たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
彼女が不機嫌な理由
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rm96
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なんかあんまり機嫌が悪いから、梨華ちゃんちに押しかけた。
だってさ、収録終わってから、ぜんっぜんしゃべってくんないんだもん。
「上がれば?」
って、すっごいきっつい目でちらってこっち見るだけだし。
「うん。上がる」
けど、帰れって言われるわけじゃないし。
「上がれば?」
って、すっごいきっつい目でちらってこっち見るだけだし。
「うん。上がる」
けど、帰れって言われるわけじゃないし。
あーあー。
何拗ねてんのかなぁ。
何拗ねてんのかなぁ。
手も繋げないし、繋ごうとしたら振りほどかれちゃうし。
強引に繋いだら睨むし…。
強引に繋いだら睨むし…。
とりあえずいつもの場所に荷物を置くと、後ろからぎゅうって抱きしめた。
「美貴ちゃんっ」
「なぁにっ」
不機嫌な声に機嫌のいいお返事。
ますます怒るよね。
でもさ。美貴はうれしいんだもん。
いい匂いで、やわらかくって、あったかい梨華ちゃんのぬくもり。
「ね、梨華ちゃん?」
「…」
むうって唇を尖らせて、キスしたくなっちゃうよ? かわいいなぁ。
ちらっちらって美貴を見て…。
あーあ。素直じゃないなぁ。
「ね、何拗ねてんの?」
「べっ…別にっ拗ねてなんかっ」
「えー。そーかなぁ」
「そうだもん」
「そーおー?」
「…」
「美貴ちゃんっ」
「なぁにっ」
不機嫌な声に機嫌のいいお返事。
ますます怒るよね。
でもさ。美貴はうれしいんだもん。
いい匂いで、やわらかくって、あったかい梨華ちゃんのぬくもり。
「ね、梨華ちゃん?」
「…」
むうって唇を尖らせて、キスしたくなっちゃうよ? かわいいなぁ。
ちらっちらって美貴を見て…。
あーあ。素直じゃないなぁ。
「ね、何拗ねてんの?」
「べっ…別にっ拗ねてなんかっ」
「えー。そーかなぁ」
「そうだもん」
「そーおー?」
「…」
原因はわかってるよ。たぶん…ね。
でもさ。
でもさ。
「美貴もさ、さびしかったんだよ?」
「うそ」
「なんで? 何でそー思うの?」
「だって…」
またちらりと横目で美貴を睨んで唇を噛んだ梨華ちゃん。
ほっぺにちゅって口付たら、びっくりして目を丸くした。
ふふっ。だってさ、かわいかったんだもん。
「うそ」
「なんで? 何でそー思うの?」
「だって…」
またちらりと横目で美貴を睨んで唇を噛んだ梨華ちゃん。
ほっぺにちゅって口付たら、びっくりして目を丸くした。
ふふっ。だってさ、かわいかったんだもん。
とりあえず立ったままだったから、よいしょよいしょと後ろから押すようにして歩いてソファへ。
美貴が奥に座って、抱きしめたままだから足の間に梨華ちゃんを座らせた。
肩に顎をのっけて後ろから覗き込んだら、なんか困った顔してる?
美貴が奥に座って、抱きしめたままだから足の間に梨華ちゃんを座らせた。
肩に顎をのっけて後ろから覗き込んだら、なんか困った顔してる?
「ね、続き」
「…ぇ?」
「だから、美貴がさびしそうに見えなかった理由」
「あぁ…」
そして、ふと考えるように床に落ちた視線。噛むように唇を舐めて、零れ落ちたため息。
「だって…美貴ちゃん、すきなんでしょ? よっちゃん…」
「…」
「ずっとさ…ずっとべたべたして…甘えた声だして…」
「はぁ」
「なに? それ」
くるっとこっちを向いた梨華ちゃんの目が本気で怒ってる…。うわ…こわっ。
「こっちはさ、ずーっとなによぉ! あたしの前でべたべたしてっ! 浮気ものーって思ったのに!」
「…梨華ちゃん…」
うわ…。マジ?
「…ぇ?」
「だから、美貴がさびしそうに見えなかった理由」
「あぁ…」
そして、ふと考えるように床に落ちた視線。噛むように唇を舐めて、零れ落ちたため息。
「だって…美貴ちゃん、すきなんでしょ? よっちゃん…」
「…」
「ずっとさ…ずっとべたべたして…甘えた声だして…」
「はぁ」
「なに? それ」
くるっとこっちを向いた梨華ちゃんの目が本気で怒ってる…。うわ…こわっ。
「こっちはさ、ずーっとなによぉ! あたしの前でべたべたしてっ! 浮気ものーって思ったのに!」
「…梨華ちゃん…」
うわ…。マジ?
