たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
キスの余韻
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rm96
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仕事だってわかってた。
近づいてくる唇。
あたたかくてやさしい感触。
あたたかくてやさしい感触。
閉じたまぶたの向こうに浮かんだあのコ。
指先。
唇。
押し殺すように潜めた呼吸。
唇。
押し殺すように潜めた呼吸。
カットがかかって目を開けた。
照れくさくって二人して笑ったけど、唇は寂しかった。
*
突然遊びに来た美貴ちゃんは、いつもとどこか違った。
なんだろう、ふわっとしてて、ほわっとしてて…。
なんだろう、ふわっとしてて、ほわっとしてて…。
「ごめんね。急に来ちゃって」
「ううん。そんなことないよー。むしろうれしい」
「ほんとにぃ!?」
って美貴ちゃんのきらきらの笑顔。
あまえんぼさんな美貴ちゃんらしいちょっとやんちゃな顔。
「そうだ。美貴ちゃん、ごはんは?」
「うん。食べてきた。で、これ、おみやげ」
はいって、目の前に出されたケーキの箱。中にはクリームとフルーツがたっぷりな季節のケーキ。
「ありがとう! お茶入れるね」
甘いデザートタイム。
美貴ちゃんはずっとにこにこ笑ってて、かわいい。
普段はオトナっぽいクールな美貴ちゃんだけど、今はすっぴんで、コドモみたいでなんか食べちゃいたいくらい。
「で、でさ、そんでさぁ、辻ちゃんってばさぁ」
ロケの話とか面白おかしく話してて、なんかいつもにまして、っていうか、普段のあたしよりどっかテンション高くって、それがなんか不思議。
「でさぁ、レイナがさぁ」
でも、さっきからずーっとあたしの名前なんか出てこなくって、いいんだけどね。美貴ちゃん、楽しそうだから。
「ううん。そんなことないよー。むしろうれしい」
「ほんとにぃ!?」
って美貴ちゃんのきらきらの笑顔。
あまえんぼさんな美貴ちゃんらしいちょっとやんちゃな顔。
「そうだ。美貴ちゃん、ごはんは?」
「うん。食べてきた。で、これ、おみやげ」
はいって、目の前に出されたケーキの箱。中にはクリームとフルーツがたっぷりな季節のケーキ。
「ありがとう! お茶入れるね」
甘いデザートタイム。
美貴ちゃんはずっとにこにこ笑ってて、かわいい。
普段はオトナっぽいクールな美貴ちゃんだけど、今はすっぴんで、コドモみたいでなんか食べちゃいたいくらい。
「で、でさ、そんでさぁ、辻ちゃんってばさぁ」
ロケの話とか面白おかしく話してて、なんかいつもにまして、っていうか、普段のあたしよりどっかテンション高くって、それがなんか不思議。
「でさぁ、レイナがさぁ」
でも、さっきからずーっとあたしの名前なんか出てこなくって、いいんだけどね。美貴ちゃん、楽しそうだから。
でも、なんとなく、ちょっと空気を変えたい。
だって、楽しそうなのに、さびしそうだから。
だって、楽しそうなのに、さびしそうだから。
なんか今無性に美貴ちゃんがほしい。
だから、空気を変える。
それは、すごく簡単。
それは、すごく簡単。
「ねぇ、美貴ちゃん」
「ん?」
「クリーム、ついてる」
「え? ほんと?」
「うん。ほら」
指を伸ばして唇の端に着いたクリームを取ると、ねって見せてぺろっと舐めた。
「…」
一瞬、ほんの一瞬。美貴ちゃんはじっとあたしを見つめていた。息を止めて、じっと。
「あ。まだついてる」
「…ぇ?」
そっと頬を包み込んで、唇を軽く押し当てる。
離れる時にさりげなく唇を舌でなぞって…。
「ふふ。おいしいよ。美貴ちゃん」
「…梨華ちゃん」
潤んだ瞳を見つめていたら、すっと視線が離れて、でも口元はうれしそうに恥ずかしそうに綻んでる。
真っ赤に染まったほっぺは熱くって、唇で触れたらくすぐったそうに肩をすくめて笑う美貴ちゃん。
