たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
おとぼけ王子
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rm96
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なんかさぁ、ずるくない?
「梨華ちゃんって誰がすきなの?」
「は? 美貴ちゃん?」
「いや、わかってるよ。わかってるんだけどさ、梨華ちゃん、最近よく愛ちゃんと遊んでるしさ。あとあゆみちゃんとばっかじゃん」
「うん。そうだね」
「いやいやいや。そうだねじゃなくって。どうなの?」
「どうなの…って……」
不思議そうに美貴を見る梨華ちゃん。『何で今更?』な顔。
それをじーっと見つめて頬杖ついて答えを待ってる美貴。
「は? 美貴ちゃん?」
「いや、わかってるよ。わかってるんだけどさ、梨華ちゃん、最近よく愛ちゃんと遊んでるしさ。あとあゆみちゃんとばっかじゃん」
「うん。そうだね」
「いやいやいや。そうだねじゃなくって。どうなの?」
「どうなの…って……」
不思議そうに美貴を見る梨華ちゃん。『何で今更?』な顔。
それをじーっと見つめて頬杖ついて答えを待ってる美貴。
愛ちゃんと遊ぶんなら美貴とも遊べるはずでしょ。
そりゃさ、お互い誘えなかったりするけどさ。
でもさ、だけどさ、ねぇ。でしょ?
そりゃさ、お互い誘えなかったりするけどさ。
でもさ、だけどさ、ねぇ。でしょ?
「梨華ちゃん」
「うん…」
小さくうなずいて、ふふっと何やら笑みを浮かべた梨華ちゃん。
「柴ちゃんは大親友だもん。言うまでもないよね?」
「うん」
「愛ちゃんのこと、すきだよ」
「梨華ちゃん!?」
「かわいいじゃん。ちょっと困ったちゃんなとこもあるけどね。美貴ちゃんだってすきでしょ?」
「ま…まぁね」
いや…ちょっと待って。すきはすきなんだけど、そのすきってさ、そのすきって…?
「美貴ちゃん?」
「うぅん。べーつにー。で、それで?」
「うん。でね、美貴ちゃんはちょっと違うの。あ、だいぶかな?」
「へ!?」
あのー。心臓痛いです。石川さん。
「ふふっ。美貴ちゃんはね、だいすき」
「は?」
にこにこ笑ってる梨華ちゃん。
「おーけー?」
「お…おーけー…」
「うん…」
小さくうなずいて、ふふっと何やら笑みを浮かべた梨華ちゃん。
「柴ちゃんは大親友だもん。言うまでもないよね?」
「うん」
「愛ちゃんのこと、すきだよ」
「梨華ちゃん!?」
「かわいいじゃん。ちょっと困ったちゃんなとこもあるけどね。美貴ちゃんだってすきでしょ?」
「ま…まぁね」
いや…ちょっと待って。すきはすきなんだけど、そのすきってさ、そのすきって…?
「美貴ちゃん?」
「うぅん。べーつにー。で、それで?」
「うん。でね、美貴ちゃんはちょっと違うの。あ、だいぶかな?」
「へ!?」
あのー。心臓痛いです。石川さん。
「ふふっ。美貴ちゃんはね、だいすき」
「は?」
にこにこ笑ってる梨華ちゃん。
「おーけー?」
「お…おーけー…」
愛ちゃんやあゆみちゃんは…すき。
美貴は……だいすき…。
美貴は……だいすき…。
「…」
「美貴ちゃん?」
「なんかそれってずるくない?」
「なんで? ホントのことだもん」
「ほんとだろーがなんだろーが、なんかずるい」
でも、なんかうれしくなっちゃってる美貴。
「美貴ちゃん。だーいすき」
後ろからだっこされて、なんかどーでもよくなってきちゃうから、遠慮なくわがままを言おう。
「もっと言って。もっとして」
「はいはい。お姫様」
「…梨華ちゃん、きもい」
「美貴ちゃん?」
「なんかそれってずるくない?」
「なんで? ホントのことだもん」
「ほんとだろーがなんだろーが、なんかずるい」
でも、なんかうれしくなっちゃってる美貴。
「美貴ちゃん。だーいすき」
後ろからだっこされて、なんかどーでもよくなってきちゃうから、遠慮なくわがままを言おう。
「もっと言って。もっとして」
「はいはい。お姫様」
「…梨華ちゃん、きもい」
なによー。真っ赤だぞーってほっぺを突かれて、なんだかんだと幸せ気分。
これが惚れた弱みってゆーのかねー。
美貴がお姫様ってゆーんならさ、もっと大事にしてよね? 王子様。
これが惚れた弱みってゆーのかねー。
美貴がお姫様ってゆーんならさ、もっと大事にしてよね? 王子様。
(2007/3/20)