たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
魔法のいたずら?
最終更新:
rm96
-
view
「ねぇ、美貴ちゃん」
さびしいって気持ちが先にたっちゃったら…どうしたらいいのかな?
そんなことをぽつりと言うから、抱きしめた。
「どうしたの? 急に」
「うん…」
しっかりと抱きしめて、少しでも不安がなくなればいいなと腕に力を込める。
でも梨華ちゃんの手は美貴の肩に置かれたままで、どうしていいのかわからないみたいに戸惑ってる。
「どうもしない…。どうもしないよ?」
「なんでもないんなら、そんなこと言わないじゃん。ふつう」
「…」
きゅっと服を掴む手。
体を美貴に預けることに戸惑って、ぬくもりにおびえてるみたい。
まるで拾ってきたばかりの子ネコ。
じっと上目遣いで見つめる瞳がなんかさびしげに揺れてて…。
何がそんなに怖いんだろう?
「梨華ちゃん?」
「うん…」
「何にも…怖くないよ」
「…ぇ?」
ふ…と見開いた目。
「美貴、そんなに怖い?」
「美貴ちゃん?」
「そりゃ、美貴さ、けっこう目つき悪いし、ちょっとヤンキーっぽいかもしれないけどさ」
「うーん…」
「って、ちょっとは否定しなよ」
『こら!』とわざとらしく怒ってみせたら、ようやくだけどちょっと笑った。
「ごめんごめん。知ってるから」
ずっと肩に置かれてた手がようやく首に絡みつく。
それでもまだ不安そうに笑ってて、だから唇を塞いだ。
抱きしめても伝わらないなら、口移しで伝えよう。
「どうしたの? 急に」
「うん…」
しっかりと抱きしめて、少しでも不安がなくなればいいなと腕に力を込める。
でも梨華ちゃんの手は美貴の肩に置かれたままで、どうしていいのかわからないみたいに戸惑ってる。
「どうもしない…。どうもしないよ?」
「なんでもないんなら、そんなこと言わないじゃん。ふつう」
「…」
きゅっと服を掴む手。
体を美貴に預けることに戸惑って、ぬくもりにおびえてるみたい。
まるで拾ってきたばかりの子ネコ。
じっと上目遣いで見つめる瞳がなんかさびしげに揺れてて…。
何がそんなに怖いんだろう?
「梨華ちゃん?」
「うん…」
「何にも…怖くないよ」
「…ぇ?」
ふ…と見開いた目。
「美貴、そんなに怖い?」
「美貴ちゃん?」
「そりゃ、美貴さ、けっこう目つき悪いし、ちょっとヤンキーっぽいかもしれないけどさ」
「うーん…」
「って、ちょっとは否定しなよ」
『こら!』とわざとらしく怒ってみせたら、ようやくだけどちょっと笑った。
「ごめんごめん。知ってるから」
ずっと肩に置かれてた手がようやく首に絡みつく。
それでもまだ不安そうに笑ってて、だから唇を塞いだ。
抱きしめても伝わらないなら、口移しで伝えよう。
すきだから。
離さない。
まだ緊張してる梨華ちゃんの細いカラダ。
何度も何度も唇を重ねて、もっと美貴にすがって?
他の人なんか見なくていいから。
何度も何度も唇を重ねて、もっと美貴にすがって?
他の人なんか見なくていいから。
「美貴ちゃん…」
「ん?」
「うん…」
「ん?」
「うん…」
ふわりと笑って首筋にうずまった梨華ちゃんの顔。
また少し明るい色になった髪をすきながら、あやすように揺れてみた。
きゅって梨華ちゃんの腕に力がこもって、息苦しいけど気持ちがいい。
また少し明るい色になった髪をすきながら、あやすように揺れてみた。
きゅって梨華ちゃんの腕に力がこもって、息苦しいけど気持ちがいい。
「ねぇ、梨華ちゃん」
疲れてるから、きっとくだらないこと考えちゃんだよ。
そりゃ、怖いかもしれないけど、いつだって美貴だってみんなだってそばにいるし、なんにも変わってないじゃん。
会える時間は減るかもしれない。
そうかな?
