たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
言葉遊び
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rm96
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夜の公園はなんか不気味。
少ない街灯。
それにさ、こんな時間だとどんなヤツがいるかわかんない。そりゃあ、力には自信があるけどさ、それはあくまでも娘。の中での話。
少ない街灯。
それにさ、こんな時間だとどんなヤツがいるかわかんない。そりゃあ、力には自信があるけどさ、それはあくまでも娘。の中での話。
でも、隣を歩くこの人はそんなこと考えてもないみたい。
しっかりと手を繋いで、
しっかりと手を繋いで、
「キッスしってよ、はにぃぱぁ~い」
なんてノーテンキに歌ってる。
けどまぁ、それがかわいいんだけどね。
「あっまい、あまいキ・ス・をして」
だから、繋いだ手をくいって引き寄せて、唇を奪った。
ぎゅっと力のこもる手。
熱い唇。
熱い唇。
そっと離れたら、潤んだ瞳がじっと美貴を捕らえたまま離さない。
「梨華ちゃん?」
「…うん」
ぼんやりとうなずいて、そのままもたれるように体を預けるから抱きしめた。
はぁ…って頬を掠める熱い吐息。
梨華ちゃんはくすぐったそうに笑った。
「なんでもお見通しなんだね」
「だって、キスがしたい…が人間の本能じゃん」
そしたら、ふわっと頬に舞い降りた梨華ちゃんの唇。
「ふふっ。でも、まだ正しいキスの仕方、わかんないんだけどね」
美貴の背中にすべるように回った腕。
ココアより甘い甘いとろけるような上目遣い。
「教えてあげるよ」
「梨華ちゃん?」
「…うん」
ぼんやりとうなずいて、そのままもたれるように体を預けるから抱きしめた。
はぁ…って頬を掠める熱い吐息。
梨華ちゃんはくすぐったそうに笑った。
「なんでもお見通しなんだね」
「だって、キスがしたい…が人間の本能じゃん」
そしたら、ふわっと頬に舞い降りた梨華ちゃんの唇。
「ふふっ。でも、まだ正しいキスの仕方、わかんないんだけどね」
美貴の背中にすべるように回った腕。
ココアより甘い甘いとろけるような上目遣い。
「教えてあげるよ」
なんてね。
本当は美貴もそんなの知らないんだけどね。
たぶん、正解なんてないから。
本当は美貴もそんなの知らないんだけどね。
たぶん、正解なんてないから。
「…梨華ちゃん」
そっと頬を包んで唇を寄せる。
梨華ちゃんが目を閉じた。
やわらかい感触。
美貴も目を閉じて、そのあたたかさを堪能する。
何度もついばんで、時々舌でなぞって…。
「…っ」
零れた熱っぽいため息。
舌を滑り込ませたら、きゅっと服を掴んだ梨華ちゃんの手。
「んっ…ぅ…」
絡み合う舌。
薄暗い公園に良く似合う淫らな水音。
火照っていく梨華ちゃんのカラダを強く抱きしめた。
そっと頬を包んで唇を寄せる。
梨華ちゃんが目を閉じた。
やわらかい感触。
美貴も目を閉じて、そのあたたかさを堪能する。
何度もついばんで、時々舌でなぞって…。
「…っ」
零れた熱っぽいため息。
舌を滑り込ませたら、きゅっと服を掴んだ梨華ちゃんの手。
「んっ…ぅ…」
絡み合う舌。
薄暗い公園に良く似合う淫らな水音。
火照っていく梨華ちゃんのカラダを強く抱きしめた。
愛しさで心が満たされて、カラダが物足りないって訴える。
ぬくもりにカラダは包まれてるのに、ココロはもっとほしいって叫んでる。
ぬくもりにカラダは包まれてるのに、ココロはもっとほしいって叫んでる。
離れれば、それを惜しむように零れ落ちるため息。
「わかった?」
「ううん。わかんない」
すうっと梨華ちゃんの艶やかな視線が美貴の唇に注がれる。
心臓がどきんって大きく跳ね上がった。
上がってく心拍数を落ち着けるようにふっと息を吐いて、さっと乾いた唇をなめた。
そして、意地悪く笑ってみせる。
「じゃあ、どうしてほしい?」
「言葉にしなきゃわかんない?」
「ううん。わかんない」
すうっと梨華ちゃんの艶やかな視線が美貴の唇に注がれる。
心臓がどきんって大きく跳ね上がった。
上がってく心拍数を落ち着けるようにふっと息を吐いて、さっと乾いた唇をなめた。
そして、意地悪く笑ってみせる。
「じゃあ、どうしてほしい?」
