たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
おはようございます!
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rm96
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エプロンの紐をきゅっと結ぶ。
きらきら眩しい朝の光。
暑くなりそうだから、今日もちょっと気合を入れておでこなんか出してみる。ゴムで結っていたら、
「今日も気合十分やな」
「ハイ!」
「あんまりハリキリすぎんといてよ~」
と、肩を叩かれて、
「ほら。そろそろバス来るで」
「はーい!」
きらきら眩しい朝の光。
暑くなりそうだから、今日もちょっと気合を入れておでこなんか出してみる。ゴムで結っていたら、
「今日も気合十分やな」
「ハイ!」
「あんまりハリキリすぎんといてよ~」
と、肩を叩かれて、
「ほら。そろそろバス来るで」
「はーい!」
さぁ。今日も1日が始まるぞっ! 石川、がんばりますっ!
*
ぶるるん。
バスが到着。
あさひな幼稚園のロゴと動物さんが書かれた淡い黄色のバスからわいわいと子供たちの声。
バスが到着。
あさひな幼稚園のロゴと動物さんが書かれた淡い黄色のバスからわいわいと子供たちの声。
「せんせー! おはよーございまーす!」
真っ先に降りてきて梨華先生に飛びついたのはちっちゃいちっちゃいれいなちゃん。
「はーい! おはようございまーす!」
「ねぇ、せんせー。なんできょうはケメちゃんせんせーなん?」
「それはね、順番っこってお約束だからだよ」
「れな、いしかーせんせーがよか」
「ありがとねー」
ついつい頭をよしよしと撫でてあげたら、後ろから…
「ちょっと。あんた喜びすぎでしょ」
と、苦笑いのケメちゃんせんせいこと保田先生。
「あ、保田さん。おはようございます」
「おはよう。って、こら! 重いってば」
とか何とか言って楽しそうな保田先生。腕を引っ張ってるのは通園組の希美ちゃん。
「ケメちゃん!」
きゃははははって笑って背中に乗っかろうと飛びついた希美ちゃんを背中に乗っけたまま、 他の子やお母さんと挨拶を交わす保田先生。
真っ先に降りてきて梨華先生に飛びついたのはちっちゃいちっちゃいれいなちゃん。
「はーい! おはようございまーす!」
「ねぇ、せんせー。なんできょうはケメちゃんせんせーなん?」
「それはね、順番っこってお約束だからだよ」
「れな、いしかーせんせーがよか」
「ありがとねー」
ついつい頭をよしよしと撫でてあげたら、後ろから…
「ちょっと。あんた喜びすぎでしょ」
と、苦笑いのケメちゃんせんせいこと保田先生。
「あ、保田さん。おはようございます」
「おはよう。って、こら! 重いってば」
とか何とか言って楽しそうな保田先生。腕を引っ張ってるのは通園組の希美ちゃん。
「ケメちゃん!」
きゃははははって笑って背中に乗っかろうと飛びついた希美ちゃんを背中に乗っけたまま、 他の子やお母さんと挨拶を交わす保田先生。
「せんせー。おはよぉございまーす」
いつもかわいいさゆみちゃん。
「せんせー。きょうのぼんぼんかわいいー!」
「ありがとう。さゆみちゃんのぼんぼんもかわいいよ」
「うんっ。これ、きのうおかあさんにかってもらったの」
イチゴのぼんぼんをつけて今日もかわいいさゆみちゃん。
「さゆー。おはよー」
ぱたぱたと走ってきた通園組の絵里ちゃん。
すぐにしっかりとちっちゃい手を繋いでなかよし二人組。
「絵里ちゃん。おはようございます」
「せんせー。おはよーございます」
絵里ちゃんのお母さんに挨拶してお話している間もにこにこして話を聞いてるの。かわいいなぁ。
いつもかわいいさゆみちゃん。
「せんせー。きょうのぼんぼんかわいいー!」
「ありがとう。さゆみちゃんのぼんぼんもかわいいよ」
