たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
素敵な予感
最終更新:
rm96
-
view
「おはよーございまーす」
一番乗りかと思って楽屋のドアを開けたら、雑誌を読んでいた梨華ちゃんがぱっと顔を上げた。
で、めっちゃかわいいチャーミースマイルで、
「美貴ちゃん、おはよう」
って。
一番乗りかと思って楽屋のドアを開けたら、雑誌を読んでいた梨華ちゃんがぱっと顔を上げた。
で、めっちゃかわいいチャーミースマイルで、
「美貴ちゃん、おはよう」
って。
あーなんか今日も楽しい一日が始まる予感!
だって、今のところ二人きりだし。
まだとーぶん、みんな来ないと思うから。
まだとーぶん、みんな来ないと思うから。
さっさと荷物を置いて梨華ちゃんの隣に座って雑誌を覗き込むと、この間受けた新曲のインタビューの記事だった。
新曲のプロモーション、梨華ちゃんと一緒じゃないってわかったときは正直残念だった。っていうか、まこっちゃん、こんちゃん、どっちか替わってって思ったし。
でも、まぁ、それはたぶんヨシコも同じだし。それに。彼女と一緒にいるのも楽しいからね。
新曲のプロモーション、梨華ちゃんと一緒じゃないってわかったときは正直残念だった。っていうか、まこっちゃん、こんちゃん、どっちか替わってって思ったし。
でも、まぁ、それはたぶんヨシコも同じだし。それに。彼女と一緒にいるのも楽しいからね。
「ふーん。ちゃんと、ほかの人のも読むんだね。梨華ちゃんって」
「だってさ、気にならない?」
「んーどうかな?」
そしたら、梨華ちゃんはふふって、おねーさんみたいな顔で笑った。
「それにね。読んでて、改めて気づくこともあるからね」
「あー。それは何かわかるかも」
そしたら、『でしょ?』って、うれしそうに笑った。
「だってさ、気にならない?」
「んーどうかな?」
そしたら、梨華ちゃんはふふって、おねーさんみたいな顔で笑った。
「それにね。読んでて、改めて気づくこともあるからね」
「あー。それは何かわかるかも」
そしたら、『でしょ?』って、うれしそうに笑った。
たしかにね。梨華ちゃんが受けたインタビューとか番組とか、ばっちりチェックしてるもん。
「でもさ、梨華ちゃん、あんまり美貴の名前とか話とかしてくれないよね」
「そうかな? んー…そうだっけ…?」
「そうだよ。梨華ちゃん達が受けたのだと、まこっちゃんの話が多いじゃん」
「んー。まぁねぇ…。おもしろいからね。あの子。見てて飽きないし」
「話題には事欠かないのは確かだよねぇ…」
でもさぁ、辻ちゃんはともかくっていうか、しょーがないかなーとは思うけど、まこっちゃんとはちょっとじゃれすぎじゃない?
…っていうのが顔に出てたらしい。
「美貴ちゃん?」
梨華ちゃんが頭に『?』を乗っけて首をちょこんと傾げてる。
あーもー! 鈍感!!
「ねぇ、梨華ちゃん」
「ん? なに?」
「もうちょっとさー。かまってほしいなーって思ったりなんかして」
って、あれ? 何驚いた顔してんのよー!
「でもさ、梨華ちゃん、あんまり美貴の名前とか話とかしてくれないよね」
「そうかな? んー…そうだっけ…?」
「そうだよ。梨華ちゃん達が受けたのだと、まこっちゃんの話が多いじゃん」
「んー。まぁねぇ…。おもしろいからね。あの子。見てて飽きないし」
「話題には事欠かないのは確かだよねぇ…」
でもさぁ、辻ちゃんはともかくっていうか、しょーがないかなーとは思うけど、まこっちゃんとはちょっとじゃれすぎじゃない?
…っていうのが顔に出てたらしい。
「美貴ちゃん?」
梨華ちゃんが頭に『?』を乗っけて首をちょこんと傾げてる。
あーもー! 鈍感!!
「ねぇ、梨華ちゃん」
「ん? なに?」
「もうちょっとさー。かまってほしいなーって思ったりなんかして」
って、あれ? 何驚いた顔してんのよー!
