オーディア

メインシナリオ

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本体

• オーディア

主人公「こ、これが……闇より出でしモノの本体…ですか？」
リヴィア「……そうだ。」
リヴィア「わすれもしない。」
リヴィア「自我もなく、ただゆがみのルーンから発する悪意だけをまとった、まがまがしいけはい……。」

リヴィア「んむ……？」
リヴィア（けはいのなかにかすかに混じるこのルーンは……）

リヴィア「レディア！？」
主人公「い、生きてた……。」
リヴィア「そうか……！」
リヴィア「レディアをつかってルーンをあつめるためにぎりぎりのところで生かしておいたのだ！」
リヴィア「んぬう……！どこまでもわたしのいもうとをりようしおって！」

主人公「助けましょう！　命があるなら、できますよね！？」
リヴィア「んむ！」
リヴィア「……と、いいたいところだが、ひとすじなわではいかんな。」

リヴィア「レディアのカラダのなかには　ヤミよりいでしモノがはいりこんでいる。」
リヴィア「アレをおいださないことには　手のほどこしようがない。」
主人公「だったら、やることは1つですね！」
リヴィア「んあ？」
主人公「目の前のアレを倒します！」
主人公「本体がピンチになったらレディアさんの中のモノも出てきますよ！」

リヴィア「く……ふふ……」
リヴィア「くはははは！　どこまでもシンプルなヤツだな、オマエは。」
リヴィア「いかにアレとたたかわずに、」
リヴィア「レディアをつれてにげるかばかり　かんがえていた自分がなさけなくなる。」
リヴィア「だが、できるか？」
リヴィア「できねばレディアはもとより、わたしたちも…セカイじゅうの人々も、たすからんぞ。」
主人公「出来ます！」

主人公「この身にかえても──みんなのことは、僕(私)が守ります！」

　＜戦闘＞

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のっとられるココロ

主人公「出た！」
主人公（今のうちにレディアさんを！）

主人公「レディアさん！　しっかりしてください！！」
レディア「……うっ…………。」
主人公（息がある……よかった）

リヴィア「バカ！　気をぬくな！！！！」
主人公「えっ？」

主人公「きゃああああっ！！！！」
リヴィア「アレス(アリス)！」

主人公「う……ぐ、ああっ……！」
リヴィア「気をしっかりもて！　オマエならそんなモノ、たたきだせるはずだ！！」
主人公「あ…う……っ………。」
リヴィア（ちいっ！　本体ごとはいりこまれては、ていこうしきれないか……！）

主人公「…………。」
リヴィア「くっ……なんということだ。」
リヴィア「たのみのアレス(アリス)がのっとられてしまうとは……。」
主人公「…………。」
リヴィア「まて、どこへいく？」
主人公「…………。」
リヴィア「オマエを異界から出すわけには……！」
リヴィア「い、いかせるわけにはいかん……！」

　　（主人公、リヴィアを突き飛ばす）

リヴィア「ぐ、う……っ。」
リヴィア「ダレか……とめて…くれ………。」

プリシラ「アレスくん(アリスちゃん)！！」

リヴィア（いまのは……プリシラの声？）

プリシラ「こっちだよ、アレスくん(アリスちゃん)！！」
リヴィア「これは……リグバース？　いったいどうなっている？」

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みんなの声

• リグバース　大樹の広場

ルーカス「みなさんの声をお届けしたくて──」
ルーカス「神の奇跡で、そちらとこちらをつながせていただきました。」

プリシラ「……ごめんね、アレスくん(アリスちゃん)。わたし、知らなくて……。」
プリシラ「きっと、わたしの知らないところでもたくさん守ってくれてたんだよね…。」
プリシラ「いっぱい、傷ついて……。」