「言葉にしなきゃわかんない?」
その答えはキスで返した。
「ホント、みきちゃんは何でもお見通しだね」
「だって愛があるもん」
そして抱きしめてた梨華ちゃんのカラダから離れると、腕を組んでまたさっきみたいに指をからめて繋いだ。
ほら。いつまでも、こんなとこにいてもしょうがないからね。
「梨華ちゃん。コーヒー飲めるっけ?」
「ん? 甘くしてくれれば大丈夫だよ」
「そっか。じゃ、行こう」
再び歩き出す。
ぴたってカラダをくっつけて、でも不思議そうに歩く梨華ちゃん。
「明日はさ、美貴んとこでモーニングコーヒー飲もうよ」
「二人で?」
「そっ。二人で。だから、さらってくの」
「じゃあ、アフタヌーンティーにならないようにしないとね」
「いいじゃん。それでも。明日オフだし。家で過ごすのもよくない?」
「ふふっ。いちゃいちゃして過ごすんだ」
「そう。最高の休日でしょ」
「うん。けどさぁ、なんか美貴ちゃん。もう浮かれモードだね」
「あったり前じゃん。恋の花が咲いてんだもん。梨華ちゃんだって…でしょ?」
弾けた笑顔とくっつく体。しっかりと絡み合う手と手。
「ふふっ。史上最大の恋だからね」
そう言うと、
「二人だけの未来に向かってるんだもん」
だって。
「だって愛があるもん」
そして抱きしめてた梨華ちゃんのカラダから離れると、腕を組んでまたさっきみたいに指をからめて繋いだ。
ほら。いつまでも、こんなとこにいてもしょうがないからね。
「梨華ちゃん。コーヒー飲めるっけ?」
「ん? 甘くしてくれれば大丈夫だよ」
「そっか。じゃ、行こう」
再び歩き出す。
ぴたってカラダをくっつけて、でも不思議そうに歩く梨華ちゃん。
「明日はさ、美貴んとこでモーニングコーヒー飲もうよ」
「二人で?」
「そっ。二人で。だから、さらってくの」
「じゃあ、アフタヌーンティーにならないようにしないとね」
「いいじゃん。それでも。明日オフだし。家で過ごすのもよくない?」
「ふふっ。いちゃいちゃして過ごすんだ」
「そう。最高の休日でしょ」
「うん。けどさぁ、なんか美貴ちゃん。もう浮かれモードだね」
「あったり前じゃん。恋の花が咲いてんだもん。梨華ちゃんだって…でしょ?」
弾けた笑顔とくっつく体。しっかりと絡み合う手と手。
「ふふっ。史上最大の恋だからね」
そう言うと、
「二人だけの未来に向かってるんだもん」
だって。
公園を抜け出ればまだ明るい街。
しっかりと手を繋いで並んで歩く。
まだ終電には時間があるけど…。
「どうする?」
「んー。そうだなぁ。もう少し、こうして歩いてたいかなぁ」
しっかりと手を繋いで並んで歩く。
まだ終電には時間があるけど…。
「どうする?」
「んー。そうだなぁ。もう少し、こうして歩いてたいかなぁ」
考えてみれば、ヘンに急ぐことも何もないんだよね。
ゆっくり行こう。
ゆっくり行こう。
「手ぇを握ってー、みぃちをあるぅこぉ~」
「やぁまやたーにぃもぉ、とぉぜん、あるぅだぁろー」
「やぁまやたーにぃもぉ、とぉぜん、あるぅだぁろー」
こんなささやかな時間が楽しい。
何気ない言葉遊び。
ちらりちらりとのぞく本音。
何気ない言葉遊び。
ちらりちらりとのぞく本音。
それが梨華ちゃんだから、うんと楽しい。
「美貴ちゃん」
「なぁに?」
「幸せ?」
やわらかい笑顔と甘い声。
絡めた指先にきゅっと力を込めた。
「当たり前じゃん」
そして、世界で一番やさしいキスをしてみる。
「なぁに?」
「幸せ?」
やわらかい笑顔と甘い声。
絡めた指先にきゅっと力を込めた。
「当たり前じゃん」
そして、世界で一番やさしいキスをしてみる。
誰が見てたってかまわない。
すべての愛をあげるよ。
すべての愛をあげるよ。
周りの人のびっくりした視線。
「ねぇ。梨華ちゃんは?」
今度は梨華ちゃんからのキス。
今度は梨華ちゃんからのキス。
どうしよ。すきすきビーム、二人して出しまくり。
ふふと顔を見合わせて走り出した。
ふふと顔を見合わせて走り出した。
「あっいすぅーる、ひとーが」
「し・んせーつだった!」
「し・んせーつだった!」
相思相愛な二人だから、ずっとずっと一緒。
「ぴぃ~す!」
「ぴぃ~す!」
「ぴぃ~す!」
時間が止まってしまえばいいのにって思うけど、それはそれでつまんない。
明日はもっといい日で、もっと楽しい日々なんだから。
明日はもっといい日で、もっと楽しい日々なんだから。
(2004/5/19)