「こっちの方が…もっとおいしいかな?」
「…っ!」
美貴ちゃんの体がぴくっと強張る。
耳たぶに甘く噛み付いて、そのままはむはむと唇で感触を楽しむ。
「んっ…梨華ちゃん…」
「なぁに?」
「…ぁの…だから……」
「ん?」
顔を覗き込むと、ますますうつむいて目をあわそうとしない。
せっかくのかわいい顔が見えないのがなんか嫌で、両手でほっぺを包み込んで顔を上げさせた。
「なぁに? 美貴ちゃん」
ちらちらとあたしの顔と床とをさまよう視線、手のひらに伝わってくるほっぺの熱。
「どうたしたの? 言って?」
「え…その…」
「ね。なぁに?」
わかってるよ。ほんとはね。だってずーっとあたしの唇を見てる。
でも、美貴ちゃんの口から聞きたい。
「…して」
「なにを?」
「………キス」
呟くように囁いて、かーーって真っ赤になって…。
「ふふ。よくできました」
「なっ、なによぉ! はっ恥ずかしいんだかっ…」
わかってるよ。ちゃーんとね。
押し付けるように塞いだら、あとは問答無用。
やわらかい唇の感触をひたすら楽しむ。
じらしたけど、ちょっといじめたけど、あたしだってキスしたいの、ガマンしてたんだから。
上唇を食んで、ついばむようなキスを繰り返しながら、そっと舌でなぞって、そのまま美貴ちゃんの中へ。
すばやく舌を絡め取って、熱い口の中をすみずみまで愛してあげる。
「んっ…ん…」
引き気味だった体とあたしの体を止めていた腕からストンと力が抜けた。
そっと離れたら、うっとりとしたため息をついてもたれかかってきた美貴ちゃん。
抱き寄せて、やさしくやさしく頭を撫でてあげたらうっとりと目を閉じた。
「かわいい」
前髪を少しだけ上げておでけに唇を落とす。
「今日、泊まってくよね?」
そしたら、潤んだ瞳でまっすぐに見つめられて、でもすぐに照れくさそうに笑いながらうつむいて、かと思ったら上目遣いで…。
「うん」
だって。
「ん?」
「クリーム、ついてる」
「え? ほんと?」
「うん。ほら」
指を伸ばして唇の端に着いたクリームを取ると、ねって見せてぺろっと舐めた。
「…」
一瞬、ほんの一瞬。美貴ちゃんはじっとあたしを見つめていた。息を止めて、じっと。
「あ。まだついてる」
「…ぇ?」
そっと頬を包み込んで、唇を軽く押し当てる。
離れる時にさりげなく唇を舌でなぞって…。
「ふふ。おいしいよ。美貴ちゃん」
「…梨華ちゃん」
潤んだ瞳を見つめていたら、すっと視線が離れて、でも口元はうれしそうに恥ずかしそうに綻んでる。
真っ赤に染まったほっぺは熱くって、唇で触れたらくすぐったそうに肩をすくめて笑う美貴ちゃん。
「こっちの方が…もっとおいしいかな?」
「…っ!」
美貴ちゃんの体がぴくっと強張る。
耳たぶに甘く噛み付いて、そのままはむはむと唇で感触を楽しむ。
「んっ…梨華ちゃん…」
「なぁに?」
「…ぁの…だから……」
「ん?」
顔を覗き込むと、ますますうつむいて目をあわそうとしない。
せっかくのかわいい顔が見えないのがなんか嫌で、両手でほっぺを包み込んで顔を上げさせた。
「なぁに? 美貴ちゃん」
ちらちらとあたしの顔と床とをさまよう視線、手のひらに伝わってくるほっぺの熱。
「どうたしたの? 言って?」
「え…その…」
「ね。なぁに?」
わかってるよ。ほんとはね。だってずーっとあたしの唇を見てる。
でも、美貴ちゃんの口から聞きたい。
「…して」
「なにを?」
「………キス」
呟くように囁いて、かーーって真っ赤になって…。
「ふふ。よくできました」
「なっ、なによぉ! はっ恥ずかしいんだかっ…」
わかってるよ。ちゃーんとね。
押し付けるように塞いだら、あとは問答無用。
やわらかい唇の感触をひたすら楽しむ。
じらしたけど、ちょっといじめたけど、あたしだってキスしたいの、ガマンしてたんだから。
上唇を食んで、ついばむようなキスを繰り返しながら、そっと舌でなぞって、そのまま美貴ちゃんの中へ。
