たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
薔薇とキスと
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rm96
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「梨華ちゃん、梨華ちゃん」
雑誌を読んでたら、ぽんって肩を叩かれたから、顔を上げたら美貴ちゃん。
すとんとあたしの隣に座ると…。
すとんとあたしの隣に座ると…。
「はい」
「はい?」
「はい?」
あたしの目の前にぽんって一本の真っ赤な薔薇。
「何? これ」
「何って、見てわかるじゃん。薔薇」
「うん。そうだよね。で?」
「で? って。だからぁ」
「何って、見てわかるじゃん。薔薇」
「うん。そうだよね。で?」
「で? って。だからぁ」
美貴ちゃんがバラを横に向けてあたしの口元にすっと近づける。
「美貴ちゃん?」
「ね。梨華ちゃん。へへっ」
「ね。梨華ちゃん。へへっ」
なーんか笑ってるって言うかニヤニヤしてるっていうか…へんな美貴ちゃん。
って…あれ?
「写真集?」
美貴ちゃんの膝には美勇伝の写真集。
で、薔薇……って…。
美貴ちゃんの膝には美勇伝の写真集。
で、薔薇……って…。
あ…。
「もしかして…これ…」
「やーっと気づいたのぉ? だーから、ねっ!」
「やーっと気づいたのぉ? だーから、ねっ!」
…。
いやまぁ、たしかに…銜えたけどね。
ノリノリで…。
でもほら。撮影だし、写真集だし、お仕事だし、今プライベートな時間だし…。
ノリノリで…。
でもほら。撮影だし、写真集だし、お仕事だし、今プライベートな時間だし…。
目の前には赤い薔薇。
「美貴ちゃん、そんなシュミあるんだぁ…」
「いーじゃんべつにー。だって見たいんだもん」
「いーじゃんべつにー。だって見たいんだもん」
ぷーって触れてみせる美貴ちゃん。
なんかもーよしよししたくなるくらいすっごくかわいい!
二人だけの時はいっつもこう。
なんかもーよしよししたくなるくらいすっごくかわいい!
二人だけの時はいっつもこう。
「ね。早く! ね。ね」
「えー。でもさぁ、銜えたらさぁ~ぁ、きしょーい、さむーいとか言わない?」
「言わないって! 美貴が見たいんだもん。言うわけないじゃん」
「んー…。でもさぁ~」
「ったく! あーーーもーーーーっ! じれったいなぁぁっ!」
「へ? 美貴ちゃん!?」
「えー。でもさぁ、銜えたらさぁ~ぁ、きしょーい、さむーいとか言わない?」
「言わないって! 美貴が見たいんだもん。言うわけないじゃん」
「んー…。でもさぁ~」
「ったく! あーーーもーーーーっ! じれったいなぁぁっ!」
「へ? 美貴ちゃん!?」
急に怒ったと思ったら、自分で薔薇を銜えて……。
「んんっ!??」
ぶちゅって美貴ちゃんの唇があたしの唇に重なって、ようするにキスされて…。
「んっ!」
そのまま床に押し倒された。
ぐって舌でバラの茎を押すから、なんかついついしっかりと銜えちゃった。
離れ際に軽くやさしいキス。
「このまま…食べちゃっていい?」
ゆっくりと少しだけ体を起こした美貴ちゃんはすっごく満足そうに笑ってる。
「どうしようかなぁ」
ちょっとだけじらしたら、真っ赤な薔薇みたいに紅く燃えあがってくれるかな?
ぐって舌でバラの茎を押すから、なんかついついしっかりと銜えちゃった。
離れ際に軽くやさしいキス。
「このまま…食べちゃっていい?」
ゆっくりと少しだけ体を起こした美貴ちゃんはすっごく満足そうに笑ってる。
「どうしようかなぁ」
ちょっとだけじらしたら、真っ赤な薔薇みたいに紅く燃えあがってくれるかな?
くすくすってお互いに笑みが零れて、唇が近づいて…。
真っ赤な薔薇のように艶やかな夜のはじまり。
真っ赤な薔薇のように艶やかな夜のはじまり。
(2006/11/27)