美貴は、亜弥ちゃんの親友だよ?
そんなこと、ぜんぜんないから。
そりゃ、怖いかもしれないけど、いつだって美貴だってみんなだってそばにいるし、なんにも変わってないじゃん。
会える時間は減るかもしれない。
そうかな?
美貴は、亜弥ちゃんの親友だよ?
そんなこと、ぜんぜんないから。
そばにいるから、ね、そばにいて?
梨華ちゃんの心の中に住む、もう一人の美貴が守ってくれるよ。
口移しで梨華ちゃんの心の中に行ってるから。
口移しで梨華ちゃんの心の中に行ってるから。
それにね、美貴の心にはちゃんと、住んでるから。
「エコモニ。のカッコした、色黒のちょっときしょかわいい妖精」
「エコモニ。なんだ」
顔を上げてくすくすって笑う梨華ちゃん。
「りかハムでもいいんだけどね」
「ふふっ。妖精かぁ。美貴ちゃんは…たぶんブギトレの衣装かな?」
って笑うと、
「じゃぁ、誰かさんがよそ見をしてるときは、ちゃぁんと…おしおきしてくれるかな?」
「そりゃ、もちろんでしょ。妖精だもん」
「エコモニ。なんだ」
顔を上げてくすくすって笑う梨華ちゃん。
「りかハムでもいいんだけどね」
「ふふっ。妖精かぁ。美貴ちゃんは…たぶんブギトレの衣装かな?」
って笑うと、
「じゃぁ、誰かさんがよそ見をしてるときは、ちゃぁんと…おしおきしてくれるかな?」
「そりゃ、もちろんでしょ。妖精だもん」
いろんなことが迫ってきてる時だけど、もしかしたら一番不安にさせてるのって、美貴?
「もしかして、梨華ちゃん…」
「妖精さん。どうやって、おしおきしてくれるのかなぁ?」
「妖精さん。どうやって、おしおきしてくれるのかなぁ?」
期待がこもった目で見つめられる。
さっきまでの不安はどこへやら。ちょっと怖いってば。梨華ちゃん。
さっきまでの不安はどこへやら。ちょっと怖いってば。梨華ちゃん。
「きっと魔法をかけるんじゃない?」
なんて苦し紛れで言ったら、
『コラッ! しっかりしろっでございまーすっ! えーいっ!』
頭の中で響いた声。
くらって目が回って…。
くらって目が回って…。
『泣かせちゃだめだぞっ!』
いや、泣かせてませんから。たぶん…。
ふわっと体が揺れて、そのままばふっと梨華ちゃんを押し倒した。
っていうか、泣かせちゃうかも。別の意味で。
っていうか、泣かせちゃうかも。別の意味で。
妖精さん、やること大胆。
でも、不安にさせちゃったお詫びはたくさんのぬくもりとやさしさと激しさで。
それに不安だったのは、何気に美貴も同じだもん。
年下ばっかかまっちゃってさ…。
それに不安だったのは、何気に美貴も同じだもん。
年下ばっかかまっちゃってさ…。
な、の、で。
「美貴ちゃん?」
組み敷いた梨華ちゃんが不思議そうに見つめてるから、軽く触れる程度にキスをした。
「ふふっ。魔法をかけられちゃったみたい。止まんないよ?」
「え? どういう…こと?」
「やめてって言っても、やめられないよってこと」
「なぁんだ」
組み敷いた梨華ちゃんが不思議そうに見つめてるから、軽く触れる程度にキスをした。
「ふふっ。魔法をかけられちゃったみたい。止まんないよ?」
「え? どういう…こと?」
「やめてって言っても、やめられないよってこと」
「なぁんだ」
ずっとそのままがいい。
そう言って、美貴を頭を引き寄せて唇を奪われて…。
だから激しさが増すキスの合間に梨華ちゃんの着てるものを剥ぎ…取るわけにはいかなくて。
まだ楽屋なんだよね。たまたま誰もいないだけで…。
だから激しさが増すキスの合間に梨華ちゃんの着てるものを剥ぎ…取るわけにはいかなくて。
まだ楽屋なんだよね。たまたま誰もいないだけで…。
うぅ…。
これじゃおしおきじゃん…!