すーっと手が伸びて、ぽんと美貴の頭の上に乗せるとくしゃくしゃと頭を撫でながら、驚きから満面の笑顔に変わっていく。
「かわいー! ふふっ。やきもちやいてくれてるの? もしかして?」
あ゛ーっ! どーしてそーゆーことを言うのかなぁ、もう! やだ! 顔が熱いよっ!
「きしょっ! そんなわけないでしょ! もう!」
「またまたぁ。ムキになっちゃって。あやしーなぁ」
待って。ちょっとこれって完全にコドモアツカイ? でも頭を撫でてもらって、うれしかったりもして…。
うーん。フクザツ…。
「でもさぁ、大体いっつも美貴からじゃん。ほかの子とはけっこうくっついたりしてるのにさぁ」
「でも、美貴ちゃんもだよね。それ。この前のハロモニはマコトでしょ。ののでしょ。それに、よっちゃんにもよくちょっかいだしてるじゃん」
「ぅ…」
だって、恥ずかしいんだもん。梨華ちゃんだと…。ヨシコとはなんていうか、同志というか。まぁ、かなーり気が合うから、楽だしが照れがないし。
「かわいー! ふふっ。やきもちやいてくれてるの? もしかして?」
あ゛ーっ! どーしてそーゆーことを言うのかなぁ、もう! やだ! 顔が熱いよっ!
「きしょっ! そんなわけないでしょ! もう!」
「またまたぁ。ムキになっちゃって。あやしーなぁ」
待って。ちょっとこれって完全にコドモアツカイ? でも頭を撫でてもらって、うれしかったりもして…。
うーん。フクザツ…。
「でもさぁ、大体いっつも美貴からじゃん。ほかの子とはけっこうくっついたりしてるのにさぁ」
「でも、美貴ちゃんもだよね。それ。この前のハロモニはマコトでしょ。ののでしょ。それに、よっちゃんにもよくちょっかいだしてるじゃん」
「ぅ…」
だって、恥ずかしいんだもん。梨華ちゃんだと…。ヨシコとはなんていうか、同志というか。まぁ、かなーり気が合うから、楽だしが照れがないし。
こんな乙女ゴコロに気づかない彼女は、楽しそうに美貴を見て微笑んでる。
「でも、うれしいなぁ。美貴ちゃんにそう思われてたのって」
「…え?」
「それに、よっすぃ~にかまってる女の子な美貴ちゃん、けっこうすきなんだよね。あたし」
え? え?
「どっ…どーゆーこと?」
そしたら、梨華ちゃんは頭を撫でるのをやめて、テーブルの上でぎゅっと拳を固めた美貴の手をほどいて、そっとを繋いできた。
「なんて言うのかなぁ。普段何気に男前でさばさばしてる美貴ちゃんが、よっすぃ~の前ではなんかね、いじらしいっていうか。やっぱり女の子なんだなぁって」
「はぁ……っていうか、美貴、もともと女の子なんですけど…」
「そうなんだけどね。はじめはちょっと嫉妬したりもしたんだけどね、最近はなんかね、それが、うれしいって言うか、かわいいなぁって思うんだよね」
そういう梨華ちゃんの顔がちょっと赤かったりするのはなぜ?
「なんかよくわかんないよ」
「そぉ? でも、普段自分の前じゃ見れない表情が見れるって、うれしくない? ちょっと…悔しいけど、まぁ、かわいいからいいやって思うんだけどね」
えーとー…これって…?? なんか混乱してきた。
そんな美貴をニコニコと微笑んで見つめる梨華ちゃん。なんかちょっと…違う、すっごくくやしーぞ!
「悔しいってゆーんならさー、がんばればいいじゃん」
「そうなんだけどねぇ、って、いいの? がんばっても?」
「いいよ。っていうか、がんばれ。もっとかまってよ。ライブのときとか、モーチャンとか、ハロモニとかさぁ。歌番組は席順もあるから厳しいけど、その気になれば何とかなるでしょ」
「またずいぶんと具体的だねぇ。わかった。梨華、がんばる」
っていたずらっぽく笑う梨華ちゃん。もう、ちゃかさないでね。
「もちろん、それ以外でもね。絶対だからね! 美貴だって、梨華ちゃんの話してるんだから」
「あぁ、そういえばそうだね」
梨華ちゃんが雑誌に目をやる。
「でも、うれしいなぁ。美貴ちゃんにそう思われてたのって」
「…え?」
「それに、よっすぃ~にかまってる女の子な美貴ちゃん、けっこうすきなんだよね。あたし」
え? え?
