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最高のバースデー


  • 唯side-


こんにちは。平沢唯だよー。
今日はりっちゃんの誕生日だから、軽音部で誕生日パーティーを開くことになったんだー!えへへ。
あ、もちろんりっちゃんには内緒だよー。

―音楽準備室

澪「皆、準備できてるか?」
紬「ええ。紅茶、入れ終わってるわよ。」
唯「マイクおっけー!」
梓「飾りもばっちりです!」
澪「よし。じゃあクラッカー持って。」

私が司会、ムギちゃんが食べ物係、澪ちゃんが企画係、あずにゃんが飾り係。
そんでもって、今からやるのは りっちゃんが部室に入ってきたとき、クラッカー?をぱああん!ってやる作戦なんだー。
りっちゃん、喜んでくれるかな?

唯「み、澪ちゃん…りっちゃん、喜んでくれると思う…?」
澪「…ああ。何たって私たちがやるパーティーだからな。誰にも負けない…負けられないよ。」
唯「…うん!そうだよね!」

きっと、最高のパーティーに!

ガチャ
律「おーっす」

ぱあんっっっ!!!

唯・澪・紬・梓「「「「りっちゃん、(律(先輩))お誕生日おめでとーっ!!(ございます!)」」」」

律「へっ!?ああ!そっか!今日は…」
梓「律先輩の誕生日です!」
紬「さぁ、こっち座って」
律「あ、うん、ありがとうムギ」

うふふ、りっちゃんびっくりしてる。
よーし、やーるぞー!

唯「だかだかだかだかだ…じゃじゃーーーーん!みーなさーん、今日はわがら…?あ!わ、我らが軽音部ぶちょー、りっちゃんの誕生日です〜!!ぱちぱち〜」
澪・紬・梓「ぱちぱち〜」
律「あ、ありがとー」てれてれ

りっちゃん嬉しそう!やったあ!
さぁ、いくぜぃー!


  • 澪side-

唯「でははじめのあいさつ、澪ちゃ〜ん!」

うん、言える、言える…
だって2日も掛けて暗記したんだし!

澪 すぅ…(息を吸う)
澪「きょ、今日は私たちの部長…いえ、最高の部長の!!」

よ、よし言えてるぞ!この調子だ私!

澪「律の誕生日です!律はトラブルメーカーでありながらも、私たちをいつも支えてくれています。私が去年の文化祭で、緊張していたときも、MCを使ってその思いを解してくれました。
そんな優しくも、頼もしい律が、私たちは大好きです!
では、皆さん、大好きな律のためにも、盛大に盛り上がりましょう!」

言えた!!良かった〜!
さぁ、この調子だ!

  • 紬side-

紬「じゃあ、リラックスタイムということで皆でお茶でも飲む?」
唯・律・澪・梓「「「はーい」」」
律「あれ?ケーキとかの食べ物は無いのか?」
紬「え、ええ。ごめんなさいね」

ケーキの登場はもうちょっと先だものね♪
もちろん、お食事も…

律「ふぅん…あ、この紅茶…」
梓「花の香り…?」
紬「ええ、ローズティーよ」
律「へー!すごいなムギ!」
紬「よろこんでくれて嬉しいわ。あ、そうだ、ストロベリーティーも入れてみたの。どうぞ」
唯「ムギちゃん、気がきっくぅ〜♪」
澪「ほんとだ、美味いな」

こうでもしないと、ケーキの分が稼げないもの…!

  • 梓side-

律「そういえばこの飾り、誰がしたんだ?」
梓「あ、私です」
律「へー、すごいな梓ー。よくこんなチマチマしたもんできるよ」
梓「律先輩じゃありませんから。」
律「なんだとーーーー!!」
梓「うぐっ!」

何だか律先輩のチョークスリーパーが憎めないなぁ…

紬「うふふふふ」
澪「梓はこういうの上手いよなー。」
唯「先輩想いだねー、あーずにゃーん」
梓「ふふ」

家で必死に作ったかいがあった…!