プリシラ「──お願い、もどってきて。」
プリシラ「無事にもどって……ありがとうって言わせて！」

ルーシー「水臭いじゃん！　どうして教えてくれなかったの！」
ルーシー「そんなになってまで戦ってるって！　知ってたらあたしも、勝負しに行ったのに！」

ルーシー「このままじゃアレス(アリス)の勝ち逃げじゃん！」
ルーシー「そんなの許さないんだから！」
ルーシー「絶対ぜったい！　もどってこないと許さないぞ！」

スカーレット「……あなたには先を行かれてばかりですね。」
スカーレット「今となっては、先輩風を吹かせて正義を語っていた自分が恥ずかしいです。」
スカーレット「アレス(アリス)さん……。」
スカーレット「教えてください。」

スカーレット「正義とはなにか。守るとはどういうことなのか。」
スカーレット「あなたの声で、言葉で……聞かせてください。」

• オーディア

主人公「………あ……。」
リヴィア（はんのうした！？）

リヴィア「──オマエたち！　もっとだ！！」
リヴィア「おもいを！」
リヴィア「ねがいを！」
リヴィア「アレス(アリス)のココロにとどけてくれ！」

• リグバース　大樹の広場

プリシラ「アレスくん(アリスちゃん)！　わたしに勇気をくれた人！」
プリシラ「あなたの勇気なら──そんな闇、吹き飛ばせるはずだよ！」

ルーシー「勝負は勝ってこそだぞ、アレス(アリス)！」
ルーシー「負けるな！　がんばれ！！」

スカーレット「は、恥ずかしいですけど！　私が一番好きな言葉を届けます！」
スカーレット「──正義は勝つ！！！」

フーカ「ガウ、ガウ、ガウガウガーッ！（よわいの、よわいの、とんでけーっ！）」
フーカ「アレス(アリス)！　ファイト！　ガウーーーッ！！」

ベアトリス「アレス(アリス)さん！　あなたに暗闇は似合いません！」
ベアトリス「どうか……陽のあたるリグバースへ！　皆のもとへ！　帰ってきてください！」

ルドミラ「アタシガマンするの得意だけど！　キモチいいって思っちゃうけど！」
ルドミラ「アレス(アリス)がいなくなるのだけはガマンできない！　そんなの痛いだけよ！！」

マーティン「うまくは言えないが……みんなにはオマエが必要なんだと思う。」
マーティン「だから……帰ってこい。オレにも…オマエが必要だ。」

セシル「アレス(アリス)さん、がんばって！」
セシル「いつもみたいに事件を解決して、リグバースに帰ってきて！！」

むらくも「できるなら……今すぐにでも代わってやりたい。だが、こっからじゃどうしようもねえんだ。」
むらくも「だから……これは借りってことにしといてくれ。俺は、借りは必ず返す。」
むらくも「百倍でも千倍でも、利子をつけて返すからよ！　受け取りに戻ってきてくれ！！」

リュカ「闇に囚われたってんなら、いっそ目を閉じて心の光だけ見つめろ！」
リュカ「足りねえならオレのも分けてやるから！　目を覚ませよ！　アレス(アリス)！！」

ラインハルト「アレス(アリス)どの……私はなにも心配していない。」
ラインハルト「闇がどれだけ深かろうとも、これまで数多の希望で皆を照らしてくれたあなたが……」
ラインハルト「あなたの光が──負けるわけがない！」

ルーカス「アレス(アリス)さん。あなたにもしものことがあったら……」
ルーカス「私はリグバースにもう1つできるくらい涙を流してしまいますよ。」
ルーカス「お願いですから、神を泣かせないでください。」

エルシェ「……寝るのは私の仕事。キミの仕事はそうじゃないでしょ。」
エルシェ「戻ったら私のスペシャリテ……ごちそうするから、目を覚ましなよ。」
エルシェ「……味は保証しないけど。」
シモーヌ「微妙に起きたくなくなることを言うな。」
シモーヌ「アレス(アリス)、これでもエルシェは君の帰りを心から願ってる。」
シモーヌ「もちろん、私も同じだ。生きてる限り、どんな傷だって私が治す。」
シモーヌ「この町でまた、キミの治療をさせてくれ。」

