- イベント関係者:プリシラ、ルーシー、セシル、むらくも、ジュリアン、ひな
1日目
主人公「あれ?どうしたの、みんなで集まって。」
ルーシー「あ、アレス(アリス)!ちょうどいいところに来たね。」
ルーシー「なんかまた、大事件が起きたって
セシルが騒いでてさ。」
ルーシー「ね、どっちが早く解決できるか勝負しない!?」
いいよ、勝負しよう!・あんまり興味ないな……
▼あんまり興味ないな……
ルーシー「えーっ、ノリ悪いなあ。ま、ムリにとは言わないけどさ。」
ルーシー「でも、Seedとしてはいいの?」
ルーシー「もし本当になにかあったりしたらタイヘンだと思うんだけど。」
主人公「そう言われると……じゃあ、話を聞くだけでも。」
ルーシー「そうこなくっちゃね!で、ついでに勝負ってことで決まり!」
主人公(結局、勝負させられるんだ……)
▼いいよ、勝負しよう!
未検証
ルーシー「で、セシル。一体なにがあったの?」
主人公(事件の内容を知らないで勝負をしかけてきてたの!?)
セシル「聞いて驚かないでよ、みんな!じつは……」
セシル「夜になると、
むらくもさんの旅館にナゾの未確認生物が出るって話なんだ!」
ルーシー「みかくにんせーぶつぅ?なんかの見間違いなんじゃないの?」
ルーシー「それかまた、むらくもさんがヘンなサービスをやりすぎてるとか。」
セシル「ナゾのいきものを出すサービスなんて一歩間違ったら、いやがらせだよ!?」
セシル「そんなこと、むらくもさんがするはずないよ!……たぶん!」
セシル「となれば、これはリグバースを揺るがす大事件……いいや、新発見になるかもしれない!」
プリシラ「もしセシルくんのいうとおりだったら、すごいことになりそうだね。」
ルーシー「眉唾ものではあるけど―――挑まれた勝負からは逃げられない!」
ルーシー「まずはむらくもさんの旅館に聞きこみに行こう!」
主人公(勝負を挑んできたのはルーシーなんだけどね)
むらくも「お、どうした?みんなそろって。もしかして、泊りに来てくれたのか?」
主人公「いえ、そうじゃないんです。」
主人公「じつは、最近むらくもさんの旅館にナゾの未確認生物が出ると聞いて……。」
ルーシー「そこんとこ、どうなの?なにか新しいサービスでも始めた?」
むらくも「おう、その話か。ウワサは聞いてるぞ。」
むらくも「でも、俺はなにもしちゃいない。気がついたら、勝手にウワサが流れててな。」
むらくも「おかげで、ナゾの生物が出る旅館ってその筋に喜ばれて、客足が増えたんだよ!」
ルーシー「けっこう、いるんだ。物好き。」
むらくも「もし本当にそんな生物がいるなら、きちんと礼を言って、うちで雇いたいくらいだ。」
むらくも「が、なぜか俺の前には姿を見せなくてな。」
むらくも「よければナゾの生物をつかまえるのを手伝ってくれないか?」
むらくも「時間があるときでいいからよ。」
セシル「これは……探偵への正式な依頼!?」
セシル「ボクでよければ喜んで!」
セシル「ナゾのいきものの1匹や2匹、ほほいっとつかまえてみせるよ!」
ルーシー「ホントにそんな生き物がいるのかまだ信じられないけど……。」
ルーシー「どっちが先にそいつをつかまえられるのか勝負が熱くなりそうだね?」
ルーシー「よーし!キミには絶対、負けないから!」
プリシラ「がんばってね、ルーシーちゃん。」
プリシラ「もちろん、アレスくん(アリスちゃん)のことも応援してるよ。」
主人公「あ、ありがとう、プリシラ。」
プリシラ「ナゾの生物かあ……どんな感じなのかな?」
プリシラ「かわいいといいな。それか、ふわふわで、もちもちしてるとか。」
むらくも「はっはっは、そりゃいいな!俺としてはムキムキのゴリゴリも捨てがたいが!」
セシル「ともかく、聞きこみの次は張りこみだね!」
セシル「夜になったら、また旅館に集合だよ!いい?みんな!」
ルーシー「おー!」
(19時~22時)
プリシラ「さすがに、この時間になるともう静かだね。」
ルーシー「泊ってるお客さんもほとんど部屋に戻って休んでるみたいだよ。」
セシル「みんな、異常がないか闇に目をこらし、耳を澄ませるんだ。」
セシル「こうやって―――」
???「———ぐぅぅぅぅぅぅ~っ!!」
主人公「え?」
ルーシー「あ、ごめん。あたしのお腹の虫が鳴いた音。」
プリシラ「ルーシーちゃん、お腹すいてるの?なら、お弁当食べる?」
プリシラ「こういうこともあるかもって、いちおう用意してきたんだ。」
ルーシー「ありがとう~!あたし、プリシラのお料理だいすき!」
プリシラ「はい、どうぞめしあがれ。」
ルーシー「いただきまーす!」
