お誘い
ルーカス「祝福すべき第2回のデートですね。」
ルーカス「しかし困ったことがあります。」
ルーカス「町の方々にアリス(アレス)さんとのことを伝えて回った結果――」
ルーカス「やたらと冷やかされるようになりました。」
主人公「そうでしょうね。」
ルーカス「できればあなたと2人、落ち着いた時を過ごしたいと思っています。」
主人公「じゃあ……僕かルーカスさん、どちらかの部屋にしましょうか。」
ルーカス「おお、それはいい。」
ルーカス「私の部屋にはなにもありませんから、アリス(アレス)さんの部屋にしましょう。」
ルーカス「明日、10時に部屋へおうかがいします。」
主人公「わかりました。それじゃあ、明日。」
主人公(部屋の片づけをしておかなくちゃ……)
●話しかける
ルーカス「明日の10時にアリス(アレス)さんの部屋ですからね。楽しみにしていますよ。」
●次の日
ルーカス「今日の10時にアリス(アレス)さんの部屋ですからね。楽しみにしていますよ。」
デート当日
●自宅
ルーカス「こんにちは、アリス(アレス)さん。」
主人公「ようこそ、ルーカスさん。」
主人公「な、なんだか部屋で会うのって緊張しますね。」
ルーカス「そうですか?」
ルーカス「では緊張をほぐすためにこのような余興はいかがでしょう。」
ルーカス「ワン、ツー、スリー。」
主人公「な、なんですか?」
ルーカス「『ポコリーガイド』というグルメガイドブックです。」
ルーカス「とても興味深い料理や名店が数々のっていましてね。」
ルーカス「中でもここ。」
主人公(わわっ、近い……)
ルーカス「『魅惑のラーメン特集』。これはすばらしい。」
ルーカス「私はリグバースに来て、生まれて初めてラーメンを食べたのですが、」
ルーカス「こんなに単純なつくりでおいしいものがこの世に存在したのかと感動しました。」
ルーカス「願わくば、世にある美味しいラーメンをすべて食べてみたい。」
ルーカス「そんな私にとってその特集はまさしく神からの贈りもの。」
主人公「自分が神さまなのに……。」
ルーカス「いつか……。」
ルーカス「この本にのっているラーメンを制覇する旅に出るのが私の夢なのです。」
主人公「神さまの、ラーメン旅……。」
主人公「ぷっ、ふふ。」
ルーカス「私、なにか笑わせるようなことを言いましたか?」
主人公「あはは、ごめんなさい。」
主人公「神さまの夢がラーメン旅というのがおかしくて。」
ルーカス「ふむ……ラーメン旅はおかしいですか。」
ルーカス「できれば2人でと思っていましたがおかしな旅にお連れするわけにはいきませんね。」
主人公「えっ、ウソ?ダメです、いっしょに行きたいです。」
ルーカス「そうですか。では、ともに。」
ルーカス「さしあたり、
エルシェさんのレストランを旅の第一歩としましょうか。」
主人公「エルシェさんのお店、『ポコリーガイド』にのってるんですか!?」
ルーカス「ええ。」
ルーカス「『当たりはずれは大きいが、当たると世界でも指折りの料理を出す珍店――』」
ルーカス「というのがガイドに書かれた彼女のレストランの評価のようです。」
ルーカス「さっそく、行ってみますか?」
主人公「今からですか?」
ルーカス「なにか不都合が?」
もっと2人きりでいたいです ・ルーカスさんはいいんですか?
▼もっと2人きりでいたいです
ルーカス「……!そうでした。」
▼ルーカスさんはいいんですか?
ルーカス「いいか、とは……。」
ルーカス「もともとは私が言い出したことでしたね。2人でゆっくり過ごしたいと。」
ルーカス「申し訳ありません。このまま2人で過ごしましょう。」
主人公「はい♪」
ルーカス「おや、もうこんな時間ですか。時がたつのは早いものですね。」
主人公「そうですね……。このまま時間が止まったらいいのに。」
ルーカス「止めますか、神のチカラで。あなたの時も止まってしまいますが。」
主人公「それじゃ意味ないです。」
ルーカス「ふむ……なるほど。」
ルーカス「2人で分かち合うことに意味があるのですね。」
ルーカス「では、これからも2人で幸せな時と記憶を刻んでいきましょう。」
主人公「はい♪」
最終更新:2025年02月14日 15:57