これじゃおしおきじゃん…!
でもキスに没頭して頭の中がピンク色の二人だから、そんなこと、どっかでどうでもよくって…。
服の中に滑り込ませた手のひらで感じる滑らかな肌。
すべっすべで、やっぱ写真集でもその肌理細やかさはわかるけど、生だよね。うん。
ほらっ。胸っ! このぷるんとした感触。張り。
もー! マジさいこー!
「んっ…! ぁ…みきちゃんっ」
甘い甘い声。
だいすきな梨華ちゃんの甘い声。
すべっすべで、やっぱ写真集でもその肌理細やかさはわかるけど、生だよね。うん。
ほらっ。胸っ! このぷるんとした感触。張り。
もー! マジさいこー!
「んっ…! ぁ…みきちゃんっ」
甘い甘い声。
だいすきな梨華ちゃんの甘い声。
すらりと伸びた足。
このエロぃ…じゃなくて、しっかりくびれた腰と、みんなを魅了し続けるかわいいオシリのすべっすべのさわり心地とやわらかさ。
このエロぃ…じゃなくて、しっかりくびれた腰と、みんなを魅了し続けるかわいいオシリのすべっすべのさわり心地とやわらかさ。
ダメ。
もうだめ。
ほんっとに止まんない。
もうだめ。
ほんっとに止まんない。
「はっ、あっぁ…っ! みき…っ、んっ…ぁ!」
奥深くに沈めた美貴の指の激しさで、一気に上り詰めた梨華ちゃんのカラダの力が抜けて…。
「みきちゃん」
「うふっ。りぃかちゃん」
「うふっ。りぃかちゃん」
ほんのりと桃色の肌。いっぱいキスをして、唇を重ねて…。
こんなおしおきだったら、ずっとでもいいなぁ。
奇跡というか、梨華ちゃんの中のブギトレな美貴のおかげなのか、そういえば楽屋だっていうのに誰も入ってこなかった。
ありがとう。自分。
ありがとう。自分。
ただ…。
―――
――
――
「あんたたちねぇ…」
二人の前にでんと腕組み仁王立ちの飯田さん。
仲良く帰ろうとしたら襟をぐいって捕まえられて……。
仲良く帰ろうとしたら襟をぐいって捕まえられて……。
「ここがどこだと思ってんの? それに、まだ仕事中だったでしょ」
えぇっと、いつもより迫力が違うのはなぜでしょう。
長くなるんだろうなぁ。
はやく帰っていちゃいちゃと…。あの…つづきを……。
「美貴っ!」
「はいぃ…」
長くなるんだろうなぁ。
はやく帰っていちゃいちゃと…。あの…つづきを……。
「美貴っ!」
「はいぃ…」
あー…。やっぱ長くなりそう…。
ってか、マジで怒ってる…。
ってか、マジで怒ってる…。
「だいたいねぇ、そーゆー時はまずカオを呼んで、他の楽屋を確保するとかね」
は!?
「飯田さん?」
「カオたん?」
「カオたん?」
それって単純に混ざりたい…と。
梨華ちゃんと顔を見合わせる。
梨華ちゃんと顔を見合わせる。
延々と説教というより愚痴は続くようでして、あーねぇ。どーなんだろう。
魔法っていうより、これじゃいたずら?
二人の妖精がくすくす笑ってるのが、なんか聞こえるような気がした。
二人の妖精がくすくす笑ってるのが、なんか聞こえるような気がした。
(2005/1/15)