プリシラ「よかったらセシルくんもアレスくん(アリスちゃん)もどうぞ。」
セシル「腹が減っては調査はできぬ!っていうもんね……ボクもいただきます!」
ルーシー「ん~!これすっごくおいしい!ねえ、もう1つちょうだい!」
プリシラ「もちろん、どうぞ。たくさん作ってあるから、おかわりしてね。」
ルーシー「食べないの?アレス(アリス)。あたしが全部もらっちゃうよ?」
主人公「ええと、それじゃあ僕(私)も……」
主人公「……待って。今、足音がしなかった?」
ルーシー「え?あたしは聞こえなかったけど……お客さんじゃないの?」
主人公「いや、それにしてはヘンっていうか―――」
ルーシー「出た!ナゾの未確認生物!」
ルーシー「……って、今の生物?生き物っていうか……。」
プリシラ「もしかして、幽霊なんじゃ……?」
ルーシー「きゃあああああああっ!!!」
主人公「あっ、ちょっとみんな!?」
主人公「と、とにかく、調査しないと……!」
ルーシー「も、もう逃げられないぞ!ナゾの未確認生物、もしくは幽霊っぽいの!」
ルーシー「おとなしくつかまりなさい!」
主人公「逃がさないよ!———あっ!?」
主人公「
ジュリアン、それにひなちゃん!?」
ひな「えへへ、つかまっちゃった~。」
プリシラ「まさか、2人があの白い影の正体だったなんて……。」
ルーシー「こんな夜遅くになにやってるのよ!2人とも!」
ルーシー「特にジュリアン!家を抜け出してまで、夜遊びなんて!」
ジュリアン「それをいうなら、姉ちゃんもだろ?旅館でなにしてんだよ。」
ルーシー「あたしたちは遊びじゃなくて調査よ、調査!むらくもさんに頼まれたの!」
ルーシー「ケガがなくてよかったけど暗い中で遊ぶと危ないでしょ。」
ルーシー「それに、大人も子供も寝る時間!」
ルーシー「もう、二度とこんなことしちゃダメだからね?わかった?」
ひな「はーい。」
ジュリアン「ちぇー、姉ちゃんたちだけずるいや。」
主人公「このことは……明日むらくもさんに報告するとして今日は解散しようか。」
主人公「もう夜も遅いし。」
セシル「そうだね。じゃあ、また明日、旅館に集合ということで!」
ルーシー「りょーかい!」
ルーシー「プリシラとひなはあたしが送ってくよ。なにかあったら危ないし。」
プリシラ「ありがとう、ルーシーちゃん。」
ルーシー「ジュリアンも、ちゃんとついてきてよ!」
ジュリアン「はーい。」
ひな「じゃあね~バイバイ。」
ジュリアン「バイバーイ!」
ルーシー「2人とも、誰に手を振ってるの?」
ひな「ここであった、おともだちだよ~。」
ジュリアン「この白いのも、その子となかよくなるためにかぶってたんだ!」
ひな「これでおそろいなの~♪」
ルーシー「へ、へえええー……。」
プリシラ「こ、子どもの想像力ってすごいね。わたしも見習わないと……。」
セシル「はは、ははは……見えないモノが見えるなんて2人とも探偵のソシツがあるのかなぁ?」
ひな「あ、いっちゃった。」
主人公「もしかして、本物が……。」
ルーシー「いた……?」
一同「…………。」
一同「ぎゃああああああああーっっっ!!」
2日目
むらくも「おう、みんな!調査はどうだった?いたか、ナゾの未確認生物。」
プリシラ「ええと、それが……。」
主人公「ナゾの生物の正体は、白い布をかぶったジュリアンとひなちゃんだったんです。」
むらくも「なんだ、2人が遊んでいるのをお客さんが見間違えただけだったのか!」
むらくも「まったく、人騒がせだな。はっはっは!」
セシル「いや、正確には3人……。」
ルーシー「シッ。世の中、知らないままでいたほうが幸せなこともあるんだよ……。」
むらくも「ともあれ2人のおかげで、宿に人が呼べたんだ!感謝しねえとな!」
ルーシー「ほら、むらくもさんも喜んでるんだから、真相は闇の中ってことで。」
プリシラ「うん……このことは、4人の秘密だね。」
むらくも「どうしたんだ?なにをひそひそ話して……。」
ルーシー「ううん!なんでもない!」
セシル「これにて幽霊……じゃなくて謎の生物うろうろ事件は解決!」
むらくも「おう、ありがとうな!」
ルーシー「……まさか、こんな結果になるなんて想像もつかなかったなあ。」
ルーシー「アレス(アリス)との勝負は引き分けで終わっちゃったし。」
主人公「引き分け?」
ルーシー「だって、追いつめたのはあたしたちだけど、つかまえたのはキミだもん!」
ルーシー「だから、引き分け!」
ルーシー「みんなといっしょで楽しかったし、毎回こういうのなら悪くないね♪」
ルーシー「また勝負しよう、アレス(アリス)!」
最終更新:2022年01月27日 17:32