パルモ「フォーーーーウゥゥゥ………。」
パルモ「だめデス…元気が出マセン。」
ユキ「あらあら、パルモさんが空元気も出せないなんて明日はモコモコが降るんじゃないかしら。」
ユキ「それはそれでカワイイかもだけど……うん、やっぱり困るわねえ。」
ランドルフ「ユキ？　なんの話をしているんだい。」
ユキ「だから、そう……困るのよ。アレス(アリス)ちゃんがいてくれないと。」
ランドルフ「ああ、なるほど。そのとおりだね。」
ランドルフ「アレス(アリス)さん。キミはもう、ワシらの日常の一部なんです。」
ランドルフ「キミがいてくれなければ、ワシらは身を切られるほどつらい。」
ランドルフ「どうか、目を覚まして。帰ってきてください。」
パルモ「帰ってきたら…アレス(アリス)さんの銅像を建てマス！」
パルモ「お披露目セレモニーで、ともに感動を分かち合いマショウ！！」

テリー「世界を覆うほどの闇に打ち勝つ方法か……こいつは厄介なナゾだな。」
ドグ「筋肉と気合いで、吹き飛ばせばいイ。」
ハインツ「いや～そこはやっぱり笑いでしょ～。笑顔になれば暗い気持ちも吹き飛ぶってもんさ。」
テリー「ふむ…笑いってのはいいアイデアかもしれないな。」
テリー「それじゃ、ハインツさん。渾身のボケをひとつ頼みます。」
ハインツ「はいよ～。」
ハインツ「闇より出でしモノなんて～銅ってことないよ！」
　（ボイス、「ないよ～…ないよ～…」とセルフエコー）
ドグ「……届いたか、こレ？」
テリー「さあ、どうですかね。」

ひな「アレスくん(アリスちゃん)……かえってきてくれないと…イヤなの。」
みささぎ「祈りましょう。思いが届くように、強く。」
みささぎ（どうか……どうか、ご無事で！）
ひな（アレスくん(アリスちゃん)……かえってきて！　またいっしょにあそぶの！）」
ジュリアン（神さま……アレス(アリス)さんをたすけてあげて！）
ジュリアン（あと、ひなにオレの気もちが──って、やっぱ今のなし！　アレス(アリス)さんのことだけおねがいします！）」

ひと押しと終わり

• オーディア

主人公「う……み、んな………。」
リヴィア「声はとどいた……が、もうひと押しがたりんか──」

レディア「……まかせて。」
リヴィア「レディア！」

主人公「………あ……。」

レーヴァディア「さあ、お姉ちゃん……！」
リヴィア「んむ！」

リヴィアシロン「うけとれ、アレス(アリス)！」
リヴィアシロン「みんなのねがいを！！」
主人公「う……ああっ………！」
主人公「ああぁああああああっ！！！！」

リヴィア「ん……む…。」
レディア「終わった……のね。」
リヴィア「ああ…おわった。」

主人公「……ん…………。」
リヴィア「すべてはコイツのおかげだ。」
レディア「……そうだね。」

主人公「リヴィア署長……レディアさん……。」
主人公「闇より出でしモノは！？」
レディア「安心して。あなたと…みんなの光で、闇は払われた。」
主人公「………よかった……。」

リヴィア「セカイをすくったきぶんはどうだ、アレス(アリス)。」
主人公「……なんだか、恥ずかしいです。」
リヴィア「んあ、はずかしい？　なんだそれは。」

主人公「みんなの思いが身体の中を駆け巡って……」
主人公「うれしくて、あったかくて…　ちょっとむずがゆくて……」
主人公「顔を合わせるのが恥ずかしいなって。」
リヴィア「わ、わたしのカオをのぞきみるな！」
リヴィア「わたしはべつに、たいしたおもいはおくってない！」
主人公「そこは大した思いを送ってくださいよ。」
リヴィア「う、うるさい。」

リヴィア「さっさとかえるぞ。」
リヴィア「オマエをまっているモノたちのところへ。」
主人公「はい！」

リヴィア「……ガンドアージュ。」
リヴィア「オマエがまいた正義のタネは、」
リヴィア「アレス(アリス)たちが思いやりの水でそだててくれるだろう。」