すばやく舌を絡め取って、熱い口の中をすみずみまで愛してあげる。
「んっ…ん…」
引き気味だった体とあたしの体を止めていた腕からストンと力が抜けた。
そっと離れたら、うっとりとしたため息をついてもたれかかってきた美貴ちゃん。
抱き寄せて、やさしくやさしく頭を撫でてあげたらうっとりと目を閉じた。
「かわいい」
前髪を少しだけ上げておでけに唇を落とす。
「今日、泊まってくよね?」
そしたら、潤んだ瞳でまっすぐに見つめられて、でもすぐに照れくさそうに笑いながらうつむいて、かと思ったら上目遣いで…。
「うん」
だって。
―――
――
――
淡い明かりの中、ほんのりと桃色の美貴ちゃんの肌はやわらかくて、やさしい。
「んっ…ぁ…」
零れる甘い声。
「…は。…っん……っ…」
ベッドに下には投げ落としたあたしのパジャマ。そして、バスタオル。
石鹸の香りがする桃色の肌に唇を落としていく。
石鹸の香りがする桃色の肌に唇を落としていく。
「ぁっ……っ…はっ…」
鎖骨、首筋、肩、胸、おなか…。
衣装で隠れそうなところにちょっと印をつけてみた。
「んっ!」
「あたしのもの」
「あたしのもの」
胸の、ふくらみのふもとくらいのところに赤い跡。
「…りかちゃん?」
「大丈夫。見えないトコだから」
「え…」
何か言いたげに口を開いて起き上がろうとするから、そのまま乳首に吸い付いてちょっと強めに吸い上げた。
「んんっ! ゃぁっ!」
「やじゃないくせに。ほら。こんなだよ?」
硬くなって起き上がってる乳首を指でかすめる程度に撫でる。それだけでもびくびく反応する美貴ちゃん。
「うれしいくせに」
きゅってつまんで、舌を絡めるようにして吸い付いた。
「ぁっ…あ! んっ…りかちゃん」
頭を抱かれて、なんかあたし、赤ちゃんになったみたい。ヘンな感じ。
頭の上から聞こえる美貴ちゃんの声がかわいくて、もっと聞きたいから強くすったり甘く噛んでみたり。
開いてる手は最近少し大きくなったような感じの胸をやさしくでも時々ちょっと強くなんていじわるをしながら揉んでみる。
「は…っ。ぁっ…んっ、んっ……ぁ…」
一生懸命声を出さないように口元に手をやるから、その手を捕まえると、しっかりと繋いで、胸からそーっとおなかを舌で辿っていく。
そしておへその上のほくろにキスをして、更に下へ。
「美貴ちゃん、足、開いて?」
「ぇ…」
戸惑いと恥ずかしさと…。 桃色だったカラダが真っ赤に染まっていく。手のひらで熱い肌を体のラインを辿るように撫でながら、腕枕をするように首の下に腕を入れて肩を抱くと、耳元で囁く。
「イヤ? もっとキモチよくしてあげるよ?」
「…りかちゃん…」
「ほら」
薄い茂みの中に指を差し入れて、
「んっ!」
「ね、こんなになってるよ」
あふれ出して濡れているそこをゆっくりとなぞる。
「ね? ほら。ここも」
その上に顔を出した紅い果実をゆるゆると撫でる。
「…は…りかちゃん……」
焦らして焦らして焦らしてあげる。
たいした強弱もつけないでゆるゆると撫で続ける。
「…っ…っん……」
もぞもぞと体を動かす美貴ちゃんの荒くて熱い吐息が耳を掠める。
「りかちゃんっ…」
もどかしく動き出す腰。せめてもの抵抗なのかおねだりなのか、あたしの首筋を甘く噛んだり頬を摺り寄せたり。
「ふふっ。ねこみたい」
かわいい。
耳元でそっと囁いて、唇を重ねあう。
絡み合う舌と舌。熱い。
ずっと敏感な果実をいじっていた指をそっとしたに滑らせて、蜜のあふれ出している美貴ちゃんの中へとゆっくりと沈めていく。
「ふっ…っ……」
「力抜いて…」
なだめるように少し強張った肩をさすりながら、ゆっくりと指を動かす。
「いくよ。美貴ちゃん」
「あんっ! んっ…んんっ…!」
ぎゅっとあたしにしがみつく美貴ちゃん。
小さくて華奢な体を逃げないようにしっかりと抱きしめた。
「美貴ちゃん…」
「大丈夫。見えないトコだから」
「え…」
何か言いたげに口を開いて起き上がろうとするから、そのまま乳首に吸い付いてちょっと強めに吸い上げた。