「うんっ。これ、きのうおかあさんにかってもらったの」
イチゴのぼんぼんをつけて今日もかわいいさゆみちゃん。
「さゆー。おはよー」
ぱたぱたと走ってきた通園組の絵里ちゃん。
すぐにしっかりとちっちゃい手を繋いでなかよし二人組。
「絵里ちゃん。おはようございます」
「せんせー。おはよーございます」
絵里ちゃんのお母さんに挨拶してお話している間もにこにこして話を聞いてるの。かわいいなぁ。
「せんせっ! おはようございます!」
「せんせぇ。おはよ~ございますぅ」
いつも元気な絵梨香ちゃんとおっとり唯ちゃん。
「はーい。おはようございます。唯ちゃん、おりボンかわいいねぇ」
ピンクのリボンとファーのぼんぼんで二つ縛り。
「うんっ! あんなぁ、これじぶんでやったの」
「わー! 上手だねぇ」
おしゃれで器用な唯ちゃん。絵梨香ちゃんはやんちゃでちょっといたずらっこ。
「きゃっ! こらっ!」
「へへへへへーっ。せんせーのおしりかわいいんだもん!」
ぺたぺたとお尻を触って嬉しそうな絵梨香ちゃん。
もぉ。またケメちゃんに、
『あんた園児誘惑してどーすんのよ』
って言われちゃうよー。ほら。保田先生にやにや笑ってるし。
「せんせ」
くいくいってエプロンを引っ張られて、
「せんせー。おはよー」
「あー。真希ちゃん。おはようございます」
「おはよーございます」
ぺこって頭を下げて、顔を上げたらにへって笑う真希ちゃん。
「おはよー。ゆいちゃん。えりかちゃん」
「おはよー」
「おはよぉさん」
「あははは。おはよぉさん」
あー。なんかほほえましいなぁ。かわいいなぁ。
えへへへって笑って、
「あ。けーめちゃん!」
とてとてと保田先生のところへ走っていく真希ちゃん。
それを見て、絵梨香ちゃんはなかよしのれいなちゃん、唯ちゃんはおしゃれ大好きピンクだいすきなさゆみちゃんのところへ。
「せんせぇ。おはよ~ございますぅ」
いつも元気な絵梨香ちゃんとおっとり唯ちゃん。
「はーい。おはようございます。唯ちゃん、おりボンかわいいねぇ」
ピンクのリボンとファーのぼんぼんで二つ縛り。
「うんっ! あんなぁ、これじぶんでやったの」
「わー! 上手だねぇ」
おしゃれで器用な唯ちゃん。絵梨香ちゃんはやんちゃでちょっといたずらっこ。
「きゃっ! こらっ!」
「へへへへへーっ。せんせーのおしりかわいいんだもん!」
ぺたぺたとお尻を触って嬉しそうな絵梨香ちゃん。
もぉ。またケメちゃんに、
『あんた園児誘惑してどーすんのよ』
って言われちゃうよー。ほら。保田先生にやにや笑ってるし。
「せんせ」
くいくいってエプロンを引っ張られて、
「せんせー。おはよー」
「あー。真希ちゃん。おはようございます」
「おはよーございます」
ぺこって頭を下げて、顔を上げたらにへって笑う真希ちゃん。
「おはよー。ゆいちゃん。えりかちゃん」
「おはよー」
「おはよぉさん」
「あははは。おはよぉさん」
あー。なんかほほえましいなぁ。かわいいなぁ。
えへへへって笑って、
「あ。けーめちゃん!」
とてとてと保田先生のところへ走っていく真希ちゃん。
それを見て、絵梨香ちゃんはなかよしのれいなちゃん、唯ちゃんはおしゃれ大好きピンクだいすきなさゆみちゃんのところへ。
「せぇんせー! おはよーございまぁーすっ!」
「せんせー。おはようございます」
この二人も仲良し。クラス一の元気娘麻琴ちゃんと食べるの大好きほのぼのあさ美ちゃん。
「は~い。おはようございます。麻琴ちゃん。あさ美ちゃん」
「あっ! のんつぁ~んっ!」
すぐにいたずら仲間の希美ちゃんを見つけてぶんぶんと手を振りながら走っていく麻琴ちゃん。
あさ美ちゃんはそれをほけーっと見送ると、ふんわりと笑った。
「あのね。きょう、あさね、かぼちゃのプリンたべてきたの」
それはそれは幸せそうな顔。
「うん。そっかぁ。よかったね~。今日はおやつはおいもの蒸しパンだよ」
