シークレット・ベアトリス


  • ベルファ遺跡・ベアトリスの部屋
ベアトリス「ごきげんよう、アレス(アリス)さん。今日はどうされました?」
主人公「遺跡の近くまで来たので寄ってみたんです。……ベアトリスさんがどうしてるかなと思って。」
ベアトリス「まあ、気にかけてくださり、ありがとうございます。わたくしは本日も元気ですよ。」
主人公「それは良かった。」
ベアトリス「……そうですわ。ちょうど頂いたお茶を飲もうと思っていたんです。アレス(アリス)さんも一緒にいかがですか?」
主人公「え、いいんですか?」
ベアトリス「ひとりで飲むのも味気ないものですし……。是非、ご一緒に。」
主人公「それじゃあ、ご馳走になります。」
ベアトリス「きいたお話に寄りますと、こちらのお茶、とても珍しいものなんだそうです。」
ベアトリス「なんでも、飲んだものの不足した力を補ってくれるそうです。」
主人公「ええ!? そんな大層なお茶を入れてしまって大丈夫なんですか?」
ベアトリス「さあ? ただ、あいにくとお茶の葉を切らしてしまって、このお茶の葉しか本日は残っていないのです。」
主人公「ラインハルトさんには何か言われていないんですか?」
ベアトリス「いざという時においていると言っておりました。わたくし、お茶の葉がない今がいざという時だと思いまして。」
主人公「……。」
ベアトリス「さあ……お待たせしました。用意ができましたよ。」
主人公「何が起きても知りませんよ。……でも、青くてきれいな色をしていますね。」
主人公「これはノーラッド王国のお茶なんですか?」
ベアトリス「いいえ。パルモさんに頂いたものだそうです。どちらのお茶かは、企業秘密だそうで。」
主人公「余計にあやしいじゃないですか。」
ベアトリス「あの人は面白いものを本当にたくさんご存じですね。」
ベアトリス「いろいろとお話やお土産を頂くのですが、いつも驚かされてばかりいます。」
ベアトリス「っと…………あら? あら? ……あらあら、まあ……!」
主人公「どうかしましたか?」
ベアトリス「わたくしの茶器の真ん中に……、なんてことでしょう! 茶葉が立っていますわ。」
主人公「どれどれ……あっ、本当だ。」
ベアトリス「アレス(アリス)さんのお茶はどうですか?」
主人公「僕(私)の方には何も。ベアトリスさんの方だけみたいですね。」
ベアトリス「そうですの……では、これは珍しいことなのかしら? なんだかとっても運気が上がる感じがします。」
ベアトリス「……そうだわ。この不思議な現象をティーランスと名付けましょう。」
いいですね・それは茶柱です
▼いいですね
主人公「さすがベアトリスさん。騎士たちに喜ばれそうな名前ですね。」
ベアトリス「まあ。ふふっ、アレス(アリス)さんはいつも褒めるのがお上手ですね。」
▼それは茶柱です
ベアトリス「茶柱、ですか。なるほど。確かに言われてみればお茶の柱ですね。」
ベアトリス「さすがアレス(アリス)さんです。いろいろとご存じで……ステキですわ。」
主人公「でも、ティーランスの方が好きですよ。なので、僕(私)はこれから茶柱をティーランスと言うことにします。」
ベアトリス「好き……、好き……って。あ、いえ。いつも嬉しい言葉をかけてくださりありがとうございます。」

ベアトリス「それでは、今度こそお茶の時間にしましょう。」
主人公「いただきます。」
ベアトリス「いただきます。」
ベアトリス(お茶の力でしょうか。わたくしに不足していたのはアレス(アリス)さんだったのかも知れません)

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最終更新:2021年08月05日 13:18
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