「どっ…どーゆーこと?」
そしたら、梨華ちゃんは頭を撫でるのをやめて、テーブルの上でぎゅっと拳を固めた美貴の手をほどいて、そっとを繋いできた。
「なんて言うのかなぁ。普段何気に男前でさばさばしてる美貴ちゃんが、よっすぃ~の前ではなんかね、いじらしいっていうか。やっぱり女の子なんだなぁって」
「はぁ……っていうか、美貴、もともと女の子なんですけど…」
「そうなんだけどね。はじめはちょっと嫉妬したりもしたんだけどね、最近はなんかね、それが、うれしいって言うか、かわいいなぁって思うんだよね」
そういう梨華ちゃんの顔がちょっと赤かったりするのはなぜ?
「なんかよくわかんないよ」
「そぉ? でも、普段自分の前じゃ見れない表情が見れるって、うれしくない? ちょっと…悔しいけど、まぁ、かわいいからいいやって思うんだけどね」
えーとー…これって…?? なんか混乱してきた。
そんな美貴をニコニコと微笑んで見つめる梨華ちゃん。なんかちょっと…違う、すっごくくやしーぞ!
「悔しいってゆーんならさー、がんばればいいじゃん」
「そうなんだけどねぇ、って、いいの? がんばっても?」
「いいよ。っていうか、がんばれ。もっとかまってよ。ライブのときとか、モーチャンとか、ハロモニとかさぁ。歌番組は席順もあるから厳しいけど、その気になれば何とかなるでしょ」
「またずいぶんと具体的だねぇ。わかった。梨華、がんばる」
っていたずらっぽく笑う梨華ちゃん。もう、ちゃかさないでね。
「もちろん、それ以外でもね。絶対だからね! 美貴だって、梨華ちゃんの話してるんだから」
「あぁ、そういえばそうだね」
梨華ちゃんが雑誌に目をやる。
そこにはライブ開始前に緊張をほぐそうと手に人の字を書く梨華ちゃんの話。
記事のその部分を指でたどると、梨華ちゃんはまた美貴に顔を戻した。
「田中ちゃんじゃないけどね、あたしも美貴ちゃんの言葉に救われるんだよね。なんかね、ほっとするの」
「そうなの?」
「そうだよ。大丈夫だから、緊張したって一緒じゃん、楽しんじゃえ! って、そういう美貴ちゃんがすっごい楽しそうで、一緒に笑顔になれるんだよね。そしたら、なんかすっごくほっとしてるのに気づくの」
ぎゅっと繋いでいる梨華ちゃんの手に力がこもった気がした。
「あぁ、美貴ちゃんがいるから大丈夫。みんながいるから大丈夫。よし! がんばるぞーって」
ちょっと恥ずかしそうにふわっと笑ったその笑顔があまりにもかわいくて、心臓がドキドキする。
たいしたことのない言葉なのに、そんな風に受け止めてくれてたんだ。うわー…うれしい!
「ありがと! 梨華ちゃん」
「え? どうしたの?」
「どうしてもっ! だって、うれしいんだもん!」
「ふふっ。なんか美貴ちゃん、女の子モードだね。そっか、やればできるのかな?」
「そうだよ。やればできるじゃん」
そしたら、照れくさそうに笑って。さっきまでのお姉さんモードから、なんか乙女チックモードに切り替わってるみたい。
記事のその部分を指でたどると、梨華ちゃんはまた美貴に顔を戻した。
「田中ちゃんじゃないけどね、あたしも美貴ちゃんの言葉に救われるんだよね。なんかね、ほっとするの」
「そうなの?」
「そうだよ。大丈夫だから、緊張したって一緒じゃん、楽しんじゃえ! って、そういう美貴ちゃんがすっごい楽しそうで、一緒に笑顔になれるんだよね。そしたら、なんかすっごくほっとしてるのに気づくの」
ぎゅっと繋いでいる梨華ちゃんの手に力がこもった気がした。
「あぁ、美貴ちゃんがいるから大丈夫。みんながいるから大丈夫。よし! がんばるぞーって」
ちょっと恥ずかしそうにふわっと笑ったその笑顔があまりにもかわいくて、心臓がドキドキする。
たいしたことのない言葉なのに、そんな風に受け止めてくれてたんだ。うわー…うれしい!