「ほんとに~!」
目がキラキラしてるよ。かわいいなぁ。
ついついよしよししちゃう梨華先生。
「あっ。あさみちゃん、おはよ! せんせっ! おはよーございまーすっ! いぇいっ!」
「はーい。なつみちゃん。おはようございますっ。イエーィッ!」
いつも笑顔のなつみちゃん。
「へへへへっ。ゆーちゃん! おはよございまーーすっ!」
お家がご近所で付き合いが長いから保田先生以外で中澤先生を“ゆーちゃん”と呼べる数少ない人物だったりするなつみちゃん。
「ねー。きのうのおみあいどーだったの?」
「中澤先生、昨日お見合いだったんですか!?」
「えー! そうなの!? 裕ちゃん」
「こらっ! なっち!」
「へへへへ~」
って笑って走ってっちゃうなつみちゃん。
「ったく。まぁ、あれや。今日終わったら呑み行くで」
微妙に険しい中澤先生。…はぁ。そういうことなんですね…。保田先生と顔を見合わせて苦笑い。
「ま、とりあえずカラオケ付の個室でも予約しとこうかね」
「からおけ?」
下から声が聞こえておやっと見たら、歌うことがだいすきな愛ちゃん。
「あら。愛ちゃん。おはようございます」
「おはようございます。愛ちゃん」
「やすだせんせ、いしかーせんせ、おはよーございます」
へへへって笑って、
「せんせー、からおけいくの?」
「うん。そうだよ。お仕事終わってからね」
「いいなぁ」
と、そこに、
「あっ! あーいちゃん!」
「あっ! ガキさんっ!」
通園組の里沙ちゃんが走ってくる。
「やすだせんせ、いしかーせんせ、おはようございます!」
「はい。おはようございます」
「おはようございます。里沙ちゃん」
「ガキさん、おはよー」
「おはよ。あいちゃん」
「なぁ、せんせーたち、カラオケいくんやって」
「わー! いいなぁ」
「なっ! おきょうしつでオルガンひいておうたうたお!」
「うんっ! もーにんぐむすめ。のうたがいいーっ! まなつのこーせんっ!」
「そんなんひけんわぁ」
ってけらけら笑って教室に走っていく愛ちゃんと里沙ちゃん。
案外渋い趣味よねって保田先生。
「せんせー。おはようございます」
この二人も仲良し。クラス一の元気娘麻琴ちゃんと食べるの大好きほのぼのあさ美ちゃん。
「は~い。おはようございます。麻琴ちゃん。あさ美ちゃん」
「あっ! のんつぁ~んっ!」
すぐにいたずら仲間の希美ちゃんを見つけてぶんぶんと手を振りながら走っていく麻琴ちゃん。
あさ美ちゃんはそれをほけーっと見送ると、ふんわりと笑った。
「あのね。きょう、あさね、かぼちゃのプリンたべてきたの」
それはそれは幸せそうな顔。
「うん。そっかぁ。よかったね~。今日はおやつはおいもの蒸しパンだよ」
「ほんとに~!」
目がキラキラしてるよ。かわいいなぁ。
ついついよしよししちゃう梨華先生。
「あっ。あさみちゃん、おはよ! せんせっ! おはよーございまーすっ! いぇいっ!」
「はーい。なつみちゃん。おはようございますっ。イエーィッ!」
いつも笑顔のなつみちゃん。
「へへへへっ。ゆーちゃん! おはよございまーーすっ!」
お家がご近所で付き合いが長いから保田先生以外で中澤先生を“ゆーちゃん”と呼べる数少ない人物だったりするなつみちゃん。
「ねー。きのうのおみあいどーだったの?」
「中澤先生、昨日お見合いだったんですか!?」
「えー! そうなの!? 裕ちゃん」
「こらっ! なっち!」
「へへへへ~」
って笑って走ってっちゃうなつみちゃん。
「ったく。まぁ、あれや。今日終わったら呑み行くで」
微妙に険しい中澤先生。…はぁ。そういうことなんですね…。保田先生と顔を見合わせて苦笑い。
「ま、とりあえずカラオケ付の個室でも予約しとこうかね」
「からおけ?」
下から声が聞こえておやっと見たら、歌うことがだいすきな愛ちゃん。
「あら。愛ちゃん。おはようございます」
「おはようございます。愛ちゃん」
