ラインハルトの想い


  • イベント関係者:ラインハルト



  • ベルファ遺跡

主人公「ラインハルトさん、なにをしてるんですか?」


ラインハルト「鞄を直している。先日、穴が空いてしまったのでな。」
主人公「けっこう大きな穴ですね……。新しいのは買わないんですか?」
ラインハルト「直せばまだ使えるのに、もったいないだろう。」

主人公「へえ……なんだか意外です。」
ラインハルト「意外、とは?」
主人公「だって、ラインハルトさんは騎士じゃないですか。騎士って、ほとんどが貴族の出身なんですよね?」
主人公「貴族が自分の手で物を直したりするイメージは、あんまりなかったので……。」

ラインハルト「貴族といっても、財政状況はその家によって様々だ。」
ラインハルト「私は没落貴族の出……有り体に言えば、たいへんな貧乏だった。」
ラインハルト「王に取り立てられるまで、その日食べるのもやっとの生活をしていた。」
主人公「大変だったんですね……。」

ラインハルト「ああ、だが両親は心まで貧しくなるなと私を懸命に育て、導いてくれた。」
ラインハルト「直せるものは直して使う。今も昔も、それが我が家の家訓だ。」
ラインハルト「あなたも直せる物があれば渡してほしい。それと、あなたに限って、ないとは思うが……」
ラインハルト「食べ物を粗末にしたりはしないように。……いいな?」
主人公「だ、大丈夫です!!」

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最終更新:2022年04月07日 22:56
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