たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
かたすみ
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rm96
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チャイムが鳴って午後の授業が始まる。
次の授業は……って、あれ? 教科書が無い?
次の授業は……って、あれ? 教科書が無い?
…。
考えること2分。
そういえば朝貸したんだっけ。
なきゃないでいいんだけど、とりあえずどうしよっか…って思ってたら、つんつんって。
「見る?」
左隣の石川さんが教科書を美貴に見えるように置いてくれた。
「ありがと」
「ううん」
机を寄せ合って、肩も寄せ合って教科書を見る。
そういえば朝貸したんだっけ。
なきゃないでいいんだけど、とりあえずどうしよっか…って思ってたら、つんつんって。
「見る?」
左隣の石川さんが教科書を美貴に見えるように置いてくれた。
「ありがと」
「ううん」
机を寄せ合って、肩も寄せ合って教科書を見る。
先生の話をなんとなく聞きながらノートをとっていく。
午後の授業はいい具合におなかもこなれて窓から差す西日もやさしくてなんか眠い。
ちらっと横を見たら、やっぱり同じらしい。
うとうとしてる横顔が綺麗。
午後の授業はいい具合におなかもこなれて窓から差す西日もやさしくてなんか眠い。
ちらっと横を見たら、やっぱり同じらしい。
うとうとしてる横顔が綺麗。
そういえば…あんまり話したことなかったな。
美貴と一緒にいるコのタイプが違うっていうか、なんか優等生な彼女。
マジメで、でもやたら負けず嫌いな印象しかない。
こんなこともあるんだ。やっぱ午後の授業ってなんか眠いもんね。
なんてことをぼんやり思いながら横顔を眺めてたら、ふと彼女と目が合った。
美貴と一緒にいるコのタイプが違うっていうか、なんか優等生な彼女。
マジメで、でもやたら負けず嫌いな印象しかない。
こんなこともあるんだ。やっぱ午後の授業ってなんか眠いもんね。
なんてことをぼんやり思いながら横顔を眺めてたら、ふと彼女と目が合った。
“おはよ”
ノートの端っこから挨拶。
“ずっと見てたの?”
“かわいかったよ”
“かわいかったよ”
ちらりと横目で見たら耳まで真っ赤になってた。
なんだよ。かわいいじゃん。
なんだよ。かわいいじゃん。
知りたかったこと。知らなかったこと。
先生の目を盗みながらいそいそとシャーペンを走らせる。
先生の目を盗みながらいそいそとシャーペンを走らせる。
流れるように過ぎてく時間。
ノートの端っこに咲いたおしゃべりの花。
ノートの端っこに咲いたおしゃべりの花。
(2007/3/20)