「ありがと! 梨華ちゃん」
「え? どうしたの?」
「どうしてもっ! だって、うれしいんだもん!」
「ふふっ。なんか美貴ちゃん、女の子モードだね。そっか、やればできるのかな?」
「そうだよ。やればできるじゃん」
そしたら、照れくさそうに笑って。さっきまでのお姉さんモードから、なんか乙女チックモードに切り替わってるみたい。
ぴん!とひらめいた。
一応ちらりと周りを確認してからぴたっと梨華ちゃんにくっついて、顔を近づけてそっと囁いてみる。
「じゃあさ、もっとすぐに緊張がふっとぶ方法、教えてあげようか?」
「え?」
不思議そうな顔で美貴の目をじっと見る。
や、そんなじっと見ちゃダメ。あー…ちょっと緊張してきたかも。
「ライブ前、緊張してきました。あーどうしよーと。で、大丈夫だよ、楽しんじゃおう! …って」
梨華ちゃんの頬に片手を添えると、ちゅって、すばやく唇をふさいだ。
ふふっと笑っては見せたけど、あーもードキドキ!
梨華ちゃんは一瞬ぽかんとしていたけど瞬きすると我に返ったのか、かーーーっと真っ赤になっていく。
真っ赤になった頬に両手を当ててうつむいた梨華ちゃんがぼそりと一言。
「美貴ちゃん、それ却下」
「えーーっ! なんでーーっ!」
そしたら、上目遣いにちらりと美貴の顔を見た。
うっ…ちょっと待って。もう……
「だって、余計ドキドキしちゃうじゃん…」
「は!?」
「真っ白になっちゃうよ……うれしくって…」
ハイ。ノックアウト。あーもう。美貴の負け。あなたかわいすぎ。
一応ちらりと周りを確認してからぴたっと梨華ちゃんにくっついて、顔を近づけてそっと囁いてみる。
「じゃあさ、もっとすぐに緊張がふっとぶ方法、教えてあげようか?」
「え?」
不思議そうな顔で美貴の目をじっと見る。
や、そんなじっと見ちゃダメ。あー…ちょっと緊張してきたかも。
「ライブ前、緊張してきました。あーどうしよーと。で、大丈夫だよ、楽しんじゃおう! …って」
梨華ちゃんの頬に片手を添えると、ちゅって、すばやく唇をふさいだ。
ふふっと笑っては見せたけど、あーもードキドキ!
梨華ちゃんは一瞬ぽかんとしていたけど瞬きすると我に返ったのか、かーーーっと真っ赤になっていく。
真っ赤になった頬に両手を当ててうつむいた梨華ちゃんがぼそりと一言。
「美貴ちゃん、それ却下」
「えーーっ! なんでーーっ!」
そしたら、上目遣いにちらりと美貴の顔を見た。
うっ…ちょっと待って。もう……
「だって、余計ドキドキしちゃうじゃん…」
「は!?」
「真っ白になっちゃうよ……うれしくって…」
ハイ。ノックアウト。あーもう。美貴の負け。あなたかわいすぎ。
梨華ちゃんはすっと美貴のほっぺに手を添えると、すすっと顔を近づけた。
うわ! どーしよー! 心臓が痛いって、マジで!
「それにね、美貴ちゃんが緊張してた」
「へ!?」
ドキッ…!
「大丈夫。楽しんじゃおう。ね」
そして、梨華ちゃんの唇が美貴のに重なる。
うわ! どーしよー! 心臓が痛いって、マジで!
「それにね、美貴ちゃんが緊張してた」
「へ!?」
ドキッ…!
「大丈夫。楽しんじゃおう。ね」
そして、梨華ちゃんの唇が美貴のに重なる。
さっきほんの一瞬だけ楽しんだ、やわらかくて温かい感触。
あ…あれ?
…。1、2、3、4…。
長い…?
…5、6、7で離れた。
「ほらね。ドキドキするでしょ?」
あー…、まだ感触が残ってて頭が回んない。もっと感じてたぬくもりに溺れていたい感じ。
「でも、イヤじゃないよ。美貴は。ただ…」
「ただ?」
「ものたりない…かな」
あー…、まだ感触が残ってて頭が回んない。もっと感じてたぬくもりに溺れていたい感じ。
「でも、イヤじゃないよ。美貴は。ただ…」
「ただ?」
「ものたりない…かな」
結局、この素敵なアイディアはボツになった。
なんか照れくさくって、正直二人とも『テレビとかじゃ余計にかまったりできなくなるかもしれないね』って。それぐらい目が合うたびに身体が熱くなる。
「なんか、ドキドキしすぎてライブどころじゃなくなりそうかも。確かに」
「でも、キスは…してほしいかな」
はにかむ梨華ちゃん。
「そんなこと、言ってくれればいつだってするよ」
「ホントに?」
「ホントだって。すきだもん。梨華ちゃんのこと」
あっ! 言っちゃった!
