たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
デート
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rm96
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「梨華ちゃん。たまにはオイラとデートしようよ」
そんなこと言って、まりっぺがくいって腕を引っ張るから、
「いいですけど…」
そんなこと言って、まりっぺがくいって腕を引っ張るから、
「いいですけど…」
ぺたん。
おでこに手を乗っけた。
「いや。熱とかないから」
「えー。じゃあ、なんか悪いものでも…」
「食べてないって。何? オイラが誘うと、そんなにヘン?」
まりっぺが子犬みたいに首を傾げる。
「いえ。あの…そうじゃないですけど…」
「だってさぁ。梨華ちゃん、つーじーとマコトとばっか遊んでんじゃん」
「…」
「えー。じゃあ、なんか悪いものでも…」
「食べてないって。何? オイラが誘うと、そんなにヘン?」
まりっぺが子犬みたいに首を傾げる。
「いえ。あの…そうじゃないですけど…」
「だってさぁ。梨華ちゃん、つーじーとマコトとばっか遊んでんじゃん」
「…」
それはつまり、かまってほしいと…。
カオたんがペットにしたいと公言したまりっぺに、そんなことを言われたら…ねぇ。
カオたんがペットにしたいと公言したまりっぺに、そんなことを言われたら…ねぇ。
「なんかずいぶん素直ですねぇ。今日のまりっぺ」
「なんだよぉ。素直じゃ悪いのかよぉ」
むってほっぺなんか膨らましちゃって、うふふふふ。
「そんなことないですよ」
そっと頬を両手で包んで、こつん額と額をくっつけた。
「いっつもそうだったらいいのになぁ」
「なんだよぉ。素直じゃ悪いのかよぉ」
むってほっぺなんか膨らましちゃって、うふふふふ。
「そんなことないですよ」
そっと頬を両手で包んで、こつん額と額をくっつけた。
「いっつもそうだったらいいのになぁ」
超至近距離で見つめたら、真っ赤になったまりっぺ。
「好きな人から誘われて、断れる人なんかいないよ」
「…へ!?」
「…へ!?」
ちゅっ!
真里ちゃんの唇はやわらかくって甘くって…。
癖になる味です。
癖になる味です。
なんてね。
「じゃあ、行こう。真里ちゃん」
「え…」
「え…」
きゅうっと手を繋いだ。
「うん!」
「ふふっ! 真里ちゃんとデートぉ」
「ふふっ! 真里ちゃんとデートぉ」
素直じゃないから、少しずつ。
そんなアナタが一番だいすき。
それを言うのは、もう少し先のこと。
繋いだ小さな手はとても暖かかった。
そんなアナタが一番だいすき。
それを言うのは、もう少し先のこと。
繋いだ小さな手はとても暖かかった。
(2004/5/24)