※ここからside無し




唯「ではでは、お待ちかねの、プレゼンツタイムーーーー!!です!」
澪・律・紬・梓「「「「おおおおおーっ」」」」
律「なんか…楽しみだな…えへへ」
唯「まずはあずにゃんから!」
梓「は、はい!」
梓「あ、あの…これっ!です!」
律「おお!開けて良い?」
梓「は、はい!」
紬「結構小さい包みよね」
唯・澪「じーっ」
律 ガサッ「!」
唯「わぁ…律ちゃんのキーホルダーだー!」
澪「手作りか…上手くできてるな」
梓「///」
律「しかも私の好物キャベツ付き!やるな梓!」ぎゅーっ
梓「律先輩、苦しいですよー」
紬「うふふ」

――――――――――――

唯「さて、お次は〜澪ちゃん!」
澪「あ、あの、えっと〜…」
律 2828
澪「にやにやするなっ!…これっ!」
唯・紬・梓「じーっ」
律「おおー開けていいよな?」
澪「う、うん」
律「変なものじゃなきゃいいけど〜♪…あ!コレ…」
唯「カチューシャだ!」
紬「水玉ドットか〜かわいいわ」
梓「律先輩、着けてみて下さいよ!」
律「あー…うん、明日、な」
梓「へ?なんでですか?」
律「うん、今つけてるこのカチューシャ、14の時に澪がくれたのなんだ。
  確かにもうボロボロだけど…
  今日の夜まで、卒業はしないでおきたいんだよなぁ〜プライドっつーかさ…」
澪「律…!」
紬「うふふふふふふふf」

唯「ほ〜…では良いムードだけど次、ムギちゃ〜ん!」
紬「あ、うん!ちょっと待っててね!」
唯・澪・律・梓「「「「?」」」」
紬「お待たせ〜」
律「ムギ、その台に乗ってるのは…って!!?」
唯「りっちゃーん、サプライズのためにちょーっと目隠ししてねー!」
律「う、うん分かったよ唯!」
澪「律、そっち壁だぞ」

―――――――――――――

唯「りっちゃーん、目隠し外すよー」
律「うん」
唯「ほいっ」
律「!!す…すっげー!!料理だー!」
紬「これが私からのプレゼント。フライドチキンにクラムチャウダー、エスカルゴにツバメの巣…たくさんあるわよーどんどん食べて!」
澪「え…」
梓「今すごーく…」
律「ヤバそうなこと言わなかったか…?」
律・澪・梓「「「…。」」」
唯「んー?どうしたの皆ー食べないのー?おいひいよー?」
律「あ、ありがとうムギ!いただきまーす!」
紬「ええ、めしあがって」
律 ぱく…「!お、おいしい!」
澪「本当だ!」
梓「この上質な肉、そして贅沢にグレープシードオイルを使ったフライドチキン!しかもシチリアレモンが味を引き締めます!!」
唯「ねー?最高でひょー」
さわ子「本当、最高ね」
唯「だしょーもぐもぐ」
律「だなーむしゃむしゃ」
律「って…」
唯・律・澪・紬・梓「「「「「さわ(子先生)ちゃん!??」」」」」
さわ子「まったくー大事な生徒の誕生日会になぜ顧問を呼ばないのよー」
唯「先生は昔のバンドのCDを出すらしいので、忙しいと思って呼びませんでしたー」
さわ子「うわあああああああああん!私の黒歴史ぃぃぃ」
澪「唯、とりあえず謝っとけ」
唯「ごめんなさい!」
律「にしてもムギ、これ1人で作ったのか?」
紬「ええ。シェフの指導を受けてだけど…」
律「…!私のために…ありがとうムギっ!」がしっ
紬「いいえ。りっちゃんが喜んでくれて嬉しいわ」(りっちゃんが…私の手を握って…うふふふふふふf)

―――――――――――――

律「あー食った食った」
唯「はい注目ー!お次は…私!」
律・澪・紬・梓「「「「おおおー」」」」
梓「律先輩目隠しです」
律「また!?分かったよ梓…」
澪「律、そっちさわ子先生だぞ」