すると、梨華ちゃんはくすぐったそうに笑って、そっと美貴の手をとった。
「ありがと…。すきだよ。あたしも」
そして、ほっぺにちゅっ。
それだけなのに、目の前がくらっ…って。
「美貴ちゃん?」
「ううん。大丈夫。嬉しいだけだから」
「ふふっ。へんなの」
って、今度は唇にちゅっ…って。
ぎゅって、思わず繋いでる手に力が入って、そしたら、梨華ちゃんもぎゅって握ってくれた。
なんとなく照れくさそうに笑いあう。
なんか照れくさくって、正直二人とも『テレビとかじゃ余計にかまったりできなくなるかもしれないね』って。それぐらい目が合うたびに身体が熱くなる。
「なんか、ドキドキしすぎてライブどころじゃなくなりそうかも。確かに」
「でも、キスは…してほしいかな」
はにかむ梨華ちゃん。
「そんなこと、言ってくれればいつだってするよ」
「ホントに?」
「ホントだって。すきだもん。梨華ちゃんのこと」
あっ! 言っちゃった!
すると、梨華ちゃんはくすぐったそうに笑って、そっと美貴の手をとった。
「ありがと…。すきだよ。あたしも」
そして、ほっぺにちゅっ。
それだけなのに、目の前がくらっ…って。
「美貴ちゃん?」
「ううん。大丈夫。嬉しいだけだから」
「ふふっ。へんなの」
って、今度は唇にちゅっ…って。
ぎゅって、思わず繋いでる手に力が入って、そしたら、梨華ちゃんもぎゅって握ってくれた。
なんとなく照れくさそうに笑いあう。
素敵な一日。予感的中!
ビバ早起き!
だってまだ二人きりの時間が楽しめるんだもん。
ビバ早起き!
だってまだ二人きりの時間が楽しめるんだもん。
それからしばらくすれば、いつもどおりにぎやかな娘。の楽屋。
入ってきたヤグチさんに、
「なんかさぁ、梨華ちゃんとミキティからラブラブオーラ感じるんだけど、おいらの気のせい?」
って言われたけど、二人して顔を見合ってふふーんって。
そして意味深な笑いで返してあげた。
納得いかないみたいで、あっちこっちに意見を聞いて回ってる。
「気のせいじゃないのにね」
って隣にいる梨華ちゃんに言ったら、「ねぇ」って。
入ってきたヤグチさんに、
「なんかさぁ、梨華ちゃんとミキティからラブラブオーラ感じるんだけど、おいらの気のせい?」
って言われたけど、二人して顔を見合ってふふーんって。
そして意味深な笑いで返してあげた。
納得いかないみたいで、あっちこっちに意見を聞いて回ってる。
「気のせいじゃないのにね」
って隣にいる梨華ちゃんに言ったら、「ねぇ」って。
「ねぇ、これから梨華ちゃんのこと、独占してもいい?」
って聞いたら、
「じゃあ、美貴ちゃんのこと独り占めしてもいいんだよね」
だって。
「もちろん!」
だからもっとかまってね。梨華ちゃん!
そしたら、美貴から目を逸らさずに小さくうなずく梨華ちゃん。
それを見たヤグチさんが「あーっ!!」って騒ぎ出す。
って聞いたら、
「じゃあ、美貴ちゃんのこと独り占めしてもいいんだよね」
だって。
「もちろん!」
だからもっとかまってね。梨華ちゃん!
そしたら、美貴から目を逸らさずに小さくうなずく梨華ちゃん。
それを見たヤグチさんが「あーっ!!」って騒ぎ出す。
感じる素敵な日々の予感!
走り出した停車駅なしの二人の恋のブギウギトレイン、もう止まんないっしょ!
走り出した停車駅なしの二人の恋のブギウギトレイン、もう止まんないっしょ!
(2004.2.1)