やきもち。
「なのにさっ…。なのに美貴ちゃん…」
楽しそうなんだもん…。
いじけるように落ちた視線。
ぎゅうって腕にありったけの力を込めて抱きしめたら、恐る恐る伺うような上目遣い。
「ははっ。かわいい。梨華ちゃん」
「美貴ちゃん?」
「普段はさ、やっぱちょっときしょいとか思うけど、やっぱかわいい。梨華ちゃん」
「なっ…なによぉ!」
「だって、やきもち焼いてくれたんでしょ?」
「…ぁ…」
「うれしい。美貴、がんばって梨華ちゃんにすきですって、告白したけど、ホントはドキドキしてたんだよ?」
「…本当に?」
「うん。前にも言ったよね?」
「うん。聞いた…。それに、セクシー女塾でも言えないって…」
「うん。そうだよ。だからね、すっごい勇気出した。だけどね、不安だった」
だって、美貴はたっくさんのライバルに勝ったわけだけど、勝負がついたわけでもないみたいだったから。
「美貴ちゃん?」
「普段はさ、やっぱちょっときしょいとか思うけど、やっぱかわいい。梨華ちゃん」
「なっ…なによぉ!」
「だって、やきもち焼いてくれたんでしょ?」
「…ぁ…」
「うれしい。美貴、がんばって梨華ちゃんにすきですって、告白したけど、ホントはドキドキしてたんだよ?」
「…本当に?」
「うん。前にも言ったよね?」
「うん。聞いた…。それに、セクシー女塾でも言えないって…」
「うん。そうだよ。だからね、すっごい勇気出した。だけどね、不安だった」
だって、美貴はたっくさんのライバルに勝ったわけだけど、勝負がついたわけでもないみたいだったから。
よっちゃんさんはなんだかんだと、美貴よりもやっぱ梨華ちゃんのこと気にしてるし。
わかんない? ほら。よーく見て。ね。わかるから。
美貴の最大のライバルだもん。
だからべたべたするんじゃん。そーしたら、よっちゃんさんだって、へたに動けないし。
でもこの作戦、美貴も誤解されちゃったり、動けなかったり。
あぁでも、あんがいよっちゃんさんもおんなじ考えだったりして。
でもほら、ハロモニ。とか身内のお仕事ぐらいだから。
え? もっとある?
わかんない? ほら。よーく見て。ね。わかるから。
美貴の最大のライバルだもん。
だからべたべたするんじゃん。そーしたら、よっちゃんさんだって、へたに動けないし。
でもこの作戦、美貴も誤解されちゃったり、動けなかったり。
あぁでも、あんがいよっちゃんさんもおんなじ考えだったりして。
でもほら、ハロモニ。とか身内のお仕事ぐらいだから。
え? もっとある?
あぁ、それと、亜弥ちゃんは親友だから。
…。
ほらそこっ! イチャイチャしすぎとか言わない!
あれがふつーなの。え? 違う? いいの。
それだったら、美貴だって、つじちゃんみたいにべたべたしたいもん。
そーゆーわけにはいかないね、美貴たちの事情ってものをですねー、考えてくださいよー。
…。
ほらそこっ! イチャイチャしすぎとか言わない!
あれがふつーなの。え? 違う? いいの。
それだったら、美貴だって、つじちゃんみたいにべたべたしたいもん。
そーゆーわけにはいかないね、美貴たちの事情ってものをですねー、考えてくださいよー。
まっ、とりあえずさ、美貴も6期なわけですから、誰と一緒でもいいから早くマジカル美勇伝に出して!