――――――――――――――

梓「外しますよー」
律「おーう」
唯「じゃじゃーーーーーん!!」
律「わー…あ?」
律「唯コレ…」
唯「ケーキだよ!」
律「ゆ、唯が作ったのか!?憂ちゃんじゃなくて?」
唯「しつれーだなー!憂に教えてもらって、私が作ったんだよー」
澪「へー…!にしては…」
梓「綺麗にできてますねー!」
紬「そうねー、じゃあ、律ちゃん切る?」
律「あ、うん…でもこれ結構大きいぞ。何等分すればいいんだ?」
さわ子「そんなの決まってるじゃない!適当よ!」
律「皆切ったぜー」
唯・澪・紬・梓「「「「はーい」」」」
さわ子「…顧問なのに…教師なのに…しくしく」
唯・律・澪・紬・梓・さわ子「「「「「「頂きまーす!!!」」」」」」
律「もぐ…」
紬「ぱく…」
梓「ふむ…」
澪「ほお…」
さわ子「はもはもはもはも」
唯「ど、どう?皆!」
律・澪・紬・梓・さわ子「「「「「うまい!」」」」」
唯 ぱあああ…「やったー!それじゃあ私もいただきまーす」

もぐもぐっ

紬「どう?唯ちゃん」
律「自分の手作りの味だぞぉー」
唯「…うまい!!!」
澪・梓「「ふふっ」」
律「にしてもありがとなー、唯。私のためにこんなケーキ。憂ちゃんにも伝えといてくれ」
唯「ううん、私甘いものとなると真剣になるからすぐだったよー」
律「やっぱ相変わらずだな」

あはははは…


――――――――――――

唯「さて、プレゼンツタイムしゅうりょー!」
唯・律・澪・紬・梓「「「「「ぱちぱちぱち〜」」」」」
さわ子「って皆ーっ!私は!?」
澪「さわ子先生準備してたんですか」
紬「…意外でしたー」
さわ子「うっ…は、はいりっちゃん、これ〜!」
律「あ、ありがとー…って一応聞くが、中身は何だ?」
さわ子「はいはい、開けて開けて〜♪」
ガサッ
紬「これは…」
唯「服?」
梓「ですね」
律「…またコスプレか?」
さわ子「いえす!!」
律「返品します」
さわ子「あああっ!せっかくりっちゃんのために心こめて縫ったのにー。チャイナ服」
律「…チャイナ…全く、受け取るの今回だけなんだからな!」
さわ子「ワーイ!」
紬「りつさわ良いわぁ…うふふf」
唯「律サワー?何ソレ?」
梓「きっと律先輩の食べたパ○コ、ホワイトサワー味の略ですよ」
澪「間接キス!!」
唯・梓「え?」

――――――――――――

唯「では最後に…終わりの言葉を今日の主役、りっちゃんお願いします!」
律「へ!?私!?」
唯「そーだよーはい、マイク」
律「えー…今日は皆、私のために誕生日会を開いてくれてありがとな!皆のプレゼント、すごく愛が、こもってて…うっ…嬉しかった…ひっく…」
澪「律…」
律「まだまだ何にも部長…らしくっ…ないけど…っ!これからもっ…よろしくっ!!」

唯・澪・紬・梓・さわ子 にこっ

唯「…うん!」
梓「これからも…ずーっとずっと」
紬「私たちは友達よ」
澪「律の19歳の誕生日も、20歳の誕生日も…どこまでも…皆で祝おうな」
律「うんっ…!」

さわ子(隅のほうで見てる)「…この軽音部メンバーが揃う今も、全部りっちゃんがいたからある、のかもしれないわね…」
さわ子「おめでとう、りっちゃん。」




  • 律side-


―その夜

ぼふっ(ベッドに寝転がる)
律「…こんなに楽しい誕生日は、今までなかったなー」

『律の19歳の誕生日も、20歳の誕生日も…どこまでも…皆で祝おうな』
…あの言葉…

律「私たちは、いつまでも仲間ってことなんだよな」
律「…へへっ」


END

出展
【けいおん!】田井中律は可愛い075【ドラム】

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  • 後半泣ける -- (聡の後輩) 2010-12-29 00:30:31

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最終更新:2009年09月22日 14:43
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