人公「ぱくっ……。」
主人公「うぷ……っ。(どうやったら飾りつけるだけでこんな味に……)」
フーカ「ガガウ!?(うまいか!?)」
主人公「う…………うん。」
フーカ「ガガウ、ガウガウ!(エヘヘ、ほめられた!)」
フーカ「ガウ、ガウガウガガウ……(そうだ、こないだのおれいに……)」
フーカ「ドグガウマーティンガウガウ!(ドグとマーティンにもあげてくる!)」
フーカ「ガオウガウガウガガウ!(あまったら町のヒトにもやる!)」
フーカが走り去る
ルーシー「……これは罪深いよ、アレスくん(アリス)。」
主人公(ドグさん、
マーティンさん……すみません。町の人たちも……)
五日目と六日目
黒い霧が町の近くに現れては消える
最終更新:2023年07月18日 23:28