お誘い
プリシラ「えへへ、初デートのお誘いだね♪」
プリシラ「あ、待ち合わせ場所はわたしが決めてもいい?」
主人公「うん、もちろん。」
プリシラ「ありがとう♪それじゃあねーー」
プリシラ「明日、10時に大樹の下で。」
プリシラ「あそこは恋人同士の待ち合わせの定番でいつかわたしも…ってあこがれてたんだ。」
主人公「いいね、そうしよう。」
主人公「それじゃあ、明日!」
プリシラ「明日の10時に大樹の広場で待ち合わせだよ。」
翌日
プリシラ「今日の10時に大樹の広場で待ち合わせだよ。」
プリシラ「あ、アレスくん(アリスちゃん)♪」
主人公「え……プリシラ?そのかっこうはーー」
プリシラ「へ、ヘンかな?」
▼すごく似合ってる
プリシラ「ほっ……。」
プリシラ「寝ないでがんばってよかった……。」
主人公「寝てないの!?」
プリシラ「う、うん。でも心配しないで。」
プリシラ「初デートだって思ったら緊張しちゃって、どっちにしても眠れなかったから。」
主人公「じつは……僕(私)も。」
プリシラ「そうなの?」
主人公「うん。」
プリシラ「ぷっ……あはは。」
プリシラ「わたしたち、似た者同士だね。」
主人公「そう思ったら、緊張がほどけてきた。」
プリシラ「わたしも。緊張より楽しいがあふれてきたかも。」
▼正直…前のほうがよかった
プリシラ「…そっか……うむむ……っ!」
主人公「ご、ごめん。せっかくがんばってくれたのに。」
プリシラ「違うの、これは寝不足で……昨夜は初デートに浮かれて眠れなかったから。」
主人公「そうなんだ。なんか……ますますごめん。」
プリシラ「いいの、ほんとに気にしないで。」
プリシラ「それより、これからどうしようか?」
主人公「プリシラは、行きたいところとかしてみたいことはある?」
プリシラ「うん、たくさん♪」
プリシラ「あんまり思い浮かぶからぜんぶメモしてきちゃった。」
主人公「すごい……。(何枚もの紙にびっしり……)」
主人公「目を通すから、ちょっと待ってて。」
主人公「うん、どれも楽しそうーー」
プリシラ「すう…すう……。」
主人公(寝てる……)
主人公(今日はお昼寝デートだな)
プリシラ「すう……すう…………」
プリシラ「はっ!」
プリシラ「はわわっ!わ、わたし、寝てた!?」
主人公「むにゃ……おはよう、プリシラ。」
プリシラ「ご、ごめんなさい、アレスくん(アリスちゃん)!いつの間にかわたしーー」
主人公「いいよ、僕(私)も寝てたから。」
プリシラ「で、でもせっかくの初デートだったのに……。」
主人公「そんな顔しないで。」
主人公「デートはこれから何度でもできるんだから。」
プリシラ「また…デートしてくれるの?」
主人公「もちろんだよ。メモに書いてくれたデート、ぜんぶ実現しよう。」
プリシラ「ぜ、ぜんぶ?ものすごい数だよ?」
主人公「うん!いっぱいデートして、たくさん楽しい思い出を作ろう!」
プリシラ「アレスくん(アリスちゃん)……。」
プリシラ「ありがとう。」
プリシラ「次のデート、楽しみにしてるね♪」
最終更新:2024年11月22日 11:33