「それにさ、今、梨華ちゃんの周りって下の子たちばっかりじゃん」
「え…」
「れいな、さゆ、カメイちゃん。愛ちゃん、まこっちゃん」
「あ…」
「まぁ、美貴はこうして一緒に入れるから、譲ってあげてるんだけどね。でも……」
「美貴ちゃん…」
「まぁ…わかるよ。特に6期の子たちは梨華ちゃんを見るときの目が違うなぁって思うときもあるしね」
いっぱいいっぱい吸収しようとしてる姿勢。お姉さんな梨華ちゃんもまた素敵だし、美貴は大好きだけどね。
「そうそう。飯田さんとも…か。カオたんって、その時の甘えっ子な梨華ちゃんもかわいいけどね」
「え…」
「れいな、さゆ、カメイちゃん。愛ちゃん、まこっちゃん」
「あ…」
「まぁ、美貴はこうして一緒に入れるから、譲ってあげてるんだけどね。でも……」
「美貴ちゃん…」
「まぁ…わかるよ。特に6期の子たちは梨華ちゃんを見るときの目が違うなぁって思うときもあるしね」
いっぱいいっぱい吸収しようとしてる姿勢。お姉さんな梨華ちゃんもまた素敵だし、美貴は大好きだけどね。
「そうそう。飯田さんとも…か。カオたんって、その時の甘えっ子な梨華ちゃんもかわいいけどね」
美貴にも、そんな風に甘えてほしいな。
「…美貴ちゃん」
「ね。梨華ちゃん」
「ね。梨華ちゃん」
下の子とか、みんなを甘えさせてあげてるけど、美貴はね、甘えてくれる梨華ちゃんも見たいの。
「ね、どうすればいい?」
「…」
「どうしたら御機嫌直してくれる?」
また肩に顎を乗っけて、こんどは覗き込むように上目遣いで見上げたら、やれやれって顔してから、ちょっとしょうがないなぁって感じて小さく笑った。
「じゃあ、どうしたら…機嫌が直ると思う?」
「…」
「どうしたら御機嫌直してくれる?」
また肩に顎を乗っけて、こんどは覗き込むように上目遣いで見上げたら、やれやれって顔してから、ちょっとしょうがないなぁって感じて小さく笑った。
「じゃあ、どうしたら…機嫌が直ると思う?」
そうきましたか。
いいの? そんな簡単なこと言っちゃって。
いいの? そんな簡単なこと言っちゃって。
梨華ちゃんのほっぺにそっと手を滑らせると、ゆっくりと唇を重ねた。
きょうはずぅぅぅぅっとおあずけされちゃってたから、想いをいつもの倍の倍くらい重ねて、味わうようにゆっくりとゆっくりとしっかり感触を楽しむ。
きょうはずぅぅぅぅっとおあずけされちゃってたから、想いをいつもの倍の倍くらい重ねて、味わうようにゆっくりとゆっくりとしっかり感触を楽しむ。
薄くしまったかわいい唇を角度を変えたり、下唇をやわらかく噛んでみたり…。
熱い吐息が零れて、梨華ちゃんの瞳が熱く揺れてた。
「どう? 御機嫌、直った?」
「…ん」
梨華ちゃんはうつむいたまま、そっと美貴の腕を解いて抜け出すとくるりとこっちを向いて美貴の膝の上。
首にするっと巻きついた腕。
じっと美貴を見つめる瞳。はにかむように微笑む梨華ちゃん。
「美貴ちゃん」
「ん?」
首を傾げたら、そのまま引き寄せられてぽわんっていい感じにやわらかい梨華ちゃんの胸の中。
そのまま見上げたら、やさしい手つきで美貴の髪を梳くように頭を撫でながら囁いた梨華ちゃんの甘い言葉。
「…ん」
梨華ちゃんはうつむいたまま、そっと美貴の腕を解いて抜け出すとくるりとこっちを向いて美貴の膝の上。
首にするっと巻きついた腕。
じっと美貴を見つめる瞳。はにかむように微笑む梨華ちゃん。
「美貴ちゃん」
「ん?」
首を傾げたら、そのまま引き寄せられてぽわんっていい感じにやわらかい梨華ちゃんの胸の中。
そのまま見上げたら、やさしい手つきで美貴の髪を梳くように頭を撫でながら囁いた梨華ちゃんの甘い言葉。
「いっぱい…愛して?」
ほら。もう冬だから、夜は長いんだよ。
それでも時間が足んないくらい、美貴はね、さびしかった。
だから、だからね…。
それでも時間が足んないくらい、美貴はね、さびしかった。
だから、だからね…。
「やだって言っても、愛してあげる」
うんっとうんっと、たっくさん。
明日はおやすみ。
ゆっくりのんびり、梨華ちゃんを独り占め。
これ、恋人の特権。
ゆっくりのんびり、梨華ちゃんを独り占め。
これ、恋人の特権。
夜の始まりはやさしいキスから。
ほら、月も隠れたから二人だけの本当の時間、始まったよ?
ほら、月も隠れたから二人だけの本当の時間、始まったよ?
(2004/12/1)