「んんっ! ゃぁっ!」
「やじゃないくせに。ほら。こんなだよ?」
硬くなって起き上がってる乳首を指でかすめる程度に撫でる。それだけでもびくびく反応する美貴ちゃん。
「うれしいくせに」
きゅってつまんで、舌を絡めるようにして吸い付いた。
「ぁっ…あ! んっ…りかちゃん」
頭を抱かれて、なんかあたし、赤ちゃんになったみたい。ヘンな感じ。
頭の上から聞こえる美貴ちゃんの声がかわいくて、もっと聞きたいから強くすったり甘く噛んでみたり。
開いてる手は最近少し大きくなったような感じの胸をやさしくでも時々ちょっと強くなんていじわるをしながら揉んでみる。
「は…っ。ぁっ…んっ、んっ……ぁ…」
一生懸命声を出さないように口元に手をやるから、その手を捕まえると、しっかりと繋いで、胸からそーっとおなかを舌で辿っていく。
そしておへその上のほくろにキスをして、更に下へ。
「美貴ちゃん、足、開いて?」
「ぇ…」
戸惑いと恥ずかしさと…。 桃色だったカラダが真っ赤に染まっていく。手のひらで熱い肌を体のラインを辿るように撫でながら、腕枕をするように首の下に腕を入れて肩を抱くと、耳元で囁く。
「イヤ? もっとキモチよくしてあげるよ?」
「…りかちゃん…」
「ほら」
薄い茂みの中に指を差し入れて、
「んっ!」
「ね、こんなになってるよ」
あふれ出して濡れているそこをゆっくりとなぞる。
「ね? ほら。ここも」
その上に顔を出した紅い果実をゆるゆると撫でる。
「…は…りかちゃん……」
焦らして焦らして焦らしてあげる。
たいした強弱もつけないでゆるゆると撫で続ける。
「…っ…っん……」
もぞもぞと体を動かす美貴ちゃんの荒くて熱い吐息が耳を掠める。
「りかちゃんっ…」
もどかしく動き出す腰。せめてもの抵抗なのかおねだりなのか、あたしの首筋を甘く噛んだり頬を摺り寄せたり。
「ふふっ。ねこみたい」
かわいい。
耳元でそっと囁いて、唇を重ねあう。
絡み合う舌と舌。熱い。
ずっと敏感な果実をいじっていた指をそっとしたに滑らせて、蜜のあふれ出している美貴ちゃんの中へとゆっくりと沈めていく。
「ふっ…っ……」
「力抜いて…」
なだめるように少し強張った肩をさすりながら、ゆっくりと指を動かす。
「いくよ。美貴ちゃん」
「あんっ! んっ…んんっ…!」
ぎゅっとあたしにしがみつく美貴ちゃん。
小さくて華奢な体を逃げないようにしっかりと抱きしめた。
「美貴ちゃん…」
逃がさないよ。
「美貴ちゃん…」
浮気しちゃ、やだよ。
「はっ…ぁっ…りかちゃん!」
昇りつめて弾けた美貴ちゃんは、とても綺麗だった。
―――
――
――
目が覚めたら腕の中。
ずっと寝顔を見てたらしい。
恥ずかしくて、胸に顔をうずめた。
「おはよ。美貴ちゃん」
「…おはよ」
まだ夜だけどねってちょっと苦笑いして布団を掛けなおす梨華ちゃん。
「明日、あたしはお休みだけど美貴ちゃんは?」
「休み」
「じゃあ、ゆっくり眠れるね」
美貴を抱き寄せて、あやすように髪や背中を撫でてくれる。
ずっと寝顔を見てたらしい。
恥ずかしくて、胸に顔をうずめた。
「おはよ。美貴ちゃん」
「…おはよ」
まだ夜だけどねってちょっと苦笑いして布団を掛けなおす梨華ちゃん。
「明日、あたしはお休みだけど美貴ちゃんは?」
「休み」
「じゃあ、ゆっくり眠れるね」
美貴を抱き寄せて、あやすように髪や背中を撫でてくれる。
二人の体温。
梨華ちゃんのカラダのやわらかさとあたたかさ。
ほしかったものに包まれてるっていう、しあわせ。
梨華ちゃんのカラダのやわらかさとあたたかさ。
ほしかったものに包まれてるっていう、しあわせ。
ぎゅっと梨華ちゃんを抱きしめた。
「すき」
「うん。だいすき」
「うん。だいすき」
*
やさしい時間。
あたたかくて、やさしくて。
二人だけの甘いひと時。
二人だけの甘いひと時。
もう、唇はさびしくなかった。
(2006/11/16)