雷鳴の荒野




落雷を求めて

  • 雷鳴の荒野 1F

(カンバン:『この先、落雷注意! ゴムガッパの準備を忘れずに。』)



  • 雷鳴の荒野 3F

ルーカス「おお、これは見事な落雷ですな。ここまでの道のりで見たどの雷より激しい。」
ルーカス「これならめくるめく刺激を受けられそうです。」
ルーカス「ほう……」
ルーカス「いかずちに打たれることで力を手に入れた突然変異のモンスターですか。」
ルーカス「じつに興味深い。」

主人公「ルーカスさん、メモをとるのはあとにしてください!」

(ルーカス、攻撃を食らう)

主人公「ルーカスさん!!」
ルーカス「ううむ……思い出しました。」
ルーカス「私はここへ、力の使い方を思い出すためにきたのでした。」
主人公「それは思い出したんじゃなくて忘れてたって言うんですよ。」
主人公「って、そんなこと言ってる場合じゃありません!」


 <戦闘>


ルーカス「さて……これで思う存分、雷を浴びることができますね。」

ルーカス「さあ、天の火よ! 我が身を撃ちつらぬきなさい!」


(ルーカス、雷に撃たれる)

主人公「うわあ……。」
主人公「生きてますか……ルーカスさん。」

ルーカス「思い出しました。」
主人公「今度こそ!?」
ルーカス「はい、こちらです。」


ルーカス「見てください。」
ルーカス「ここにはファームドラゴンがいるのですよ。」
主人公「…………。」
主人公「あの…もしかして思い出したのってファームドラゴンのことですか?」
ルーカス「いかにも。」
主人公「ルーカスさん……。」

主人公「ファームドラゴンに会えたのはうれしいですけど、」
主人公「お願いですから今は力の使い方を思い出してください。」
ルーカス「もちろん、そちらも思い出しましたよ。」

ルーカス「雷のおかげかずいぶん力も戻ったようですしさっそく試してみましょう。」
ルーカス「ご希望の行き先は?」
主人公「リグバースの東の砂漠にある、動かない雲の上です。」
ルーカス「承知しました。」

主人公「あっ、待ってください。」


主人公「キミは先に、リグバースに行っててくれる?」
(ファームドラゴン、飛び去る)

主人公「すみません、お願いします。」
ルーカス「はい、それでは――」

ルーカス「ワン、ツー、スリー。」



雲の上


  • クラウドへイム

主人公「こ、ここは――」
主人公「ほんとに…雲の上に?」
ルーカス「そのようですね。」
ルーカス「それにしても……」

ルーカス「雲の上を歩けるとは、じつに興味深い。」
ルーカス「ふわふわした踏み心地、陽が近いぬくもり――記録しておかなくては。」

主人公(あれは――城?)
主人公(ここからだと、かなり距離があるな……)
主人公(警備も厳重そうだ)

主人公「ルーカスさん、リグバースに帰りましょう。」

ルーカス「よろしいのですか?」
主人公「はい。すぐに乗り込めるような準備もありませんから。」
主人公「それはつまり、準備ができ次第、またここへ来るということですね?」
主人公「そうです。」
主人公「そのときは、またお願いしてもいいですか?」
ルーカス「ふむ……そういうことなら。」


主人公「げ、ゲート!?」
ルーカス「いかにも。これでいつでもここへ戻って来られます。」
主人公「ゲートはまずいです。」
主人公「雲の上は魔法を感知する結界が張られているらしいんです。」

ルーカス「それならば心配ご無用。」
ルーカス「私の力は神の奇跡ですから感知されることはないでしょう。」

主人公「…………。」
主人公(騒ぎが起こる気配がない……)
主人公(ルーカスさんの言ってることは、ほんとなんだ)

ルーカス「どうしました? 私の顔をじっと見つめて。」
主人公「……本当に神さまなんですね。」
ルーカス「はい、神です。」
主人公「やっと…心から信じられるようになりました。」
ルーカス「それはなによりです。」
ルーカス「では、リグバースに戻りましょう。」


  • リグバース署 前

ルーカス「到着です。」
ルーカス「こちら側のゲートは、このあたりにしておきましょうか。」
主人公「なにからなにまで、ありがとうございます。」
ルーカス「礼にはおよびません。」
ルーカス「あなたがくれる刺激が、私にとってはなによりの報酬です。」
ルーカス「またなにか刺激的なことがあれば、いつでもお手伝いしますよ。」

(ルーカス、立ち去る)


レディア「なにかつかめた?」
主人公「はい!」
主人公「ルーカスさんが雲の上に行くためのゲートを開いてくれました!」
レディア「……そこにあるのが、そのゲート?」
主人公「そうです。」
レディア「ふうん……。」
主人公「っと、署長にも報告しなくちゃ。」


報告


  • 署長室

リヴィア「んあ、アレス(アリス)。はれがましいカオをしているな。」
リヴィア「くものうえに いけるようになったか。」
主人公「はい、神さまのおかげで。」
リヴィア「んあ? ナニさまだって?」
主人公「神さまです。ルーカスさんのことですよ。」
リヴィア「…………。」
リヴィア「……くろうをかけすぎたか。」
リヴィア「すこしやすめ、アレス(アリス)。」
主人公「おかしくなったわけじゃないですって。」
主人公「やることがたくさんあるので、もう行きますね。」


  クラウドへイムに行けるようになりました。

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最終更新:2025年02月13日 15:59
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