「やすだせんせ、いしかーせんせ、おはよーございます」
へへへって笑って、
「せんせー、からおけいくの?」
「うん。そうだよ。お仕事終わってからね」
「いいなぁ」
と、そこに、
「あっ! あーいちゃん!」
「あっ! ガキさんっ!」
通園組の里沙ちゃんが走ってくる。
「やすだせんせ、いしかーせんせ、おはようございます!」
「はい。おはようございます」
「おはようございます。里沙ちゃん」
「ガキさん、おはよー」
「おはよ。あいちゃん」
「なぁ、せんせーたち、カラオケいくんやって」
「わー! いいなぁ」
「なっ! おきょうしつでオルガンひいておうたうたお!」
「うんっ! もーにんぐむすめ。のうたがいいーっ! まなつのこーせんっ!」
「そんなんひけんわぁ」
ってけらけら笑って教室に走っていく愛ちゃんと里沙ちゃん。
案外渋い趣味よねって保田先生。
ほどなくして聞こえるにぎやかなオルガンの音。
「せんせーーーーっ! おはよーございまーーーーーすっ!」
ぽーんってバスから飛び出してきた小春ちゃん。
「小春ちゃん。おはようござます」
「おはよーございまーすっ! へへへへへっ」
「あら。なんかご機嫌ねぇ。 なんかいいことのあったの?」
保田先生が尋ねると、
「うんっ! きらりちゃんのコンサートいくのぉ!」
「そっかぁ。よかったねぇ」
「うんっ!」
もう笑顔きらきらさせて…かわいい。
小春ちゃんはきょろきょろすると、
「みきちゃん! こはるね」
「あー。それさっきもきいたから」
コドモだけど案外クールな美貴ちゃん。
「えー。けちぃ! そんなみきちゃんのはなをぷーんだっ」
むーって小春ちゃん。
そんな小春ちゃんににやにやしながらぷーんってやり返す美貴ちゃん。
「はいはい。美貴ちゃん。おはようございます」
「おはよーございまーす」
舌ったらずなのがとってもかわいい、クールだけどでもものすごく甘えん坊な美貴ちゃん。
「せんせーきょーもあごでてるー」
「こらっ!」
「きゃははははっ! こわーい!」
とか何とか言って楽しそうな美貴ちゃん。
「そんなこというとこうしちやうぞー」
って抱き上げて、こしょこしょこしょ。
「はははははっ! きゃははははっ! やーん。くすぐったーーーい!」
めちゃくちゃ楽しそうに笑う美貴ちゃん。
「あー! こはるもだっこーーー!」
両手挙げてぴょんぴょん跳ねる小春ちゃん。
「だめー」
べーって美貴ちゃん。ぺたって梨華先生にもたれかかってご満悦のご様子。
保田先生がしょうがないわねってだっこしたら、
「わーーーーい! かいじゅーーーーっ!」
「こらっ!」
でもきゃっきゃきゃっきゃとうれしそうな小春ちゃん。なんだかんだと苦笑いの保田先生。
下ろした後、わーーーいって教室に走っていく小春ちゃん。なんとなく梨華先生と手を繋ぐ美貴ちゃん。
ぽーんってバスから飛び出してきた小春ちゃん。
「小春ちゃん。おはようござます」
「おはよーございまーすっ! へへへへへっ」
「あら。なんかご機嫌ねぇ。 なんかいいことのあったの?」
保田先生が尋ねると、
「うんっ! きらりちゃんのコンサートいくのぉ!」
「そっかぁ。よかったねぇ」
「うんっ!」
もう笑顔きらきらさせて…かわいい。
小春ちゃんはきょろきょろすると、
「みきちゃん! こはるね」
「あー。それさっきもきいたから」
コドモだけど案外クールな美貴ちゃん。
「えー。けちぃ! そんなみきちゃんのはなをぷーんだっ」
むーって小春ちゃん。
そんな小春ちゃんににやにやしながらぷーんってやり返す美貴ちゃん。
「はいはい。美貴ちゃん。おはようございます」
「おはよーございまーす」
舌ったらずなのがとってもかわいい、クールだけどでもものすごく甘えん坊な美貴ちゃん。
「せんせーきょーもあごでてるー」
「こらっ!」
「きゃははははっ! こわーい!」
とか何とか言って楽しそうな美貴ちゃん。
「そんなこというとこうしちやうぞー」
