- 発生条件:クラーケンとの戦闘後
- イベント関係者:ハインツ
1
ハインツ「いらっしゃいませ。」
主人公「こんにちは、ハインツさん。」
ハインツ「どうも、アレス(アリス)。やっとウチの店で働く気になってくれたんだね~?」
主人公「いえ、近くを通りかかっただけです。」
ハインツ「真面目に返されちゃうと、おじさん困っちゃうな。そうなんです~とか言ってくれると思ったのに。」
主人公「すみません...…。ところで、何か困ったこととかありませんか?」
ハインツ「間に合ってますって言いたい所だけど、……困ったことね~。しいて言うと、あまりお客さんが来ないことかな?」
主人公「それは……確かに困りますね。」
ハインツ「でしょ~。どうにかならないものかね~。」
主人公「そうですね……。ちなみに、本当に困っているんですよね?」
ハインツ「当たり前じゃない。おじさんが真剣じゃない時なんてないからね~。」
主人公「うーん。まあ、いいです、困っているという事なので。」
ハインツ「うんうん。」
主人公「……そうですね。セールとかして、たくさんのお客さんにアピールするっていうのは、どうでしょうか?」
ハインツ「アピール! いいねぇ~。いっそ商品のいくつかを無料にしちゃうとか。」
主人公「無料……。」
ハインツ「それだったら、お客さんがビックリするくらい来てくれると思うんだよね~。」
主人公「そうかもしれないですけど、お店が成り立たないんじゃ...…。」
ハインツ「あっはっは、さすがに無理だね。今は
ルーカスも頑張ってくれてるから……、」
ハインツ「タダという訳にはいかないね。お給与は出してあげないとだから。」
主人公「……まあ、そうですね。あんなにお店に向いている人もいないでしょうし。」
ハインツ「そうなんだよね。」
ハインツ「とりあえず、セールをやってみる方向で考えてみるよ。」
主人公「はい。もしお手伝いできることがあれば、なんでもしますから遠慮なく言ってください。」
ハインツ「なんでも……そうか~。その時は、ありがたくお願いさせてもらうよ。」
ハインツ「おっと、もうこんな時間か~。」
主人公「なにかあるんですか?」
ハインツ「そうなんだよ。ちょっとナイショの用事がね~。」
主人公「……ナイショ?」
ハインツ「もしかして、そういうの気になっちゃうタイプ?」
主人公「はい、すごく。」
ハインツ「そうかいそうかい。でも、教えられないんだよね~。」
主人公「そ、そうですか……。」
ハインツ「それじゃあ、またね~。」
主人公「行っちゃった。」
主人公「ハインツさんのナイショの用事……か。」
主人公「うーん、気になる。」
2
主人公「あれ? あれって……。」
ハインツ「う~ん、どうしようかな~。」
主人公「ハインツさん!」
ハインツ「おや、アレス(アリス)じゃないか。」
主人公「用事はどうしたんですか?」
ハインツ「いや~、美味しそうな匂いに誘われちゃってね~。」
主人公「もしかして、用事ってご飯を食べることだったんですか?」
ハインツ「いやいや、そういうわけじゃないんだ。」
主人公「だったら?」
ハインツ「言ったじゃない、それはナイショだって~。」
主人公「そうでしたね……。」
ハインツ「それじゃあ、またね。」
主人公「あれ、食べていかないんですか?」
ハインツ「食べたい気持ちはあるけど、用事を優先しなきゃいけないからね。」
ハインツ「あー、忙しい忙しい~。」
主人公「行っちゃった……。」
主人公「あまり忙しそうには見えないんだけどなぁ。」
3
ハインツ「あらら、すっかり忘れてたな~。」
主人公「あれ、ハインツさん?」
ハインツ「また会ったね、アレス(アリス)。」
主人公「今度はどうしたんですか?」
ハインツ「武器がくたびれていたことを思い出してね~。ちゃんとしておかないと、いざって時に困っちゃうから。」
主人公「それじゃあ、用事って……。」
ハインツ「いやいや、武器は関係ないよ。」
主人公「ですよね……。」
ハインツ「そもそも、今は武器を持ってきてないからね~。」
主人公「だったら、用事ってなんなんですか?」
ハインツ「ダメダメ、言ったでしょ。ナイショって。」
主人公「そう言われると、余計気になっちゃいますよ。」
ハインツ「でも、教えられないんだよね~。」
ハインツ「それじゃあ、またね。」
主人公「また、はぐらかされちゃった。」
主人公「うーん、ここまでナイショにされると、気になって仕方がないな……。」
主人公(ハインツさんの後をつけてみるか……)
(外に出る)
主人公「あれ、ハインツさんどこに行ったんだ?」
ハインツ「おじさんになにか用事かな~?」
主人公「ハインツさん!?」
ハインツ「ずっと後をつけてたよね?」
主人公「バレてたんですね……。」
ハインツ「まぁ、あそこまであからさまだとね~。」
主人公「すみませんでした。」
ハインツ「いやいや、謝らなくてもいいよ。別に悪いことをしたわけでもないからね。」
ハインツ「……それで、なんでそんなにおじさんのこと、興味持っちゃったの?」
ハインツ「もしかして、惚れ直しちゃったかな?」
主人公「いえ、惚れ直してもないです……。」
ハインツ「あっはっは。直してはいないんだね~。」
主人公「……あの、ハインツさんが言っていた用事がどうしても気になってしまって。」
ハインツ「なるほど~。隠されると逆に気になっちゃうよね。」
主人公「はい……。」
ハインツ「ここまで頑張って追いかけてきたご褒美に、何の用事だったのか、トクベツに教えてあげちゃおうかな。」
主人公「えっ、本当ですか!?」
ハインツ「ジョウダンは言うけど、ウソは言わないよ~。」
主人公(どこまでがジョウダンで、どこからがウソなのか……。聞いててもよくわからないんだよな)
ハインツ「いま、ウソをつきそうって思ったでしょ?」
主人公「いえいえ! 全然思ってないです!」
ハインツ「あっはっは、ジョウダンだよ。」
ハインツ「では、おじさんの用事を発表します。」
ハインツ「実は……。」
ハインツ「ナイショの用事なんてナイッショ。」
主人公「……へ?」
ハインツ「だから、ナイショの用事なんてないんだよ。」
ハインツ「どうだい、納得いったかい?」
主人公「えぇと……それって……。」
ハインツ「つまり、ただ散歩してただけってこと。」
主人公「ええ!?」
ハインツ「さあ、運動もしたし、そろそろ店に戻るとしようか。」
主人公「はい……。」
ハインツ「もしかして、ガッカリさせちゃったかな?」
主人公「そうではないですけど……。」
主人公「ナイショの用事がないって聞くとなぜ追いかけていたんだろうって……。」
ハインツ「そこが一番楽しいところなんだよ。」
主人公「どういうことです?」
ハインツ「何をやっているんだろうって追いかけている時って、すごく楽しくなかった~?」
主人公「……不謹慎かも知れませんが、ちょっと楽しかったです。」
ハインツ「あっはっは。そうやって喜んで貰えたら嬉しいかな~。」
主人公(ハインツさんの秘密はわからなかったけど、これはこれで面白かったから、いいかな)
最終更新:2026年09月07日 22:27