特別デート3-プリシラ


お誘い

プリシラ「デート……デートか…………。」
主人公「あれ、もしかして迷惑だった?」
プリシラ「まさか!すっごくうれしいよ!」
プリシラ「そうじゃなくて、待ち合わせ場所をどうしようかなって考えちゃって。」
主人公「そんなに悩まなくても、いつもどおりでいいんじゃないかな。」
プリシラ「そうなんだけど……。」
プリシラ「ね、アレスくん(アリスちゃん)。ワガママ行ってもいい?」
主人公「わがまま?」
プリシラ「待ち合わせ場所をいつもの町の中じゃなくてーー」
プリシラ「ささやきの森にしたいの。前に2人でキノコを採ったところ。」
主人公「それだと、プリシラひとりで町を出なくちゃいけなくなるよ。」
プリシラ「うん、わかってる。でも…そうしたいの。」
プリシラ「アレスくん(アリスちゃん)が待っててくれるって思ったら、」
プリシラ「きっとがんばれる……勇気が出せると思うから。」
主人公「…………わかった。」
主人公「プリシラがそこまで言うなら、そうしよう。」
プリシラ「ありがとう!」
プリシラ「それじゃあ、明日の10時にささやきの森で待ってて!」

翌日

  • ささやきの森
主人公(プリシラは……まだ来てないみたいだ)
主人公(本当にこれでよかったのかな……。)
主人公(ううん、今さら考えたってしかたない。今はプリシラを信じよう)

主人公「まだ来ない……。」
主人公(やっぱり町を出られなかったのかな)
主人公(それとも町は出たけど途中で動けなくなったとか……)
主人公「うー……どうしよう。迎えに行ったほうがいいのかな。」
主人公「プリシラ!!!!」
主人公「よかった…無事だったんだね。」
プリシラ「し、心配かけてごめんなさい。」
プリシラ「町からの一歩がなかなか踏み出せなくて……。」

それでも、来てくれた・よくがんばったね

▼それでも、来てくれた
プリシラ「アレスくん(アリスちゃん)のことだけ考えるようにしたら自然と足が前に出たの。」

▼よくがんばったね
プリシラ「えへへ……ありがとう。」

プリシラ「アレスくん(アリスちゃん)のおかげで勇気を出せたんだよ。」
主人公「プリシラ……。」
プリシラ「……わたし、ずっと変わりたかった。」
プリシラ「でも、臆病で変われなかった。」
プリシラ「そんな自分が嫌いで……。」
プリシラ「でも、アレスくん(アリスちゃん)はこんなわたしを好きだって言ってくれた。」
プリシラ「それからは……」
プリシラ「アレスくん(アリスちゃん)が好きって思ってくれるわたしを」
プリシラ「わたしじしんがキライだって思ってるのが苦しかった……。」
プリシラ「でも……でもね、今日、ここに来られた。」
プリシラ「がんばることができた。」
プリシラ「初めて……自分のことを好きになれた。」
プリシラ「ありがとう、アレスくん(アリスちゃん)。」
プリシラ「わたしのことを好きになってくれて。」
プリシラ「わたしに勇気をくれて。」
主人公「プリシラ……。」
プリシラ「ふふ……やっぱり王子様といるとほっとするなあ。」
ルーシー「あ、コラ!押さないでって!」
リュカ「どわあっ!!」
主人公「リュカさん!?」
プリシラ「ルーシーちゃん!?」
主人公「2人ともこそこそ隠れてなにしてるんですか。」
リュカ「ち、ちがうぞ。オレたち2人だけじゃないから。」
ルーシー「そ、そうそう!ほら!」
プリシラ「み、みんな?どうして……。」
主人公「まさか、プリシラのあとをこっそりつけてきてたんじゃ。」
ルーシー「ごめん!!!」
ルーシー「どうしてもプリシラが心配だったの!!」
プリシラ「もう…………。」
プリシラ「………………。」
プリシラ「でも、ありがとう。」
リュカ「よ、よし、そんじゃまあ祝いってことで記念品でも作って配るか!」
むらくも「おう、そいつはいい!俺も手伝うぜ!」
ランドルフ「そういうことなら、美味しいパンはどうでしょう。」
ユキ「いいわねえ、それ♪」
みささぎ「私はかわいらしい包み紙を用意させていただきますわ。」
パルモ「感動的なデコラッピングはワタシにおまかせアレ!!」
シモーヌ「では私は町のみんなに配って回ろう。」
シモーヌ「エルシェ、オマエも手伝え。」
エルシェ「え〜……めんどくさい…。」
シモーヌ「いいから行くぞ。」
プリシラ「なんだか大変なことになっちゃった。」
主人公「それだけプリシラがみんなに大切にされてるってことだね。」
プリシラ「うん♪」
ルーシー「さあて、それじゃあたしも腕を振るってこよう!」
プリシラ「あっ、待って、ルーシーちゃん!わたしもお手伝いする!」

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最終更新:2024年12月10日 23:55
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