って抱き上げて、こしょこしょこしょ。
「はははははっ! きゃははははっ! やーん。くすぐったーーーい!」
めちゃくちゃ楽しそうに笑う美貴ちゃん。
「あー! こはるもだっこーーー!」
両手挙げてぴょんぴょん跳ねる小春ちゃん。
「だめー」
べーって美貴ちゃん。ぺたって梨華先生にもたれかかってご満悦のご様子。
保田先生がしょうがないわねってだっこしたら、
「わーーーーい! かいじゅーーーーっ!」
「こらっ!」
でもきゃっきゃきゃっきゃとうれしそうな小春ちゃん。なんだかんだと苦笑いの保田先生。
下ろした後、わーーーいって教室に走っていく小春ちゃん。なんとなく梨華先生と手を繋ぐ美貴ちゃん。
「せんせー。おはようございまーす!」
たたたーって走ってきたひとみちゃん。おっきな瞳がきらきらきらきら輝いてる。
「おはようございます。ひとみちゃん」
「うん! せんせっ! きのうとーちゃん2つアシストきめたんだよっ!」
ひとみちゃんのお父さんはJリーガー。大好きな自慢のお父さんはこれがすごいイケメンでおまけにやさしくて園のお母さん達にも大人気。
「すごいねぇ! かっこよかった?」
「うんっ!」
えいってボールを蹴るまねをするひとみちゃん。
「ひーも、こんどのしあいでゴールきめるんだ!」
「うんっ! がんばってね。キャプテン!」
「おうっ!」
うおおおおってグランドを走り回るひとみちゃん。
この園で作ったフットサルチームのキャプテンで頼もしくってかっこよくって、ある意味王子様なひとみちゃん。
「なんかますます主人に似てきちゃって」
そんなわが子の様子に目を細めるひとみちゃんのお母さん。
「いいじゃないですか。とっても頼もしいですよ」
「ふふふふっ。そうですかぁ。もうやんちゃでやんちゃで」
それじゃ、よろしくお願いしますーってひとみちゃんに手を振って園を後にするお母さん。
軽くおじきをして見送っていたら、
「ほんまよー似てんなぁ」
って中澤先生。そうなのよねぇ。別に姉妹でも双子でもないんだけど。あたしもびっくりしたし。
たたたーって走ってきたひとみちゃん。おっきな瞳がきらきらきらきら輝いてる。
「おはようございます。ひとみちゃん」
「うん! せんせっ! きのうとーちゃん2つアシストきめたんだよっ!」
ひとみちゃんのお父さんはJリーガー。大好きな自慢のお父さんはこれがすごいイケメンでおまけにやさしくて園のお母さん達にも大人気。
「すごいねぇ! かっこよかった?」
「うんっ!」
えいってボールを蹴るまねをするひとみちゃん。
「ひーも、こんどのしあいでゴールきめるんだ!」
「うんっ! がんばってね。キャプテン!」
「おうっ!」
うおおおおってグランドを走り回るひとみちゃん。
この園で作ったフットサルチームのキャプテンで頼もしくってかっこよくって、ある意味王子様なひとみちゃん。
「なんかますます主人に似てきちゃって」
そんなわが子の様子に目を細めるひとみちゃんのお母さん。
「いいじゃないですか。とっても頼もしいですよ」
「ふふふふっ。そうですかぁ。もうやんちゃでやんちゃで」
それじゃ、よろしくお願いしますーってひとみちゃんに手を振って園を後にするお母さん。
軽くおじきをして見送っていたら、
「ほんまよー似てんなぁ」
って中澤先生。そうなのよねぇ。別に姉妹でも双子でもないんだけど。あたしもびっくりしたし。
今日もみんな元気いっぱい。
まぶしいなぁ。
あたしも負けないぞっ!
まぶしいなぁ。
あたしも負けないぞっ!
「ほらっ。みんなお教室行くよー!」
「はーーーーーいっ!」
*
泣いたり笑ったり怒ったりけんかしたり。
くるくるくるくる変わる豊かな表情。
くるくるくるくる変わる豊かな表情。
ちっちゃい体にでっかい元気。
今日も空まで飛んで行く楽しそうな笑い声。
今日も空まで飛んで行く楽しそうな笑い声。
今日も楽しい一日のはじまりはじまり。
(2007/8/9)