たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
大切なこと
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rm96
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そっと頬に触れたキス。
あ。そっか。
「美貴ちゃん」
なんか、大切なこと、思い出した。
「ん?」
自分からしておいて、しらんぷりしてそっぽを向いてる美貴ちゃん。
ちらってあたしを横目で見てるけど、ほら。照れくさくって、ほっぺが赤い。
ちらってあたしを横目で見てるけど、ほら。照れくさくって、ほっぺが赤い。
「ふふっ。ありがと」
唇で触れた美貴ちゃんの頬はほんのりとあったかくって、やわらかい。
そぉ。
キスって、やさしいんだね。
キスって、やさしいんだね。
「梨華ちゃん?」
やわらかくって、あたたかくって。
「うん」
ますます赤くなった頬に手を伸ばして包み込む。
不思議そうにあたしを見つめる美貴ちゃんの口元がうれしそうに綻んで、両腕があたしの腰に回る。
不思議そうにあたしを見つめる美貴ちゃんの口元がうれしそうに綻んで、両腕があたしの腰に回る。
「ねぇ。美貴ちゃん」
ん?
首を傾げる仕草がかわいくって。なんかあたしも笑ってて、にやにやしちゃってて。
自然と顔が近づいて、そっと触れ合う唇に胸がきゅんって。
自然と顔が近づいて、そっと触れ合う唇に胸がきゅんって。
ほら。
キスって、やさしいんだよ。
キスって、あったかいんだよ。
キスって、あったかいんだよ。
やわらかくって、ほんのりと甘くって。
たぶん、それは…だから、なんだよね。
なんとなく離れて、ふと目があって、同じこと思ってたっていうのが…なんかわかって。
「ね。梨華ちゃん」
ぎゅってあたしを抱き寄せて、ちょっと唇を尖らすようにして、また首を傾げる美貴ちゃん。
甘えたさんモード。
甘えたさんモード。
「なぁに。美貴ちゃん」
言わなくてもわかってるよ。あたしも同じこと思ってる。
ねぇ。
キスって不思議。
もっとほしくなる。
もっとほしくなる。
やさしく、あったかっくって、やわらかくって、甘くって。
そして気づくんだ。
あなたがすきって、言うこと。
(2006/5/9)